ボクのイバショ(2/7)縦書き表示RDF


まだまだ未熟なもんで文がまとまらず長々となってしまいました(汗)
ボクのイバショ
作:Y・H



第0.5話 ともだち!?


部屋に着き、一息つく。

「はぁ…」

(さっきは大変だったなぁ…。遅刻しちゃうしバナナ踏んじゃうし…ベタだよなぁ……。)

「まあ、いっか。お風呂に入って忘れようー」

この寮には大浴場の他に各部屋専用のお風呂が付いている。洗面所やトイレも備え付けられているので、女の子にバッタリあうという危険は起きなくて安心出来る。

(でも、大浴場に入ってみたいなぁ…)

そう考えながら脱衣所に入っていった。



30分後、お風呂から上がりパジャマに着替え、ベットへ倒れるように横になった。
すぐに眠気が襲ってくる。

(今日は色々あったからなぁ…明日はどうなるのかな…?)

そう考えてから瞼を閉じ、夢の世界に身をゆだねる。

そのとき廊下が騒がしかったが、気にせず意識を手放した。










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昨日の事と一ヶ月前の事を思い出したらまた溜め息が出てきた。

「はぁ…」


時計を見るともうすぐ朝食の時間になるので急いで身支度して食堂に向かった。









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食堂に着くと、みんな話しに華を咲かせ賑やかだった。が、僕が食堂に来たのに気が付くと静まり返ってしまった。

(なんかみんなこっち見てるよ…。やっぱり昨日のが駄目だったのかな…?)

そう考えていると、黒髪で髪型がショートの活発そうな女の子が近づいて来た。

(なんかヤバそう…。もしかしてバレちゃった?明日から学校なのに……ってか、バレない方が無理だって!!)

「あたしの名前は、『加藤 奈津実かとう なつみ』ヨロシクね?」

そう言って手を突きだし、握手を求めてくる。

「え…?よ、よろしく…」

状況を理解出来ずにいたが、握手をしないと失礼な気がしたので一応握手をしてみた。

適当な席を見つけ椅子に座る。すると、正面の席に加藤さんが座る。

「改めてヨロシクね?八神さん」

そう言って加藤さんは、頭を軽く下げる。慌てて僕も頭を下げた。

「こ、コチラこそ、加藤さん」

「堅苦しいから、奈津実で良いよ」

「えっ…じゃ、僕も優で良いよ」

「うん♪…ふぅーん、やっぱり思った通りね」

「な、何が思った通りなの?」

(やっぱりバレたかぁー!?)

「可愛いって思っただけよ」

「へっ…?」

(可愛いって……………………………………………僕がぁーー!?)

理解した瞬間、顔が熱くなるのが分かる。

「ぼぼぼぼくは、か、可愛くないよ…?」

(冷静に…冷静冷静冷静冷静冷静・・・・)

「えいっ!」

「うひゃあ!?」

冷静になろうとしていたボクに向かって誰かが掛け声と共に後ろから抱き付いてきた。

「うーん…良い匂い。それに柔らかくて抱き心地も最高ー♪」

「あ、あのー…?」

(この子は、いったいなんなんだ!?)

「なぁーにぃー?」

「そ、そろそろ放して貰えませんか…?」

(せ、背中に…何か当たってるよー!?  あれっ…なんか頭がフラフラしてきた……)

意識が遠退きそうになっていると、フッと身体が軽くなる。

「舞!いきなり抱き付くのは失礼でしょ!?」

どうやら、奈津実さんがこの舞という子を引き離してくれたようだ。

「だってぇー」

「だってじゃない!!」

(奈津実さんって良い人だなぁ…)

「あたしも優に抱き付きたいんだから!!」

(前言撤回、どうやらこの人も僕にとっては危ない人のようだ…)

「しょうがないじゃん。可愛かったんだもん」

「確かに優は可愛いけど、だからっていきなりはないでしょ!」

「だってぇー」

「だってじゃない!」

(ここは、逃げるが勝ちだ…)

そう思い、そろりそろりと食堂から抜け出す。














「ふぅ…」

食堂から無事抜け出す事に成功し、一息ついた。

「あのぅ…」

「うわぁーーー!?」

周りに人がいないと思っていたので急に後ろから声を掛けられおもいっきり驚いてしまう。

「驚かせて、すみません!」

僕に話しかけて来たのは、小柄でとても可愛らしい少女だった。その少女が今、僕の目の前で物凄い勢いで頭を下げながら謝っている。

「すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!」

「あ、あの…別に気にしてないから大丈夫だよ」

コチラから何か言ってあげないと永遠と謝られそうなので、話しかけてみた。

「ところで僕に何か用ですか?」

そう言うと少女は謝るのを止め、顔をコチラに向けて見つめてくる。なぜか少女は顔を少し赤くしてから、口を開いた。

「わ、私の名前は『佐藤 さとう あおい』って、い、言います…」

「あっ、僕の名前は八神優です」

自己紹介をされたので慌てて僕も自己紹介してみる。

「し、知ってます…」

言って更に顔を赤くする佐藤さん。

「もしかして、昨日の見た…?」

そう聞くと佐藤さんは、コクンと頷く。

「はぁ…僕の第一印象最悪だぁ……」

(どうしよう…変な噂流れたら…。『遅刻バナナ男』なんてあだ名とか付いたら嫌だぁ…。でも、今は女の子か…)

「そ、そんな事ないです!八神さんは、とても素晴らしいです!」

いきなり褒められた僕は少しの間、声が出なかった。

「あ、ありがと。佐藤さん」

無理矢理、声を出しお礼を言うと佐藤さんは俯いてしまった。
なぜ俯いてしまったか分からないから顔を覗き込んで見る。佐藤さんと僕の身長はあまり差がない(自分では、かなりショックだったりする)ので覗き込むのは案外楽だった。

「!?」

すると、佐藤さんは顔がボンッ!と音を発ててしまいそうなくらい真っ赤にして走り去ってしまった。

「なんだったんだろ…?」

佐藤さんが走り去ったのを唖然と見送った後、僕の呟きだけが響いていた・・・









それから何もする事がなかったから寮の中を探検する事にした。のだが・・・

「物凄く誰かに見られてる気がする…」

周りを確認しても人影が見あたらない。

「気のせいかな…?」



それから少し探検をしたが、広過ぎて迷子になりかねないので来た道を戻り部屋に戻った。

寮生のほとんどの人に見られているのを知らずに・・・







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「なんか騒がしいような……」

部屋に無事着いたのは良かったのだが急に廊下が騒がしくなった。確かめようと扉を開けて見たが辺りは静まり返り人影がない。

(気のせいかなぁ…)

扉を閉め、少したつとまた騒がしくなった。が、扉を開け確認するが誰もいない。

(よーし!こうなったら!!)

扉を閉めると案の定騒がしくなる。
自分の気配を消し(静かにしてるだけ)扉に耳をつけ、聞き耳をたててみる。


「八神さんの部屋……」

「入ってみたいなぁーーー!」

「きゃーーどうしよう!?」

など色々聞こえる。

(僕に何か用なのかな?)

考え込んでいると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「ここが優の部屋………ふふふ…」

「優ちゃんの部屋かぁ…キャー♪」

(やばい。やばいやばいやばい!あの人達を部屋に入れたら…)

想像してみる。会って間もないが何故かあの二人を部屋に入れたら自分にとって危険だと脳は警告してくる。

(居留守してれば、問題ないよね…)

その考えは甘かった。

なんと鍵を掛けていたはずの扉が開き奈津実さんとさっき僕に抱き付いてきた舞という人が入ってきた。その手には折り曲げられた針金2本がある。

「………」

(これって犯罪じゃないんですかぁーーーーーーーーーー!?)

「優会いたかったぁーーーー!!!」

「優ちゃーーーーん!!!」

そう言って手を広げコチラに走ってくる。

(僕は、どうすれば良いんだぁーーーーーーーーーーーー!?)

泣きそうになっていると頭の中に手助けとも呼べる選択肢が思い浮かぶ。


1、扉から逃げる

2、ルーラを使って逃げる

3、なにがあっても逃げる

4、自害


(なに!?最後の!?諦めろってことなのーーー!?)

こうしているうちにもタイムリミットは刻一刻と迫ってくる。

(落ち着け、僕。まず2と4はないな。ルーラって…ドラ○エじゃないんだからさ……。ここは1だ!!!)

そこで止まる。

(どうやって?)

出口となる扉に近づくにはあの二人をどうにかしなければならない。

(それは絶対無理だぁーーー!だって二人の体から変なオーラみたいなの出てるんだもん!!!僕にはあの二人を止めるなんて出来そうにないんだよぉーーー!)

ここで選択肢が一つに絞られる. . .『何があっても逃げる』それは、どんな事をしてでも…という人間がピンチになると使うような手段である。

周りを見渡す。
扉からの脱出は不可能。そこで逃げる道は…

「窓だ!」

言い駆け出す。
窓を開け放ち縁に足を掛け身を投げ出す。そこでふと気付く。

(ここって2階だよね…?)

「うわぁーーーー!!!?」

「優!?」

「優ちゃん!?」

上から声が聞こえたが、もう何がなんだか分からない。
人は死ぬ直前に過去の思い出が走馬灯のように見えると言うが僕が見たのは1つの光。その光は、せつなくだが優しく全てを包み込んでくれそうな温かな光だった。







気が付くと僕は地面に直立に立っていた。

「あれ…?」

(僕って死んだはずだよな……?)

少なからず自分ではそうなっているはずだが、今は両足で地面に立っている。
そこでバタバタと何かが近づいてくるような音が聞こえてきた。それは僕の近くまでくるといきなり抱き付いてくる。

「優〜〜!大丈夫なの?怪我とかしてない?あたし、優に何かあったら…グスッ」

「優ちゃ〜〜〜〜ん!」

二人は背中から抱き付いていて泣いていた。

「僕は大丈夫だから」

出来るだけ優しく安心させるように語り掛ける。
ところが内心では…

(わぁーーーー!?どうしよう!?ぼ、僕また抱き付かれてるよーーーーー!?)



そのあとなんとか二人を宥めて逃げるように部屋に戻った。


ボクバショを読んでいただきありがとうございましたぁw
更新が遅くなりすみませんでした(汗)実は作者(自分)が風邪を引いてしまいましてね。学生なんですけど風邪という名の怪物と戦っているわけなんですよ(笑)でも授業中などにも更新出来るよう頑張りたいと思いますw






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