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ショートショートの駒台(桂)

五十音話

「あの~。すいません。」
 いきなり声をかけられた。
 うしろからだから誰なのかわからない。
 えきまで、あと数十歩。
 おれに声をかけるとはいい度胸だ。
 かた越しに聞こえた声から、いろいろ分析してやろう。
 きいたことの無い声だったので、知り合いである可能性は無い。
 くらい声だった。
 けんこう的とは言いがたい声。
 こんな声ではキャッチセールスも出来ないだろう。
 さい終的な結論を出そう。
 しゅう教関連の人間だろう。
 すると、俺の格好の的だ。
 せっかくだから相手をしてやろうじゃないか。
 その矛盾に満ちた宗教観をぶった切ってやる。
 たまたま声をかけたのが俺だったのが運のつきだ。
 ちがう人間なら、苦しまずにすんだものを。

 つづく


 てを抜くつもりは無い。
 とことんいじめてやるのだ。
 なにを隠そう。この俺はその道のプロフェッショナルだ。
 にほんディベート協会の理事まで勤めている。
 ぬるい議論はしない。
 ねん入りに相手を分析し、会話を構成して説き伏せるのだ。
 のっけから圧倒し、口のチャックを閉じてやる。
 はたして、後ろにいるのは俺が思ってるような人物だろうか。
 ひとつ大きく息を吸い込み、振り返る覚悟を決めた。
 ふり返ると、宇宙人がいた。
「へ?」
 ほんとに世の中何が起きるか分からない。

 またもや、つづく


 みた目はグロテスク。
 むかでとゴジラをあわせたような外見だ。
 めを何度もこするが、消えることは無い。
 もう俺の人生は終わりかもしれない。
 やつはその大きな口で、俺をひとのみで平らげるかもしれない。
 ゆっくりとやつは距離をつめてくる。
「よろしいですか?少しだけお時間を。」
 ら致されて、知らない星に連れて行かれるのか。
 りゅう暢な日本語は、宇宙人の高度な頭脳がなせる業なのか。
 る転する思考は終点にたどり着かない。
 れい静にならなければ。
 ろくでもない結末を思い浮かべながら、やつの言葉を聞いた。


「わたしの後ろのチャックを下ろしてもらえませんか?」


 をわり

 ん?字まちがえた。

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