part−2/10☆影
ガラスがパリーンと割れた。
とても大きな音が響いた。
派手にガラスの破片が落ちている。
オレは危険だから身をひそめながら、
ガラスの破片を調べる。
それを見てわかったことは、
黒い痕跡が残っていた。
微妙に小さな穴が開いていた。
オレがまばたきしている間に
例のものはまた近づいてくる・・・
遠くからだけどかすれた音が聞こえる。
それはかわいた音
一瞬だけ、響きわたる。
連続で聞こえる。
まるで花火のような一瞬だけ派手な音を出す。
火花のような光がかすかに見える・・・
オレは火花の光に追われる・・・
その光は次から次へと別の位置からオレをねらう。
光は拳銃で撃つときに放たれる火花
しかしオレをねらう者の正体はわからない・・・
ただ感じたことのある強い気配
オレをねらう者は影のような存在
正体がまったくわからないが
オレは影のことを知っている・・・
何かを感じた。
オレはしばらくベッドの下に潜り込んでいる。
次から次へと拳銃で撃ってオレをねらう影
影の目的はわからない
考えられるのは、
オレは目的に利用されている・・・。
もしくは自分の目的にオレがいると都合が悪いから・・・
おそらくオレをねらう理由そんなところだろう・・・
影がオレをねらう理由はわからねぇけど
こいつはかなりあなどれない。
正体もわからないし、
性別すらわからない・・・
謎に包まれた拳銃を撃ち続ける者は
妙な笑みを浮かばせる・・・
ベッドの下なら撃ってこないと安心した。
しかし予想外なことに
下の角度に撃たれた・・・
オレは一瞬あっけにとらえたような顔をしていた……。
間一髪で光からよけた。
床にしっかりと焦げたような痕跡がついた。
黒い痕跡が染み付いた。
オレはこれ以上自分の部屋にいることで危険を感じた。
速いスピードで自分の部屋から出た。
なんとか廊下に逃げた。
しかしほっと一息ついている間にも
拳銃を撃ち続ける。
魔法のように火花の一本線は
オレの目の前で部屋のドアを突き抜けた。
オレはとんでもなく驚いた・・・
遠距離から撃って窓ガラスを粉々に割ってあとも
火薬の一本線は
部屋のドアを突き抜けるのだから・・・
ありえない・・・
火薬の一本線が廊下までつながるワケがない。
でも一本線はつながって部屋のドアをぶち破っている。
大きな穴の開いた部屋のドア
ドアに穴が開いているのを見るたびに
あっけにとらえ口をポカーンと開けている。
あっけにとらえたオレは一瞬我を忘れていた。
思い出すとすぐにダッシュで探偵事務所を出ていった。
外に出た。
外は白銀の世界
そこは一面に雪が積もっている。
雪はきれい・・・
今自分が、影の存在に狙われていることも
わすれるような気持ちになる・・・
しかし汚れている火薬の一本線が垂直に
撃たれていく・・・
火薬のせいで雪は徐々に汚れていく。
オレは走りにくい雪の上を必死に走り続ける。
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