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帆立の呪いと入浴剤の恩恵


その日、南国帰りのほこりが一時間程リーエンベルクに顔を出した。


悪夢がそれなりに晴れたので、エーダリア達はノアに付き添われて外に出ており、事故体質であるネアはお留守番を言い渡されている。

既にリーエンベルクも封鎖を解いているのに、完全に晴れるまで外出禁止というその申し付けを渋い顔で受け止めたネアだが、実は朝食の後で半刻ほどジャングルにおり、解かれたにせよ、夏至祭に殺されるという呪いをかけられたことは秘密である。



「まぁ、ほこりはまた大きくなりましたね!」

「ピッ!」

「ここまで送ってくれたのは、アイザックさんなのですか?」

「ピ」


ほこりの帰還方法は、リーエンベルクの郵便室に鳥籠型の移動ポッドで配達されるという謎のものだったので、ネアは真相を確かめてみた。

しかし雛玉こと、大玉は、厳しく首を振る。

既に人間の子供くらいのサイズになっており、家事妖精も移動ポッドに入ったほこりを、代車で運んできたくらいだ。


「まさか、悪夢明け早々に郵便屋さんが?」

「ピ」

「もしや、アルテアさんでしょうか?」

「ピ」

「…………まさか、自力で帰ってきたのですか?」

「ピ!!」


でっぷりとした丸い雛大玉が、そこで誇らしげに鳴いた。

その成長の早さに感激して、ネアはほこりの頭を撫でてやる。

産まれたばかりの頃はふわふわ一辺倒だったほこりも、今や少しばかり強い羽毛が生え始めたようだ。

ふわふわの中に、つやりとした鳥の羽を感じる。


「すごいですね、ほこり!旅の復路を自力で戻ってこれるのであれば、もはや一人前です!」

「ピッ!」

「ふふ、こんなに大きくなってしまって、あちらは楽しかったのでしょうね」

「ピィ」

「……万国共通のお腹を叩くその仕草、羽が短くてお腹に届いていませんが、さては美味しいものがたくさんあったということですね?」

「ピ!」


そこでほこりは、驚くべき行動に出た。


けぷっと吐き出したのは、帆立の貝殻である。

喉が痛くはなかっただろうかと心配するネアの前で、その貝殻を短い足でぺしぺしと踏み、喜びの舞を繰り広げるので、帆立が美味しかったと言いたいのだろう。


「ほこりは良い食材を選びましたよ!帆立なら割とどこでも手に入りますし、市場で大量に仕入れることも可能です。アルテアさんに頼めば、好きなだけ食べさせて貰えますよ」

「ピギ!」


嬉しい情報を得たほこりは、どすどすと部屋の中を喜びにまかせて徘徊した。

途中で国宝級の宝石を幾つか吐いたので、よほど嬉しかったようだ。


「アルテアさんは食通です。帆立には様々な料理方法もあるので、色々おねだりしてみるといいですよ」

「ピ!」

「良かったですね、ほこり。…………ほこり?!」



ほこりはそこで、顔面からぱたりと倒れて眠ってしまった。

最初ネアは、生物を食べ過ぎて食あたりで死んでしまったらどうしようかと思って焦ったのだが、どうやら次の成長に向けてたくさん眠って力を蓄える時期らしい。

ネアの必死な召喚に応じてその時だけ毛布から顔を出した妖怪にそう教えられ、ネアは成る程と雛玉の成長を噛み締める。

大人になってしまうと早々会えなくなるそうなので寂しいが、早く成鳥になったほこりを見てみたいという欲もある。


毛布妖怪を叱咤激励しながら、眠ってしまったほこりをアルテアのところまで転移させて貰うと、ネアもほうっと息を吐く。



(ジャングルから戻ってきてすぐ、ほこりが運ばれてきたから、まだあまり話せてないけど……)



目の前に鎮座しているのは、毛布妖怪だ。

ネアがアルテアに求婚にも使われる言葉をかけてしまったのがショックだったらしく、立て籠もってから一時間程経っている。


正直、あの熱帯雨林で汗をかいたのでお風呂に行きたいネアは、このまま放置してもいいかなと思い始めていた。


「ディノ、本日は休日とは言え、戻ってきたエーダリア様たちが手を必要とされるかもしれません。熱帯雨林で汗をかいたので、さっとお風呂に行ってきますね!髪を洗うのは我慢するので、すぐに戻りますから」


そう声をかけたところ、もぞりと毛布妖怪が揺れる。

絵面的には完全にホラーだ。


「…………アルテアに求婚して、一人でお風呂に入ろうとしてる」

「お風呂はいつも一人で入っております。そして、アルテアさんに求婚はしておりません」

「……………置いていこうとしてる」

「皆さんが出たばかりの今のうちにしか入れませんからね。ざっと済ませてくるので、十五分程その中に立て籠もっていて下さい」

「ひどい…………」


ネアは、一度毛布妖怪を毛布ごと男前に抱き締めると、ぺっと捨て置き浴室に向かった。


(見回るならまずは一度でぐるりと一周するのかしら。それともダリルさんの報告を聞いてからピンポイントなのかな?)


どちらにせよ、毛布妖怪も心配なので手早く入った方が良さそうだ。



「いかにアルテアさんの結界的な何かがあったとしても、虫とか葉っぱとかも怖いし………」


落ちる際に木々の枝にぶつかっているので、やはり身綺麗にしたい欲が出る。

淑女的情緒を欠いた大雑把さで衣類を脱ぎ捨て、ネアはまずシャワーを手早く浴びた。


(やっぱり、シャワーがあるっていいなぁ…………)


この世界に来たばかりの頃、浴室設備がとても心配だったことを思い出す。

トイレは問題なさそうだと早めにわかったこともあったが、謎の魔術で運営されていたので、シャワーもあるだろうかハラハラして入ったお風呂で、ネアは魔術の発展に感謝することとなった。


この世界のお風呂には、シャワーだけでなく、なんと素敵にのんびり出来る浴槽もついており、前の世界で言うところの高級ホテル並みの生活が保証されていた。

若干、どこにも繋がっていない蛇口の水がどこから来るかわからないという不安はあるものの、ここまで揃っていれば幸せである。

洗濯妖精の魔法のような技術でタオルはいつもふかふかだし、前よりも遥かに充実したお風呂生活を送れていた。


そんなことを考えながら、ネアはざっと汗を流すと、爽やかな香りの入浴剤を投入した浴槽にしゃばんと浸かった。

この浴槽のお湯は魔術で循環が出来るものなので、都度のお湯張りに贅沢という観念もない。

常用される部屋の浴槽には魔術経路があるそうで、好きな時に好きなだけお湯が張られているシステムなのだ。


ただし、入浴剤を入れる場合はそちらの効能の問題もあるので、都度自分達で入れ替えをしている。

ネア達の場合は入浴剤がないとしょげてしまうディノがいるので、交代で好きな香りのものを入れるようにしていた。

しかしながら魔物の好みはご主人様と同じ香りなので、ネアが流行を作るしかないのが実情だった。

前日にネアが使った入浴剤を嬉々としてお湯に放り込んでいる魔物を見ながら、今日は違う香りが良かったと項垂れる日も少なくはない。


(今日は、私が入浴剤を選べる日で良かったな)


ふわりと香り立つのは、香草と柑橘系の香り。

清涼感があって甘さが邪魔にならない良い香りだ。

髪の毛を洗う時間的余裕はなさそうなので、この香りで蒸し上げてどうにか誤魔化そう。


その浴槽の真ん中でふうっと息を吐いていると、ざぶんとお湯が揺れた。


「……………む?」


青みがかった乳白色のお湯がたぷたぷと浴槽の縁に当たり、ネアは眉を顰める。

なぜか、水位が上がったようだ。


「………どうしたのかしら。…………ふぁっ?!」


とすんと、背中に何かがあたった。

びっくりして振り返ってしまったネアは、心停止で浴槽の藻屑になりかけてしまう。



「ディ、ディノ?!」



余談だが、ネアが使っている浴室の浴槽は広い。

与えられた区画の中には二個の浴室があり、とにかく豪奢な貴人用のものと、恐らくその御付きの誰か用の浴室である。

なのでネアは、庶民の心にも優しめの後者の浴室を使っていた。

加えてそちらの浴室は、人外者が使うことを想定しており、羽や尻尾に対応出来るようにとかなり浴槽が広いのだ。

最初は分けていたものの、魔物がこちらに来るようになってしまい、ネアもディノとの共用が嫌ではなくなったので、現在では二人ともそちらを使っていた。


つまり、この浴槽は二人ぐらい余裕で入れる広さである。


「ちょ、………な、なぜ入ってきてしまったのです?!」

「…………ご主人様が置いていった」


背中合わせなので、肌の温度はわかっても、表情は見えない。

二度もそちらに体を向ける危険は冒せないので、声音から表情を想像するしかなかった。


(ふ、ふ、不法浸入!!!)


ぱっと羞恥で頬が熱くなり、ばくばくと鼓動が早まるので息苦しくなってきた。

しかし、ここで倒れたら惨事となるのは目に見えている。

何としても、この魔物を先に出すしかないのだ。


(と、と言うか、ディノは長風呂派………!!)


その事実を思い出しただけで倒れそうだったが、ネアはぐっと堪えて意識を保つ。



「どうやって入ってきたのですか?お、お部屋の浴槽は混浴禁止ですよ?」

「転移出来るからね」

「おのれ、無駄な魔術の使用反対です!」

「それに、一緒にお風呂に入ると色んな話が出来るって、前にネアが話していただろう?」

「それは共同浴場、及び浴室着で一緒に入る大浴場のみです!!」

「大丈夫、君がそう言うと思って浴室着を着ているから」

「そうなのですね、良かった!…………いえ良くないです!私は着ていません!!!」

「私は気にしないから心配しなくていいよ」

「こちらの問題なのだ!」


荒ぶるあまりそちらを見てしまいそうになり、ネアは慌てて固まる。

入浴剤がお湯を濃い乳白色にしていなかったら、この魔物を殺すしかなかったが、幸いまだ事態はそこまで絶望的ではない。

なので、ここで自滅することだけは避けよう。


ネアが自滅する系登場人物がしでかしそうな危機を頭の中で並べ、呼吸を落ち着けている間、ディノは黙ってお湯に浸かっていた。

ふと、その静かさに悄然とした気配を感じとり、ネアはぎりぎりと眉を寄せる。

もしこの行為が、単純にはしゃいでの乱入であれば叱り倒すだけなのだが、どうやらこの魔物は落ち込んでいるらしい。

しょぼくれて尻尾を巻きこんでしまった大型犬と、どこか繊細に傷付いてしまった男性の合わせ技のような雰囲気を纏われてしまうと、こちらも途方に暮れてしまう。


「ディノ、浴室着なしの状態の時に侵入されるのはとても駄目ですが、………そんなに落ち込んでしまいましたか?」

「……………他の魔物に求婚されるのは、………ね」


言葉の合間に小さな沈黙を挟んだので、恐らく不愉快だと言おうとして彼なりに言葉を和らげたのだろう。

そんな心遣いが出来るようになったくせに、求婚ではないけれど求婚にも使われる言葉くらいを受け流せない不器用さが、何やら不憫に思えた。


背中越しに角度が変わり、魔物は少し俯いたようだ。


「ごめんなさい、ディノ。あの時は死なないように保険をかけることに必死で、誘い文句のお作法の問題はまぁいいやと思ってしまったのです」

「………………保険?」

「はい。ディノが、春告げの舞踏会に参加するということには、不死の祝福があると話してくれたでしょう?」

「……………もしかして、来年以降の春告げの舞踏会にも行きたいと言ったのかい?」

「………はい。その祝福を、がっつり自分のものにすべく、些事は排除して申し込んでしまいました」

「…………………成程、そういうことか」

「寧ろ、他のどんな求婚をしたと思ったのでしょう?」

「……………普通に、かな」


ネアは目を瞠った。

普通に求婚とも取れるような言葉を誰かに言ったのだとしたら、それは確かに浮気だろう。

あの会話の流れで、まさかそんな疑惑がかけられていたとは思わなかった。

寧ろ、そう思っていたのなら、よくこの程度の荒ぶり具合で済んだものだ。

そちらの方が驚きである。


「死の呪いをかけられたからといって、アルテアさんに求婚したりはしませんよ!」

「…………君はまた怖い思いをしたのに、傍にいてあげられなかったから、他のものも欲しくなったかと思ったんだ」

「……………ディノ」


そう言われてようやく理解した。

この魔物の今回の立て籠もり事件は、不貞腐れているというよりも、純粋に落ち込んでいたのである。

ご主人様が自分を見限って、他にも目を向けているかもしれないと思いながら置き去りにされるのは、それは怖かっただろう。

咎竜の件がトラウマになっている上に、つい最近怖い思いをさせてはならないと謹慎になったばかりなのだ。


(悪夢の中にいたとき、おかしな怒り方をしていると思ったけど、あれはショックを受けてどう怒ったらいいのかわからなかったのでは……)


平淡な酷薄さが何故かこちらに向いていないような気がしたのは、そういうことだったらしい。


「それに今回は、事前にディノが春告げの舞踏会の効能を教えてくれていたので、怖くはなかったんですよ?」

「殺されるということに、怖さはなかったのかい?」

「先手を打ってしまうとか、心に優しい殺され方を実行する方法もありますし、ディノに相談すればどうにかなりそうな気がしたのです。それよりもまず、死なないことだと思って。でも、呪いは無事にディノが解いてくれましたね」

「…………春告げの舞踏会のことだとは思わなかった」


反芻するようにもう一度静かに呟いたディノに、ネアはお湯に顎先まで沈みながら微笑んだ。

落ち込んで拗ねて、お風呂まで追いかけてきてしまう無防備さが、しょうもない生き物ながらに少し可愛く思えてしまう自分が憎い。


「でも、どうして私から春告げの舞踏会に誘うことが、求婚の代わりになるのでしょうか?」

「もしかして、複数回誘ったのかい?」

「はい。アルテアさんから、ウィリアムさんと縁を深めたせいで、死の呪いを引き寄せたのではないかと言われまして、慌ててこの先ずっとの予約をかけました」

「…………ネア、儀式も兼ねた舞踏会に複数回同じ相手と参加することは、恋人や伴侶であると周囲に知らしめる意味があるんだ」

「……………喜ばしくありません。ディノは、春告げの舞踏会に出れないのでしょうか?」

「季節を司る儀式でもあるから、万象の私が足を踏み入れると、他の季節の要素も入り込んでしまうんだ」

「そういう理由だったのですね…………!」


アルテアの話していた審査というものの意味もそれで噛み砕くことが出来、ネアは頷いた。

ちゃぷりとお湯が音を立て、ふくよかで心安らぐ入浴剤の香りが揺れる。


「それに、ウィリアムが自身で管理出来るもので君を困らせることはないだろう。彼の所為で何かが変わることはないよ」

「………授けた呪いが解ける前に、アルテアさんに奇抜な色の髪染め粉を贈りたい気分です」

「でもネアは、確かにいつも引き寄せてしまうんだ。どうしてだろうね。……それを考えると、確かに春告げの祝福は手に入れておいた方がいい」

「仕方ありません。出来上がったドレスでぎゃふんと言わせておきます」

「婚約期間を果たせば、もう必要ないけれどね。そうなったら、私が約定を破棄しておいてあげるよ」

「そうなのですか?何か変わるのでしょうか?」

「…………今よりもっと、守護が手厚くなるからね」


(今よりもっとって、何だろう………)


今のままでも、かなりの守護だとネアは思っている。

その隙間から散々な目に遭ったとは言え、それは特別過ぎるものの守護を受けるが故の、見合った副作用のようなものだ。

例えるなら、薬の効き目が凄まじいが故に、副作用も人より危険なものが現れる、そんな感じなのだと思う。

そもそも、それなりの守護を得たヴェンツェルですら、素手で狩りは出来ないということなのだから、ネアの守りがかなり恵まれているのは間違いない。


(これ以上ってことは、もっと大きな獲物も狩れるようになるのかしら……)


強欲な人間らしく不埒な想像をしてしまったネアは、たぷんと揺れたお湯に我に返った。

将来の荒稼ぎを夢想している場合ではなく、この事態を解決せねばならないのだ。

そんなネアの心内を見透かしたように、ディノが柔らかな声で言葉を繋ぐ。


「…………ごめん、困らせたね?」

「むぐ、それが分かっているなら、私より先に出て下さいね」

「先に出て欲しいのかい?」

「何の謝罪だったのだ!」

「さっき、ほこりが倒れたときに、困っていただろう?」

「別の問題で現在進行形で困っているので、浴室着を着ていないご主人様をここに一人にして下さい!」

「…………ああそうか、君はこういうのも苦手なのか」

「心不全で死んでしまうので、去るのだ!」


気持ちが落ち着いたらしい魔物の声に男性的なしたたかさが滲んだので、ネアは大慌てで退出命令を出す。

背中合わせで、小さく微笑みを深める気配がした。


「では、続きはまた今度にしよう」

「そうです、今度にして下さい。早く……あ、………」


思わぬ失言にネアは顔面からお湯に倒れたくなったが、そちらを向く勇気はなかった。


「そうだね、また今度に。次は、もう少し練習してからにしようか」



どこかしたりと微笑みを噛み殺したその声の後、背後の気配が消える。

恐る恐る振り返ってみたが、もう浴室の中にディノはいなかった。

浴槽の中から消えて、びしゃびしゃの体で困ったりはしないのだろうか。


「…………今度の為の練習って何なのだ」



心が焼け野原になったネアの声は低い。

いっそもう浴槽の中の藻屑になってもいいような気もしたが、のぼせて倒れたら魔物が回収に来るだけなので、ふらふらと上がって体を軽く流すと、お風呂を出る。


ウィリアムの件では、割と上手く纏まったと安堵していたのだが、最終日にまさかのアルテアに一敗、ディノに一敗である。

砂漠旅行については、ネアも楽しみなので敗戦にはカウントしない。



「…………今度、アルテアさんには報復しておこう」



そう呟いたネアだったが、仇は意外な相手が取ってくれた。



後日、ほこりの要求で大量注文された帆立の中に、帆立を乱獲する者への呪いに満ち溢れた祟りものの帆立が混ざっており、アルテアがその呪いをうっかり貰ってしまったのだそうだ。

出会う者の顔が全て帆立に見える呪いだったらしく、選択の魔物は呪いが解けるまでの二日間を自分の屋敷に立て籠もった。







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[一言] アルテア陰湿な嫌がらせ的な呪い受けすぎ問題
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