part−2/52☆何者!?
“
「お前は一体何者なんだ?」
”
工藤邸に響くコナンの声
ーーー彼はもう“工藤新一”のつもりになっていた
コナンが“言葉”を発したと同時に工藤邸の窓ガラスへと“妙な威圧感”がせまってくる
もう止まることなくーーーーーー
激しい輝きが映される光景が見える
暗い部屋の窓ガラスから黄色っぽい光が透き通る
雷が窓ガラス全体に限りなく光らせる
コナンが質問をしたと同時に雷は工藤邸全体に光を浴びさせた
そして、まばたきもしないうちに激しい音を響かせていた
無数の光を発射させて激しい音を鳴り響かせたあとは、むなしく地面へと水滴が落ちるような音を発する
ザァザァとむなしく音が中までに響く。
お互いに雷に一瞬だけ気をとられる
ほんの一瞬だけ両者ともにひるむ。
悠衣は再び自分が追い込まれたような“感”を感じた
自分の謎へとせまってくるようなコナンに対して敵対心を抱く。
ーーー彼の好奇心は、剥き出しになっている
“そう、自分の謎について完全マークされている”
コナンが自分に対してせまってくるときの違和感につねに重視する
彼の好奇心につい恐ろしさを感じる
何を言い出すのかわからないコナンにただひたすら着目する
再び悠衣がせまったような表情へと変化した。
コナンのいう言葉一つ一つに何かがあるとあらためて実感した。
「なぁ、いままで本当に気になっていたんだ……。
あのさ、お前って本当は何者なんだ・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
再びコナンから“自分を怪しんでいる”ような言葉を聞いた。
間違いなく自分の何かを探るような意味深い言葉
自分がいままで保っていた“あやしげな匂い”について暴かれそう
もはや今の彼女に不敵な笑みなど交わす余裕などない
迫りつめた表情でただ自分の秘密を隠しとおすことで精いっぱい
ーーーーいつ痛い言葉を発されるのかが少々不安になる
慎重に自分のことを聞くことに対して“そのコナンのせまった言葉を遮らせよう”ということで頭いっぱいになる。
“自分が何者なのか・・・・・。”
なぜそんなことを彼にいわなければならないのだろうか・・・・・
“ついつい疑念を抱く。”
悠衣は、自分の“何か”をいわれることに対してつらい
「ねぇ、私の正体をあなたに教える必要はあるの・・・・・・・・?」
少々きつめな口調で叫んだ
いちおう、冷静さは装うとしている
隠しとおそうとしているその自分の正体
“なぜそこまで知られたくないような遠まわしな言いぐさでつぶやくんだろうか・・・?”
よけいに彼女に対して疑惑が増えてきた
彼女はよけいに深い謎を増やしていく
ーーーいまだに彼女についての情報はまったくわからないまま
とつぜんのように帝丹高校へ転校してきた彼女
水無伶奈似の本堂瑛祐以来の転校生
しかもちょっとだけ雰囲気があの本堂瑛祐に似ている
アイツの同じぐらい怪しい匂いがただよう彼女
彼女はきっと何か謎があるはずだ・・・・・・・・・
きっと何かの手がかりとなる人物
そこまで隠そうとする“自分の正体”
ーーーー彼女の正体についてますます知りたい
コナンの好奇心はさらに湧いてくる
「なぜそこまで正体を隠そうとするんだ・・・?」
どうしても正体を“知りたい”
その気持ちから欲望にまみれた発言へと変わる
ーー隠しとおそうと必死になる悠衣の化けの皮でもとり剥がしたい
仮面のようにおおわれている本当の彼女の正体を知りたい
“正体を知りたい”の気持ちはだんだん溢れ出てしまう
コナンは、冷静さを欠いてただ目の前に立ちはだかる謎の少女についての謎だけ“解きたい”っていう気持ちでいっぱいになる
(あの女の正体は一体何者なんだ・・・?
なぜ彼女はこんなにも怪しい匂いが漂うんだ・・・・・?)
これから先に残されている不可解な謎のことなどすっかり忘れた状態で目の前に立ちはだかる一つの大きな謎にはかりきれないほどの好奇心を抱く
悠衣から返ってくるたった一つの答は何なんだろうか・・・・?
謎につつまれた彼女に発する言葉一つ一つに着目する
「悪いけど、言えないわ………。
世の中には知らなくてもいいこともあるのよ
あなたはなぜそこまで強引に私の正体をしりたがるかしら・・・?
それのほうがこっちにしてみれば疑問だわ?」
鼻笑いまじりで正面に向かってつぶやく。
そして、片足に重心をかけてもう片方の足で軽く床をたたく。
開いている窓の隙間からわずかな風が吹きわたる
風が少しだけ茶髪の髪がなびく
やけに彼女が気高く見える
謎めいた雰囲気がただようような不思議な彼女に戻った。
悠衣はこれから叫ぶかのようにすぅと息を吸う
「悪いけど、私の正体についてあなたに言えないわ………
世の中には知らなくてもいいこともあるのよ。
なぜそこまで私の正体について知りたがるかしら・・・・・?
そのあなたの言動ははっきりいって解せないわ…。
そこまでして知りたがるあなたに疑問があるわ・・・・・?
なんでかしらねぇ………。
あなたがどんな手を使ってでも私の正体について知りたがるわけが聞きたいわ…。」
彼女は鼻笑いをまじってつぶやく。
片方の足に深く重心をかけてもう片方の足で床をかるくたたく
彼女はその体勢でコナンに視線を向ける
痛々しく感じる彼女のとがったような視線
あらゆる感情を抱く悠衣の謎について余計に知りたくなる
「なぜそこまでお前の正体について気になるのか・・・・・。
それはな探偵だからだよ・・・。
ーー探偵はな不可解な謎すべてに挑戦するんだよ…。
気になったことは絶対に突き止める
それが探偵なんだよ…。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
悠衣は驚いたような半面呆れたような顔になる
床をたたいていた片足でさっきよりも強くたたく。
そして、床を叩きながら上の天井を見る。
ちょっとした仕草をして“内心”いろいろと深く考える。
(なんで探偵はそこまで人の粗を探るのが好きなんだろうか・・・・・?
そこまでしてなぜすべてを探り得れようとするの・・・?
やっぱり解せないわね…)
いったん心の内でいろいろと考えたあと、深く溜め息をつく
そのあと瞬時に再びコナンにむかってきつく視線を向ける。
コナン自身その痛々しい視線について実感する
悠衣と同じく深く考え込む
あの痛々しい視線を一直線に着目する
ーーー彼女の痛々しく感じるきつい視線
“しかし感じ取れるのはキツい視線だけじゃない………。”
どこかさびしげな雰囲気も彼女から漂ってくる。
“さびしげな雰囲気”
その正体はまったくわからないけど、なんだか知っているかもしれない・・・
やけに風情を感じる。
彼女のあの怪しげな匂い
ーー何かを意味してような気がする。
そして、“何か”と重なって見える
決して気のせいではない
コナン自身実際に感じたような気がする。
この気配は昨夜の謎の人物とはちがう。
昨日の影にひそむ怪しい人物とはまったくちがう気配を感じる。
今感じた重なった“何か”と昨日感じた何かはその“気配自体”がまったくちがう
ーーー昨日と今日のそれぞれちがう気配を感じる
それぞれの気配は同一人物のものではない
ただ“空気的”にそれだけはよみとった
今こうしてここに立ちはだかるのはすべて蘭が組織のボスだという真実から始まった。
そして、何らかの謎が余計に深まっている
“謎はなかなか解けない”
そう、それどころか謎は謎をよぶように深まっていく
昨日の人物といい悠衣といいまったく正体が不明な人物
黒の組織との最終決戦
ーーーそれは蘭との最終決戦
それまでには数々の経路を歩まなければならない・・・・
まったく謎が解けていないこの状況
数々の経路を乗り越えることがほど遠い
まだ“何か”が残っている
その“何か”すべてが解った(わかった)ときそれは蘭との最終決戦
ーーーこの今の状況は最終決戦までに近づく第一歩
最初はここに立ちはだかる茶髪の悠衣から始まった・・・。
お互いに一瞬たりとも見逃さない張り詰めた状況
1分1秒でさえまばたきできない
そう、彼らは今そんな追い込まれた状況におかれた
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