part−2/49☆変化なる美少女
不敵な笑みを交わす悠衣
なんのためにわざわざ怪しい感じを匂わせるかはわからない
ーーーしかしその裏には重大な何かが隠されている
なんでも知ってそうな彼女にたいして今、このときいう言葉は一つもない。
いいたい言葉がまったく表に出てこない
いいたい言葉は威圧感のせいで封じられてしまう・・・・・
蘭と園子は悠衣の“重々しい発言”に注目する
彼女はまた“意味深な発言”を告げた。
ーーーーなぜ、日々時を経ていくことと同時に悠衣に異変を感じるのだろうか・・・・?
余計に悠衣が謎めいて見える
ーーーーその言動すべてが限りない怪しさを匂わせる
これから悠衣のところに(待ち合わせ場所)に行くのか・・・?
それとも今悠衣が告げた発言を無視するのか・・・?
どちらにすればいいのだろうか・・・
ーーーどちらを選べば正解なんだろうか・・・
正しいと思える答はどっちなんだろうか・・・?
コナンの中で密かに葛藤が繰り返される
待ち合わせ場所に待ち伏せして罠にでもかけるのかもしれない
待ち合わせ場所では悠衣の罠が仕掛けてあるのかもしれない
ーーーしかし待ち合わせ場所に行かなければ悠衣のいいたいこと・伝えたいことがわからない
たとえ罠だとしても何か“重要な真実”が隠されているかもしれない
それに彼女が最後にボソッとつぶやいた言葉に恐ろしいほどの違和感を感じる。
最後の言葉が一番印象強く深いほど記憶に残る
頭の中では、印象深くて引っかかる
釘をグサッと刺されるように痛い言葉には予想はしなかった。
『Cool gel・・・?』
見た目小学一年生にしか見えないコナンを前にして云う発言とは思えない
たしかに小学一年生にしては、あの頭脳は絶対に有り得ない
頭脳的にいう小学生とは普通に思えない
ーーー行動範囲でいうと同じことがいえる
あれほどまで挙動不審な小学一年生も普通はいないと思う
誰がどうみても違和感を感じるだろう・・・
おかしいと思うだろう・・・
『本当に小学生なのか??』と疑いたい気持ちも分からなくはない
ーーー分かっている
それ(小学生らしくない)は、自分が一番自覚していることだから・・・
だからといって彼女の態度が何もかも“すべて”を分かっているような気がして思わず躊躇って(ためらって)しまう
自分の行動が小学生にしてはあまりにもかけ離れているからなんとなく怪しまれる可能性も高い
単純にコナンに『Coolgey・・・?』だなんて言葉をいう理由は“そこ”にある
でもこの言葉に関しては深く考えて込んでしまう・・・・。
とりあえず今、この場だけでも逃れたい…。
この重苦しい空気はとてもじゃないけど耐えれない
いったんこの場から探偵事務所に“帰りたい”って気持ちでいっぱいになる
ーーなんとかこの重苦しい場から去りたい
彼女が蘭や園子の前でこれ以上意味深な発言をされると2人からの視線が痛くてしょうがない
それに蘭たちに何か追及されるのも堪らないから・・・・・・
なんとかごまかしてこの場を去る方法はないだろうかと思い周りを見渡す。
辺りは雷雨がちかづいて曇った天候
いつ雷がおとされるのかわからない
この瞬間コナンの頭の中には“雷が鳴りそう”だともいっておいてごまかし“帰ろう”といって帰るっていう計算がたてられていた
コナンは、さっそく“雷がなりそう”っていうことをいおうとした。
まだ痛々しい視線を感じる。
再度自分が怪しまれていないかの確認をとって慎重に2人に話しかける準備をした。
ーーうまいこと怪しまれない方法が思いつかない
怪しまれないような口調になるように一呼吸を整える。
「あ、あのさ蘭ねえちゃん,園子ねえちゃん・・・・。」
かすかに途切れの入った声
少し迷いがあるような声になっている
「何・・・?コナン君・・・・・。」
いつもの面に表れている蘭の優しい声
まさかこの声の主が冷酷な黒と云われる組織のボスだとは想像もつかないだろう・・・
「あのさ、雷がなりそうで雨が降るかもしれないからもう家に帰ろう!!」
無邪気な子供みたいな口調になる
それはちょっと不自然な感じがする。
苦笑いにしかなっていない不自然な言葉
なんとか蘭や園子にはこのあとの話を聞かれたくない
悠衣の存在のせいで痛い視線を浴びるのは嫌だから・・・
この周りで集団を作っている蘭たちはここからたった一歩踏み出すことを躊躇う(ためらう)。
一歩踏み出せばここから何が起こるのかがわからないから・・・
ほんの一歩踏み出すだけでも“何か”が変化するような気がする
ーーー悠衣の言動や行動に関しては慎重に図らなければならない
一つでも見逃してしまうと“何かの仕草”を見逃してしまうかもしれない
本当は何も起きていない今のこの現象ですら“何か”を意味する重要な“キーワード”が隠されているのかもしれない
その“キーワード”は悠衣に関する手がかりが残されているともいえる
気づかない今、悠衣の真意が表れているのかもしれない
ーーーーー一歩踏み出すこと
それは、少しずつ次の道へと歩むこと
ここで一歩歩み始めるとそこで何か変動が起こってしまうかもしれない
たかだか下校の帰りに適当な会話を交わし、そのまま家へ直行で帰るにしろそのときに“何か”が変化している・・・
今のほんのちょっとの時間でも悠衣が少しずつ変わっている可能性も充分ある
ーー例えどんな些細な仕草でも変化は伴っているはず
彼女にとって微妙な距離感を感じるこの環境に入り込んだ今、何の変化もないのは有り得ない
日々の積み重ねでますます悠衣は怪しい雰囲気を匂わす
昨日よりも今日の方が何かがあると匂わしている
ーーーー悠衣の変化の正体を知ってみたいーーーーーー
そう思うと足が先の道へと歩むことを拒む
悠衣に関してまた新たな変化を伴うことで余計に焦りだしてしまう
一つ一つの行動に着目しすぎてすべての行動を見逃せなくなるこの状況
ーーーーたった一歩歩み出すことで“何か”を見逃してしまう気がする。
ついつい足が無意識のうちにすくんでしまう
「ねぇ、蘭ねえちゃん,園子ねえちゃん…ーーどうしたの・・・?」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」
蘭と園子両者同時に無邪気な声にたいして異様な反応をする
まばたきもせず慎重に重要な点を見つけようとしているときに声をかけられて気持ちが一気に不安定になる。
こんな張りつめた状態で“声”などかけてほしくなかった。
ただでさえ誰かに声などかけられたくないのにいかにもウソっぽい子供の声で話しかけられたくない
そんな偽りっぽい声を聞くことは、辛い
周りの空気はさらに冷たさを増す
「ねぇ、蘭ーーとりあえずここはやっぱり先に家に帰ろ!!」
園子は、少々苦笑いを入れながら話しかける。
「うん、じゃあ帰ろう!!園子」
園子と会話しながらもコナンと悠衣から目を離さない
一曲線超えた怒りに近い瞳で2人を見る。
(悠衣、一体あなた新一に何をいうつもりなの・・・?
ひょっとしたら悠衣も新一の存在を知っているかもしれないわね・・・・
悠衣、あなたまさか…………。)
蘭の疑惑が深まる。
蘭は厳しい瞳で何かを考え出す。
「蘭、どうしたの・・・?早くしないと行くわよ。」
何気ないように蘭に声をかける。
ーーー蘭や悠衣にたいする疑惑を抱いていることを面に出さないようにしている
そして普通の下校らしく適当に会話を交わして誤魔化す
園子の他に蘭も密かに気になっていた。
“悠衣がコナンにどんなことを告げるのだろうか・・・”
コナンが例の待ち合わせ場所へ行くことを少し楽しみに待っていた。
ーーー悠衣について知るためにこのままついていこうかどうかと悩んでしまう。
コナンに告げなければならないこと、そして悠衣の意味深な一言2人は“それ”について注目を注いだ。
そしてコナンはちょっとした悠衣の言葉に着目して、次なる言葉までに好奇心を抱いた。 |