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塔の管理をしてみよう 作者:早秋

第5章 塔のメンバーと仲良くしよう

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(4) 更なる進化

現在の狼達と狐達の様子です。

明日の更新は13時と20時の2回更新ですので、ご注意ください。
 デフレイヤ一族を塔に受け入れた段階で、塔LV6になっていた。
 正確には、デフレイヤ一族の持っていたファミリアの秘宝が、設置物に登録されたためである。
 もともと塔にない物を受け入れることが、塔LVアップの条件になっていたようである。
 これからは、積極的に設置物にない物を入れて行かないと、いけないだろう。
 幸いにもデフレイヤ一族が塔の一員となったので、彼らに採取などを頼んでもいいかもしれない。
 或は、クラウンのクエスト(依頼)という形で、積極的に採取依頼を出して行ってもいいだろう。
 塔LV5で解放された季節の設定で、地域特有の場所でしか育たない植物などを育てていくのもありだろう。
 色々やってみたいことがあるが、とりあえずは後回しにして今はLV6に上がったことで、気になる設置物が追加されていた。

 名称:月の宝石
 設置コスト:10万pt(神力)
 説明:月の力が宿った宝石。周囲に月の力を発生する。夜の間に力を貯めて、昼間に力を放出する。塔の中で一つしか設置できない。回収して別階層へ再設置することは可能。

 これを見て考助が思ったのが、月と狼の組み合わせ、いいじゃないか、ということである。その辺は考助の趣味も入っているのだが、ナナの持っているスキルで、<大神の欠片(新月)>のこともある。
 この(新月)というのが、月に関係しているのかはよくわからないが、試してみる価値はあると思った。
 幸いにも再設置可能ということなので、ナナのスキルとは特に関係なかったとしても他で使えるので問題はない。
 あれから第七層の狼達も増やして、全体で八十頭くらいになっていた。
 もちろん、あれからナナの意見を聞きつつ増やしたのだ。
 このうち三十頭ほどを第九層へ移すことにする。
 その第九層へ、今までの拠点と同じものを設置した。さらに<月の宝石>を設置して、様子を見ることに決めた。

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 コレットを引き連れて第七層へ向かった。
 第七層の転移門に現れた考助を見つけて、すぐに狼達が寄ってくる。
 その中には、ナナも交じっていた。
 ちなみに現在のナナのステータスは、こんな感じである。

 固有名:ナナ
 種族名:白狼
 固有スキル:遠吠えLV5 体当たりLV6 噛みつきLV6 威嚇LV5 集団行動LV6 言語理解(眷属)LV5 神力操作LV4 妖精言語(LVなし)
 天恵スキル:統率LV5 大神の欠片(新月)
 称号:考助の眷属 大神の使い

 召喚陣で出現している中級のモンスターを倒し続けているせいか、LV5の壁を突破しているスキルが出てきた。
 他の狼達もスキルがLV6に達している者達がいる。
 さらに、一番最初に召喚をしたヒイを含めて何匹かが、ナナとは別方向へと成長していた。

 固有名:ヒイ
 種族名:黒狼
 固有スキル:遠吠えLV6 噛みつきLV6 威嚇LV4 集団行動LV6 長距離移動LV4 隠密LV3 気配察知LV3 抑え込みLV3
 天恵スキル:統率LV6
 称号:考助の眷属

 ヒイの他にも黒狼が何匹か出てきている。
 その中には、妖精言語も使える者がいたので、ナナが居なくてもコレットを仲介して考助の意思を伝えることが出来るようになった。
 とはいっても<言語理解(眷属)>のレベルがまだ低いせいか、考助達の言葉を直接伝えるのは難しいので、なかなかナナのようにはいかないのだが。
 とりあえずナナに今後の方針を伝えて、第七層に関してはヒイとその妖精言語を使える個体を中心に、活動してもらうことを伝えてもらった。
 今はナナがいるからいいが、今後は第七層の狼達の意思疎通のこともきちんと考えた方がいいかもしれないだろう。
 あるいは、あえて明確な意思疎通は行わずに、狼達に任せてしまうのもいいかもしれない。
 そんなことを考えながら考助は、ナナと三十頭の狼達を引き連れて第九層へと向かった。

 第九層の設置物は、<月の宝石>以外は第七層と同じものを設置した。
 それ以外に欲しい物はないかコレットを通してナナに聞いてみると、狼達の数を増やしてほしいと言われた。
 召喚陣のことをすっかり忘れていたので、管理層に戻って第七層と第九層にそれぞれ<灰色狼召喚陣(10体)>を設置して狼達の数を増やしておいた。
 流石に数が多いので、最近は名付けも適当になっている。
 ただ、以前に名前を変えられるか試してみたところ、普通に変えることが出来たのでなんかあれば変更すればいいだろう。
 名前が変更した個体が、自分の名前が変えられたことを認識してなかったらややこしいことになるかとも思ったのだが、その辺の心配もなかった。
 なぜなら普通に変更した名前で呼ぶと、近寄ってきたからだ。
 この辺は称号の眷属の力なのかもしれない。
 狼達はそれぞれの層で、六十頭前後になるように召喚陣を設置した。
 第九層の狼達には、念のためナナを通して<月の宝石>を、牙や爪で傷つけないように教えた。
 また同時に、モンスターから守護するようにも徹底する。拠点は結界で守られているので、大丈夫だとは思うが、念のためである。

 ちなみに、以前から<ネロウサギ召喚陣>以外のモンスターランクCやDの召喚陣を設置しているが、特に問題なく狼達は討伐を行っている。
 層を二つに分けて、弱い灰色狼を召喚したので、全体的な力が弱まっているので、しばらくの間は多少抑えたほうがいいだろうが、あまり心配していない。
 そもそもすべての狼達が、討伐を行っているわけではない。
 狼達もそこはよく考えて、討伐しているのようだった。
 中級モンスターを討伐するようになって、明らかに神力を獲得する量が多くなっているので、この調子で狼達の階層を増やして行ってもいいだろう。
 とはいえ狐達もいることだし、そろそろそれ以外の眷属を増やすことも考えた方がいいだろう。
 塔には、狼や狐では向かない地形もあるのだから。

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 狼達の層を後にして、ついでに第八層の狐達の様子を見ることにした。
「・・・あれ? なんかワンリとか他の狐とかと違う種族が増えてない?」
 狐達の様子を見ていたコレットが、不思議そうな顔をして聞いてきた。
「やっぱり気づいた? なんか、天狐と地狐っていうのが増えたみたい」
「・・・天狐と地狐って、ホントに・・・!?」
「え? 驚くこと?」
 考助も新しい種族が増えていることには驚いたが、コレットはそれとは別の驚き方の様だった。
「天狐と地狐って、ほとんど見ない上に、聖法とか魔法を使うからテイマーたちには、伝説的な存在って聞いたことあるんだけど・・・?」
 コレットは、セントラル大陸に来る前までは、各地を旅していたようで、その際にテイマーとも会ったことがあるとのことだった。
「・・・あ、ほんとだ。魔法覚えてる・・・」
 ステータスを確認すると、天狐と地狐は最低一つは必ず魔法が使えるようになっていた。
 例えば<火魔法LV1>などである。
 どうやら狐達は、狼達と違って、群れで攻めて行くのではなく、単体の力が上がっていくタイプのようだった。
 考助が見ている限り、多くても三から四匹くらいでしかモンスターを攻撃しているところを見たことがないのだ。
 その上で、今のままで問題がないか、ワンリに確認をとった(コレットを経由して)のだが、特に分けたりする必要はないとのことだったので、そのままにしておくことにした。
 こちらは狼達と違って、戦力が上がっているので中級モンスターの召喚陣を増やしておいた。
 ついでに<妖狐召喚陣(10体)>も設置しておく。
 これで狐達の数は五十体ほどになった。

 狼と狐達の様子を見た後は管理層に戻って、そのほかの物を追加することにした。
 それぞれの階層に、中心とは別の拠点を設置することにする。
 と言っても設置したのは、建物と小さな泉(神力)を一組として二つである。
 これ等を拠点として使ってくれれば、まんべんなく階層の支配領域が増えてくれればいいと思っている。
 これを設置したことでどういう変化が起こるかは、また時間が経ってからになるだろう。

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 第七層 灰色狼群れ、[小さな泉(神水)、厩舎]×3、御神岩、黒狼数頭(狼全体で約40体)
 第八層 妖狐群れ、[小さな泉(神水)、厩舎、神社(極小)]×3、御神岩、多尾狐、天狐数頭、地狐数頭(狐全体で約50体)
 第九層 灰色狼群れ、[小さな泉(神水)、厩舎]×3、御神岩、月の宝石、白狼(狼全体で約40体)

 ※  それぞれ餌用の<スライム召喚陣>を定期的に設置している。
 ※2 中級モンスターの召喚陣を一週間に一個くらいの割合で設置している。
    狼達の層は、しばらくの間間隔を多めに取っている。
伝説的な存在が、今後は増えていく予定ですw
ちなみに白狼自体はエルフの森の近くに生息していたため、さほど珍しくはありませんが、階層の気候のせいで発生しにくいという設定です。
最も白狼へ変化(進化?)しても、ナナの様なスキルを持った個体はほぼ生まれてきません。

2014/5/11 誤字脱字修正
2014/6/2 <月の欠片>を<月の宝石>に変更
2014/6/11 誤字修正
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