ある誘拐事件をきっかけに暴かれる、社会の闇や家族の崩壊を描く長編サスペンス。閑静な東京郊外の住宅街に誘拐事件が発生した。被害者は有名私立小学校六年生の男子児童。バベルと名乗る犯人は、誘拐予告や自らの特徴を警察に伝える。更に、不審な学校関係者や住民の行動が目立ち始め、事件は想像のできない展開へ転がってゆく。真犯人、バベルは一体誰なのか。家族崩壊、麻薬蔓延、売春、イジメ、学級崩壊、引きこもり・・・・掘れば出てくる闇に、人々、家族はどう向き合ってゆくのか。果たして、事件の真相は。言葉が通じない・・・気持ちが伝わらない。そんな些細な感情が、取り返しのつかない衝撃のラストを呼び起こす。
|
N2260E
|
14813文字(約30分)
|
通常小説[連載中作品(全8部分)]
|
▽お知らせ▽ この小説[バベルの塔]は本格的な縦書きPDF形式でも小説を提供しています。
|
推理
|  この作品はパソコンで投稿されました。 |
誘拐事件 家族崩壊 サスペンス 人間ドラマ
|
|
ぼくが消えた日に、お母さんは何と言っただろうか。あんまり覚えていない。きっと、いつものように「いってらっしゃい」と言われたような気がする。青く澄み渡った空の中、ぼくは姿を消した。誰も、何も知らぬ間にぼくは消えた。きっと、空気みたいだったのだ。どこに漂流しようとも、そんなことは関係ない。ぼくが消 |