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オリジナル主人公です。ご注意ください。
拙い文章ですが、頑張っていこうと思います。
永遠神剣 第0位

学校の屋上に寝転び空を見る。

普通の青空だ世界中の何処でも、見ることのできる青空だ。
横になっている少年のは楽しそうに、この数日間、この行動を続けている。


雲の流れを変えている風を、自分の肌と青い髪で感じ取った。


今流行の曲を鼻歌で、奏で始めた。その曲は下から聞こえてくる文化祭の準備をしているであろう、生徒達の話し声に掻き消された。それでも気分が削がれることなく、もしろ今にでも口で歌いだしそうだ。

 
「アスファルt----」
「ご機嫌ですね。閃夜」

歌詞を遮られ、顔の横から声が掛けられた。

「そう見えるか、ナナシ」


顔を横に向ければ小さい少女が一人足を崩して、こちらを見ていた。
その少女は明らかに普通の人間とは違った。

その身は両手で捕まえられるほど小さい、18cmほどの小人。
自分の恩人が大切にしている女の子だ。銀色の髪に黒いバンダナのような物でかき上げているのが特徴的だ。


「はい、クリスマスイヴの子供のようでした」

ナナシに言われた、男――閃夜は軽く笑い身体を起こした。ずいぶん長い時間横になっていたのか。首や肩を動かしてほぐす。
一通り体を動かすと、ナナシと顔を合わせることなく再び空を見上げる。


「そんなに楽しみですか?」
「不謹慎だろう」

「否定しないんですね…」
「選んだからな」


ナナシは正直、この数日間、普段より5割増しの閃夜のテンションの高さに、引くよりも呆れていた。
彼のこの選択肢に対する。
良く言えば積極性、悪く言えば子供の無鉄砲さには頭が下がる。


「いいんですか?聞かなくて」
「それが俺のケジメだしな…」

「それに中途半端に覚醒しているだけなのに……」
「お前から見れば合格点なんだろ、心配か?」
「当然です。正直、マスターのことを考えればいっしょに来てほしいくらいですよ…」


第三者から見れば、意味のわからないことを話しながら時間は過ぎていく…




正直、出会ったときから随分と、ナナシは心を開いてくれたと思う。
昔はマスターのことばっかり気にしていた。



それは今も変わらないが、だいぶマシになった方だろう
昔はクリスマスを交えての言葉など言わなかった。


彼女も奴も始めて自分にまともに接してくれた。
自分の異常の答えを教えて、外のことを教えてくれた。この物部学園に入学できたのも奴のおかげだ。


だがナナシに言わせれば一番変わったのは、明らかに閃夜なのだ。
最初に出会った時はマスター以上に、他人と一歩も二歩も引いた距離を頼っていたのに、今では部活の助っ人に出るなど学校に貢献している。


これが反動なのだなとナナシは学んだ。


その後二人は無言のままだった。
強い風が出来て、雲はその形を変え続けている。






やがて感じた、首筋を尖った物で何度も突いたような感覚。
舌が辛い物を食べたときのようにピリピリしている。

ドクッ!

心臓が高鳴り始めていた。


「来た!」
「…………」

先程から見ていた、真っ白い積乱雲には紅い電撃が走っていた。
雷の音が鳴り始め、閃夜の心臓の音と重なり同調して行く。


心音が大きくなっていく、閃夜は自分の異常性を感じていながら、それを全く不快に思っていなかった。


むしろ自分で望んでいる。
もっともっと、鳴り響けと過ぎの瞬間この高鳴りは終わってしまうのだから!


そして一瞬にして太陽は地に落ちた。変わりに天に昇ったのは満月と輝く星たちだった。


青空キャンバスは、黒に塗りつぶされた。








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