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ここから始まったpart−2
作:魔法戦隊三輪野助



part−2/54☆穏やかと優しさそして,悲しみ


ーーー悠衣は組織のスパイだった。
その真実が今判明された

なぜ彼女はヤツらのスパイなんかになったのだろうか・・・・?
なぜヤツらを探っていく必要があるのだろうか・・・?

彼女が組織の構成員を演じていた・・・?
ちょっと意外な真実だった。


黒の組織のボスだという蘭のことをよく知り尽くしていた悠衣
彼女は怪しげな雰囲気を漂わせていた。
悠衣がつぶやいた意味深な言葉の数々
彼女はなにげに意味深い発言でつぶやいていた。
ーーーそう、彼女はミステリアスな少女
不敵な笑みを見せていて謎だけに包まれたような茶髪の美少女

ーーーまったく謎の彼女の真実がたった今2つ解き明かされた。

これでわかったこと
…ーーそれは……

“悠衣は元組織に所属していた構成員だったこと”
“悠衣は組織の何かを探り入れるためのスパイとして構成員を演じていたこと”
この2つが悠衣のたった一言で解けた。
怒りと(かな)しみが一気にあふれ出て“限界を超えてしまった”ような彼女がそこに立ちすくんでいた。

雷の大きく鳴り響く音は、もう聞こえなくなった。
かすかにむなしく雨の(しずく)が地面へと落ちる音が複雑に響く。
さっきよりも激しく(かな)しい音色で………。

自分のすべてでも話して“限界を超えた”悠衣は、『ふぅ』とひと息ついた。

一瞬、険しい表情になった。
その表情はコナンに殺意を抱いたような恐ろしい表情ーーー
いままでの中で最大限に怒った顔がほんの一瞬だけ目の前で見られた。

怒った表情を覆い隠すようにうつむいて体重をかけていた片足で気付かれないていどに床を軽くたたく。
ーーーその鈍った音は、激しい雨音で消された。
床を叩いたあと、悠衣はうつむいた顔を真っ直ぐに上げる。
彼女は一直線に視線を向ける。
そして,そのまま目線はコナンにへと向ける。
彼女の表情は、もう怒っていなかった・・・。
不思議そうな表情もまったく見られなかった。

なんだか少し微笑んで穏やかな状態だった。
彼女の表情は、懐かしいような表情へと変わり果てた。

さっきの怒った表情は一気に消えて“冷静”と“優しそうな雰囲気”が漂ってくる。
今まで、彼女が見せることがなかった新しい別の顔はこの瞬間に見られた

彼女は一瞬目をとじて一言言う準備をした。
目を見開いてから口を開いた。



「工藤君、久しぶりね………。」
穏やかに笑って小さな声で告げた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
コナンにとって彼女の優しい声は不思議でもまんざらでもなかった・・・。

彼女の本当の笑顔が目にしみるぐらいにうつった。

そこに立ちすくんでいるのが、さっきの怒り狂っていたような不思議な雰囲気を漂わせていた悠衣とはまったく別人のように見える……。

そして,彼女の新しい素顔というものを改めてわかった。
彼女の別の裏の顔にはコナンはもはや何も言えなかった。

言葉がうまいこと出てこなかった。

「今……なんっていったんだ・・・?」
途切れ途切れの言葉になってしまう
彼女からまさかあんな優しくそして穏やかな声が聞こえてくるとは思いもしなかった。



「ーーー久しぶり…………」

その優しい一言は、とても深く印象に残る。
ーーーなんだか自分も彼女のことを知っているみたい

「久しぶりっていっただけよ……。
工藤君のことは前から知っていたのよ…。」

「そ、そんなバカなーーーなぜ、お前のことを……」

(えっ……………………………。)
この瞬間に悠衣のことが頭によぎった。
本当に見覚えのあるような気がした。
悠衣の雰囲気が自分の中のどこかで重なって見えた。

それがなんだったのかまだわからない・・・・
でも何かどっかに見覚えがある

彼女に見覚えがあるのはたしかだった。
でもその記憶はしっかりと思い出せない・・・・
ーーーただ微妙に記憶が,頭によぎってくるだけ……

「工藤君、どうしたのよ・・・?
あなたは私を覚えていないの・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
彼女の発言にたいしてもはや何も言えない。
本当に自分を完全に知り尽くしている彼女に恐ろしさを感じた。

よけいに頭の中でよぎっていた記憶が少しずつ消えていく
途切れ途切れに記憶が蘇ってくる

異様なほどもやがかかる。
うっすらとした記憶が蘇っていない・・・・
彼女の穏やかな表情をおがむたびに記憶を思いだすことが痛々しく感じる。

「そう、覚えていないのね………。」
ショックを受けた表情を作り斜めに顔を向けた悠衣
穏やかな雰囲気は漂わせていたが、その表情には寂しさも混じっていた

コナンには彼女の微妙に揺れ動く気持ちが痛いほど伝わっていた。
本心痛々しい彼女を見るのもつらかった
ーー彼女に新たに言葉をかけること……
その行為は、彼女に苦しさを植え付けてしまいそう怖い・・・・

彼女は組織のスパイ
つまり,蘭に関する情報を有り余るほど持っている
蘭に関する情報や彼女に目的やすべての謎について聞きたい

ーーしかし今の彼女を見ていると何も“言葉”をいうことができない
何か間違ってつぶやいてしまったら“つらさ”や“苦しみ”を植え付けてしまうかも知れない・・・
その恐れがあって彼女に声がかけれない。
ただぼう然と立ち尽くして(かな)しげな雰囲気が漂う彼女を上から見ることしかできなかった。

ほんの一瞬だけまったく違う表情に変わる悠衣
彼女のまばたきもしないうちに変わっていく素顔一つ一つの顔を一瞬たりとも見のがさなかった

彼女の一つ一つの表情は、痛いほど深く印象に残る。
彼女のはかりきれない複雑な感情が痛いほど伝わってくる。

「私もあなたのようになりたかったわ……。」
とつぜん悔やんでいるような悲しんでいるような雰囲気で途切れ途切れに言葉をつぶやく。
自分の今まででも振り返っているような感じだった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
彼女の言っている発言の意味がまったくわからなかった・・・。
ーーただ“何か”に悔やんでいることだけは伝わってきた。
彼女のつらさだけは伝わってくるけど,彼女の心の中で隠されたその真意はまったくわからない・・・

「オレのようになりたかった……ってーーどういうことだ・・・?」

彼女のその発言を聞いたあと上を見上げた。
悔やんでいるのをおさえようとわざと笑いながら………。

「あなたのように、何もなかったようにただ平和に日々を過ごしていきたかったわ。
私はカラスのように真っ黒な組織のスパイなのよ。
いろいろ調べていくうちにかなしい真実ばかりが判明されたのよ。
何も嬉しいことなんて一つもない
笑っていられるときでさえもまったくない。
ただかなしい真実だけしかわからなかった・・・。
その中でも蘭が暗黒化したカラス場みたいな組織のボスだと知ったとき一番悲しかったわ。
彼女は本当に優しい人だから・・・」

語尾が,やや弱々しいような口調になっている。
ーーー蘭のことも前々から知っているような口調

相変わらずなんでも知っているようで不思議な少女

コナンはただ一つ確信した。
ーーそれは、悠衣は悪い人なんかじゃないっていうこと

あんなに悲しそうにそして,つらそうにしている彼女が悪い人のわけがない。

あの彼女の痛々しい表情は本物ーーー
そんなことは、コナンにも伝わってきた。


ひしひしと痛くつたわる彼女の思い
彼女は、“何か”を悔やんでいる

彼女が本気で組織に貢献したわけがない

彼女の真意は、たった一つ
まだその彼女の本当の目的がわからないまま

千の顔を自由に操ることのできる魔女のような少女
彼女は、つらそうな表情、怒ったときの表情、微妙に笑ったときの表情

そして解き明かされた穏やかな表情
さまざまな表情を持つ悠衣


そんな彼女の目的、組織のスパイである理由(わけ)

それにはいろんなエピソードから始まった。





ーーそして,そのエピソードには蘭も深く関係していた。


なんか話はだいぶ延びていますね…。
こりゃあ早くしないとね…
悠衣に詳しく書かないと肝心の蘭についてが書けない!
なんとか評価お願いします
m(_ _)m











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