隠された物語〜記憶とぞれぞれの関係(4/9)縦書き表示RDF


★四話あらすじ☆
黒い年式の古い外車が米花町商店街の車道付近に停まっていた。
毛利菫、飽彦、灰原哀達が見張っていたところ・・
隠された物語〜記憶とぞれぞれの関係
作:田中麻奈



第一章「毛利菫」第四話「黒のポルシェ356」


第一章「毛利菫」第四話「ポルシェ356と飽彦」

すみれが徒歩で歩いていたところ、米花町べいかちょうの商店街の歩道付近に黒い年式の古い黒い車が停まっていた。
新宿ナンバーで、都内であることがわかる。

その時、すみれはうっすら記憶の中に三宅綾のアルトの落ち着いた声が聞こえる。
今から、十四年前の出来事だった。
黒い年式の古い車、ボンネットの上に初心者マーク、青系統の開襟半袖シャツ、その色のスカート、白いハイソックスにCielの文字刺繍、紳士物の革靴。
それは、彼女が僕に向かって微笑んでいる姿が浮かんだ。
あまりには彼女が愛おしくて、その若い女性を追いかける少年飽彦あきひこの姿があった。
意外と彼女は画家や写真家には、注目の的で毎日のようにチヤホヤされていた。

でも、しかし彼女は姿を消した。

彼女の実家に一度、たずねたことがあるが父親が医療関係者である女性と話していたのだ。
あの女性とは知り合いのようだった。
「彼女は性転換手術をしたいと、言い出していたの。性同一性障害である点が認められているもの。」とその女性は言う。
「娘が子を産む機能だけは、父親であるこの私が温存させてあげたいのだ。」と言う。
「乳房のみ、摘出という形ね・・」と言い切った。
その時、すみれは彼女の声がホルモン剤の影響で声が変わっていく様子があった。
彼女は、表は非常にバストが大きく官能的なイメージとお嬢様な感じが強いのに対し、裏ではオレとか言って、明らかにギャップがあった。
すみれの前ではオレと言っていた。
飽彦あきひこの前では私とか言っていたし、「飽彦あきひこ、お前」とか言っていた気がする。
すみれと飽彦が頭の記憶の中で印象的にそして、愛おしくも感じていた。

その時、灰原哀はいばらあいが・・
「ジンの愛車、ポルシェ356A・・。」と言い放った。
菫と飽彦が「あんな、路上に置いて・・」
「警察が道路通行の邪魔になるって、すぐ撤去しちゃうんだ。」と言うすみれ
その時、黒のトレンチコート、白のハイネック、黒のスラックス、黒の紳士靴という井出達でその姿を現した。
すみれクン、この人、三宅綾に顔がそっくり。」と言う飽彦あきひこ
「もうしかしたら、当の本人かもしれない。」と言うすみれ
菫は、灰原哀はいばらあいに「ジンって、コードネームだよね、本名とか聞いていない?」とたずねる。
「まだ、彼の本名は聞いていないわ・・。」と答える。
「僕、毛利菫もうりすみれってゆうんだけど、顔立ちが元テニスプレイヤーの三宅綾みたけあやによく似ているんだ。」と言う。
その時、吉田歩美よしだあゆみが「あっ、お兄ちゃんだ、望夢のぞむってゆうんだよ。望むってゆう漢字にねぇ、夢ってゆう漢字を書いて、望夢のぞむって読むんだ。」と話す。
「あの緑色の髪の長い子のコードネームがジンロ、この桜色のウェーブした長い髪の毛の子が黄桜らしいんだ。この間来たよ。」と歩美にすみれが話す。
飽彦あきひこが「あの二人の少年の本名は吉田望夢よしだのぞむ、もう一人がレオ・クラウンらしいんだ。」と言う。





続くかどうか分かりませんが、ジンロや黄桜などのナンバーが揃います。
次回をお楽しみに・・











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう