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イメージは「狩り」です。 
永遠神剣 第4位
守護神獣とは、永遠神剣を所持する転生体を守護する永遠神剣の象徴たる存在だ。
神獣の姿は神剣使いの深層意識によって決定されるらしい。

閃夜がナナシ(WIKI)から聞いたのは、そんなところだ。


閃夜の神獣は彼の影から浮き上がってきた。
真下から主の股の間からゆっくりと出てきて、そのまま主を背中に乗せる。
深紅の瞳で眼前を見つめる。

その姿は堂々としていて首には、王者ライオンのような白い(たてがみ)が光り輝いていた。


馬のような姿の生物で、額にはユニコーンの様に、一本の角が生えている。体毛を持ち哺乳類のような印象を与えるが、皮膚は鱗状であることが確認できる。


その姿は伝説上の麒麟と同じものだった。

また鱗の色は全体が黒く、その中に白い鱗がありツバサの紋章が描かれていた。
閃夜の着ているマントはライクレアを模しているのだろう。

一本の角は銀色に光輝いていて、刀の刀身のように光り輝いていてその鋭さが伺える。

閃夜の神獣、漆黒の麒麟 『ライクレア』 が姿を現した。 

すでに校舎に向かって走り出していた沙月はライクレアの姿を見て、追いつかれると判断したらしい。
明らかに、速さがある神獣だ。
対抗するために自らの守護神獣を呼び出した。


「来て、ケイロン!」

沙月の神剣、光輝が強い光を一瞬を出した。

虚空から光とともに現れたのは、半人半馬の騎士だった。
白銀の鎧を纏っていて、手にはランスが握られている。

全身の鎧のデザインは中世と言うより、未来的な印象を抱かせる。


「ケイロン足止めよろしく!」
「承知しました。沙月殿」


沙月はケイロンに閃夜の相手をさせ再び走り出した。
閃夜は追おうとはせず、ライクレアも走り出そうとはしていない。


「追わなくてよろしいのですか?」
「騎士の前で逃亡する気はないぞ」


騎士の質問にも閃夜は動じていない。ナナシも同様だ。
言葉は不要と言いたげに、構えを取る。


「神獣のダメージはそのまま神剣のダメージへと繋がります」
「つまり此処であんたの相手をしていても、絶に対してのサポートになるしな」





猛獣やミ二オンを絶と共に駆除してい来た、閃夜は親友の強さを理解していた。
今、自分は絶に適うところは何一つないのだ。
接近戦でも、総合的な強さでも、何よりその意思の強さが違うことを肌で感じていた。


おそらく絶の方が体験して来た苦労も不幸と言われる度合いも違うのだろう。
不謹慎な話だが自分より不幸となっていた人物を見て、自分はこうも前を向いている。

なのに絶一人で這い上がってきたのかもしれない。
そんな絶が自分より近接戦の弱い彼女に負けるとは、とても思わなかったのだ。


「私は神剣『光輝』の神獣、ケンタウス『ケイロン』」

「ギリシャ神話に出てきる、馬に姿を変えたクロノスとピリュラーが交わったことから、半人半馬となったという。神の子の名を与えれた神獣か…」


ケイロンは騎士の礼か少し頭を下げてくる。

「日常でも、主と良くしてくれていた貴方にこの槍を向けるのは本意ではありませんが…」
「なにこっちも全力で行かせてもらう」

閃夜はケイロンの持つランスに対抗するためか、ライクレアに騎乗したままマントの内側に手を伸ばした。


取り出したのは女性の武術であると言われる薙刀だ、数日前に剣道部から失敬してきた物だ。


「影の収納能力か…便利なものですね」
「そりゃどうもだ、こちらも時間を掛けたくないんでね」


沙月の言葉でほとんどの生徒が体育館に入ってはいるが、いつまで持つかわからない、何より早くしないと、ミニオンを送ってきた連中や教師が通報したであろう警察官が来てしまう。


影で強化した糸で隙間なく、足の傷を塞いだ。
マナが働き菌が入り込むことはないだろう。

待っていてくれたケイロンには感謝だ。

閃夜は肺の空気を吐き出し、再び始まる戦闘に集中する。

此処でケイロンを相手にするのも確かにサポートにはなるが、やはりこちらも絶に合流した方が効果的であることもある。


しかし神獣の力は主である神剣使いに比例する、彼の槍の腕はもしかしたら、主である沙月以上かもしれないと閃夜は予想した。

もっともこちらは三人?ましてや勝てない要素もない

手札も残っている

何より自分が劣っているなんて思っていない、ならば------


「第五位『凱闢』の神剣使い、橘高閃夜。」


まだ姿を見せぬ神剣の名に相応しいように-----


「切り開くのみ!」




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