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その女にご用心!
作:ネガティブダイスケ



第26話 エンジェルドライブ編 似合わないセリフ


「ケイスケ!ザコの相手頼んだぞ!おれはこいつをやる!」
「おまえもかよ!やられちまえ!」ケイスケが返事をかえす。

「おまえら、手出すなよ。こいつとはサシでやる。」ナイフ使いが男たちに告げる。

「テメーはそう言うと思ったぜ。その左腕、アツシにやられたんだろ?ハンデをくれてやろう…」
ヒュッ!
ナイフ使いのナイフがトシヤのわき腹を突こうとしたが、トシヤはかわす。

「かって!ほんとに危ない野郎だな!でも前より動きが悪くなったんじゃねーか?」さらに挑発するトシヤ。
「テメーはよっぽど死にたいらしいな!殺してやる!」完全にキレたナイフ使い。

ナイフ使いはナイフを下に構えた。
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!
そのナイフの動きのキレは尋常ではなかった。

トシヤは前と同じく後ろに下がりかわす。
「ヒャハハハ!でかい口を叩いてた割には、前と同じじゃねーか!死ね!死ね!死ね!」

ナイフ使いがナイフを繰り出す瞬間、トシヤはその動きに合わせて一気に間合いを詰めた。
バシッ!
トシヤはナイフ使いの右の手首を掴んだ。
「残念。その技を何度も見せたのは失敗だったな。」

トシヤはナイフ使いの手首を掴んでいる手に力を入れる。
ミシッ!ミシミシッ!

「ぎゃあ!痛い!やめろ!離せ!」ナイフを落とすナイフ使い。
ボキキッ!
トシヤはそのままナイフ使いの手首を折った。

「痛い!痛いよー!もう許してくれ!たっ!助けて!」すがるような目でトシヤを見るナイフ使い。
「お前は自分が言ったセリフを聞いて助けてやったことがあるのか?」トシヤは拳を上げる。
「ひーー!ゆっ!許してくれ!」

カシャン!
「なーんてな!死ねー!」
ナイフ使いは左手にナイフを仕込んでいた。

「遅い!」トシヤは叫ぶ。
ドズムッ!
仕込みナイフよりトシヤの拳の方が一瞬速かった。トシヤの拳がナイフ使いのボディにめりこんだ。
「グエッ!」ナイフ使いは失神した。

「ケッ!バレバレなんだよ。テメーみたいな奴がそんなセリフ吐くわけがねー。」トシヤはナイフ使いを見下ろして言う。


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