ボクのイバショ(3/7)縦書き表示RDF


今回は短めです。すみませんでしたー!

ボクのイバショ
作:Y・H



第1話 入学式は面白くなくて良いから平和で過ごしたい




昨日、部屋に戻ってからは外には出ず考え事をしていた。

昨日なぜ自分が助かったのか、あの温かな光は何か…考えてもキリがなく分からない。

(もしかして、僕ってエスパーだったりしてー?…何考えてるんだろ、僕…)

「これじゃ、イタイ人じゃないか…僕」

「や、八神さん、どこかお体の具合が悪いのですか?」

「ちょっとね…変な人の仲間になっちゃうかも」

「八神さん!気をたしかに持ってください!わ、私が…なんとかしてみせますから!!!」

「ありがとう…グスッ」

「いえ…八神さんのためなら……」

そこで気付く、僕は誰と喋っているのだろう?と。

恐る恐る声のした方向に顔を向けてみると・・・

「うひゃあ!?さ、佐藤さん!?」

「は、はい!」

僕の斜め後ろには顔を真っ赤にさせた佐藤さんが立っていた。

ここは寮から少し離れたところの道路である。なぜここにいるかというと、今日は風華学園の入学式。それで今は登校中?なのだ。

風華学園では基本的に私服ではなく制服である。寮ではジャージでいる事が出来た。でも学校では、そんなことは出来ない。つまり僕は今、ブレザーにスカートという女装した状態。

これまた着替えが大変だったんだ・・・








朝、起きたら亜耶さんが僕の部屋に来た。嫌な予感がしたから抵抗して鍵を開けなかったんだ。そしたら、何したと思う?神風特攻と同じくらいな事したんだよ!?扉を鍵事吹っ飛ばして侵入したと思ったら「おはよう、優ちゃん♪」なんだよ!?おかしくない!?これが普通の日常だと思う人がいたら絶対、病院に行く事を薦めるよ!!!
そんなこんなで散々な朝を迎えた僕はゲンナリ。そんな僕を亜耶さんは無理矢理、拉致?して変な部屋に連れて行き気が付いたら女装した僕の誕生さ。とうぜん僕はその後抵抗してみたよ。でも…亜耶さんには無駄だった…「かわいいーーー♪」と何回も言いながら帰っていったよ………僕は頑張ったんだよ…?










おっと、そろそろ話しを戻そう。

僕の目の前には佐藤さんが「頑張ります!」って小さく呟きながらガッツポーズしている。

「……とりあえず行こうか…」

突っ込む気力もなくなり、足早に学校を目指す僕であった…

















「なんか、みんなこっち見てない?」

学園に近づくにつれ、入学式に出席するであろう真新しい制服に身を包んだ生徒が増えてきた。のは、良いんだが何故か凄く見られている気がする。

(気のせいだよね…)














僕は今体育館の真ん中くらいのパイプ椅子に座っている。それでステージには、スーツ姿の亜耶さんがいて新入生に対して歓迎の言葉みたいなのを喋っている。でも僕は、そんなの聞いていない。度重なる気疲れと緊張で疲れている僕は睡魔と戦うので必死である。

「…ですから、皆さん素晴らしい学園生活を送っていきましょう。………しかし、入学式からハメを外し過ぎるのはいけませんよ?1年 3組 八神優……そんな事だと後でお仕置きしちゃうぞー♪優ちゃん?」

僕は一瞬にして睡魔に圧勝し、脳をフル活用して状況を把握しようとした。が、理解したくない、と脳や体が拒否反応を起こしてしまう。

(これは、きっと悪い夢だ………そうに違いない。てゆうか、さっきまでのシリアスな雰囲気はどうなったの!?夢だからって、はしゃいじゃダメだよ!!あーー!もう早く起きてくれ僕!)

現実逃避気味の僕は一応確認のため頬っぺたをつねってみる。

(痛い…)

これが現実だと理解し、周りを見渡す。学園長の突然の発言でキョロキョロとしている者や友達と話している者がいる。

(どうやらみんな気がついていないみたいだ…。でも、用心して他人のフリをしておいた方が良さそうだな…)

「優ちゃーん!無視しないでよー?」

僕は無関心を装うことにした。そして亜耶さんの方をチラッと顔を上げ見てみる。が、僕はその顔を見た瞬間嫌な予感を感じた。

「無視するなんて酷いなぁ…。最近まで一緒にお風呂で背中流しっことか、一緒の布団で寝た仲なのにー…それから…」

「わぁーーーーーーーーーーーー!!!何言ってるんですか!?確かに一緒にお風呂とか入ったり布団で寝たりしましたよ?でもそれは随分前のことでしょう…!………はっ!!?」

気付くが遅い。周りを見渡すと、みんなの視線は僕の方へ…。

(しまった…!)

その時の亜耶さんの顔は、悪戯っ子の笑顔だった。そして笑顔のまま…

「この子が、優ちゃんでーーーす♪」

そう言った。

その時の僕の心境は死刑判決がくだされた死刑囚そのものだ。

顔から血の気が引いていくのが分かる。

そしてみんな口々に「あの子が…」とか「朝の…」とか「優「ちゃーん!」!」とか、聞き覚えのある声まで聞こえてくる。

(もう僕の普通で平和な日常ってないのかな…)

そんなこんなで僕の日常は幕を閉じ、非日常というなの学園生活が幕を開けた。


えーと、すぐに次もアップすると思うんで楽しみにしててくださいねーw






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