ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
無機質内における戯れ

オレも蒼依に続いて電車に乗る。
少しの間の後に発車のベルが鳴りドアが閉まり、ゆっくりと走り出した。
車内を見回すと平日のこの時間帯にしては空いていたが、それでも座席はすべてうまっていた。
「けっこう空いてるな。」
        
     
返事はない。少し蒼依に視線をやるとまた携帯をいじっていた。
     
      
なんだか先ほどの会話から機嫌があまり良くないようにも見えるが、いつものことなので気にしないことにした。
返事ぐらいしてくれてもいい気がすかる…。
が、こうなっては仕方がない。
時間が解決してくれるのを待つ以外に方法はないし…。
まぁ、特別蒼依としゃべる必要性もない。    
それに電車から見る夜の風景は比較的好きだ。
                   
     
『ユウ。』
「うん?」
『あんたの誕生っていつだっけ?』
 
「…そんなこと聞いてどうすんの?」
『別に気になったから聞いただけ。で、いつなの?』
       
 
「…蒼依の誕生日から一ヶ月と十三日後。」
    
『……なんであんたが私の誕生日を知ってるのよ。』
 
「オレとお前の関係じゃん。」
『…………………。』
いやいやそんな眼でオレを見るなよ。蒼依の言葉をそのまま反しただけなのに。
「冗談冗談。でも、誕生日は本当。」
『…まぁ、いいわ。』
そう言うと何事もなかったように携帯をいじり始める。               
   
数分で最寄り駅に到着した。
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。

▼この作品の書き方はどうでしたか?(文法・文章評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
▼物語(ストーリー)はどうでしたか?満足しましたか?(ストーリー評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
  ※評価するにはログインしてください。
ついったーで読了宣言!
ついったー
― 感想を書く ―
⇒感想一覧を見る
※感想を書く場合はログインしてください。
▼良い点
▼悪い点
▼一言

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項を必ずお読みください。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。