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塔の管理をしてみよう 作者:早秋

第2章 塔の運営を開始しよう

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(7)新たな仲間

よろしくお願いします
 塔の管理を開始してから四日目の朝。
 「お知らせ」があったので確認したが、今朝は塔のLVアップもなしで経験値獲得の連絡だけであった。
 それ以外特に変わったこともなく、管理画面で何か設置できるものがないか探していく。
 召喚陣の項目を見ながら考助は、ふと思った。

(・・・折角召喚できるのに、狼だけってのもさみしいよなぁ・・・)

 塔LV3なせいか、召喚できる種類は非常に少ない。
 一つ一つ見ていくが、ピンとくるものがいなかった。
 その中で一つだけティンとくるものがあった。

 名称:妖狐召喚陣(10体)
 ランク:モンスターランクE
 設置コスト:100pt(神力)もしくは、聖力+魔力の合計5万pt
 説明:妖を使用できる狐を召喚できる。基本的に気まぐれだが、懐くと甘える。

 狐である。
 もふもふである。
 このとき考助の頭は、それしかなかった。
 迷うことなく設置することにした。
 階層は第八層にした。
 狼の時と同じように、厩舎と泉も設置しておく。
 泉はともかく、狐が厩舎を使うかはわからないが、雨露を防げるものはあれば使われるだろうと勝手に想像して設置することにした。
 ついでに<スライム召喚陣>も設置しておく。これも狐が食べるかはわからないが、食用である。
 ふと建築物の一覧を見てみると、気になるものがあった。

 名称:神社(極小)
 設置コスト:5万pt(神力)
 説明:神様の力が宿るかも? 今はただの建物。

 ・・・気づいたら宿舎のそばに設置していた。(後悔はしていない by考助)

 さっそくミツキを連れて第八層へ向かう。
 設置した<妖狐召喚陣(10体)>から妖狐を十体召喚して名前を付ける。
 名付けを終えた後、一体一体ステータスを確認していく。その間、狐たちはおとなしく待っていた。
 ステータスを確認すると、うれしい誤算があった。十体中九体の個体で<言語理解(眷属)>を最初から習得していたのだ。
 他にも狐火やら幻惑など、魔法スキルと思われるものも習得している。
 育てばかなり使えそうなので、彼らの働きに期待している考助である。
 しばらくモフモフを楽しんだ考助は、かれらに設置した施設を好きに使っていいと言い置いて、あとは好きに狩りをするように指示した。
 狼と違い狐が群れで狩りをするかは知らない考助だが、そう指示しておけばあとは勝手に狩りをするだろうという判断である。
 ちなみに・・・<スライム召喚陣>から湧き出していたスライムを、狐たちは嬉しそうに食べていた。

(・・・モンスターにとって、スライムってご馳走なのか?)

 試しにミツキにも聞いてみたが、首をかしげていた。
 よくわからなかったが、喜んでくれているようなので良しということにした。
 昼が近かったので、第八層は以上にして一旦管理層へ戻ることにした。

 ♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦

 管理層へ戻るとコウヒが戻っていて、既に昼食ができていた。
 ありがたく頂きながら、六人組の様子を聞くことにした。
 まだ三日しかたっていないから大した進展はないだろうと思っていたのだが、一つだけ進展があった。
 六人は一パーティーの冒険者として登録して活動しているのだが、リュウセンの街の外に拠点を建てる予定だ。
 後にその拠点が塔との転移門を設置する場所になる。
 その拠点の作成依頼が、既に済んでいるとのことだった。
 ・・・仕事が早いです。街の外に作ることになるので、もう少し交渉にかかると思ったのだが、意外とすんなり終わったとのこと。
「工事期間中の護衛と危険手当も結構取られたそうです」
「まあ、それくらいはしょうがないよ」
 ちなみに、六人組とコウヒ&ミツキは、街の外で会っている。
 考助が、今のところ塔管理者だと名乗り出るつもりがないからだ。
 ずっと隠しておくつもりはないが、まだ早いと思っている。少なくとも塔の中の街が、ある程度まで大きくなってからのつもりでいる。
 そういうわけで、常に考助のそばにいるコウヒとミツキが、六人組と繋がりがあると思われないようにするために、一応用心している。

 そんなことを話しながら昼食を終えた考助は、二人が片づけを終わるのを待ってからそれぞれの層の確認をしに行くことにした。
 第五層のナナ率いる狼たちは、新規組のスキルLVがそれなりに上がっていること以外は、特に大きな変化も無いようである。
 元の五匹に関しては、スキルLVも大きく変わってはいなかった。さすがに新規組に抜かれるということはなかったが。
 ただ、村の護衛と狩りの二組に分かれていたのか、新規組の中から統率スキルを覚えている狼が一匹いた。
 しばらく様子を見るために、現状維持ということにしているので、今日は狼たちを増やすつもりはない。

 続いて第七層にいるヒイたちの様子を見に行く。
 こちらは残念ながら狩りの最中に犠牲が出てしまったようだ。
 集まってもらって確認した時は、二匹足りなかった。
 数を増やしすぎたせいなのかはわからないが、残念だがしょうがないと割り切った。
 だがそのかわりと言っては何だが、新規組のスキルLVが大きく上がっていた。
 ついでに古参組のスキルLVも上がっている。
 LV5のスキルを持つ個体も出てきているので、驚きである。
 これはヒイの性格が出ているのか、結構イケイケどんどんで狩りを行っているようだ。
 あまり無茶をしないように、ヒイには釘をさしておくことにする。
 ついでにヒイのステータスを確認すると、めでたく<言語理解(眷属)>を習得していたので、しっかり言い聞かせることにした。
 強く言い過ぎて萎縮してしまわないように、できるだけ注意しながら言い聞かせる。

 最後に第八層にも向かった。
 先ほど配置したばかりなので、大した変化はないだろう。
 そして、案の定六匹ほどまだ<スライム召喚陣>の周りでたむろっていた。
 残り四匹は見当たらなかったので、周辺に出払っているのだろう。
 ステータスも特に大きな変化は見られなかったので、そのまま管理層へと戻ることにした。

 ♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦

 管理層へと戻ってきた考助は、今日はもう塔の管理はお終いにして、まったりと三人で過ごすことにした。
 塔攻略や管理で忙しかったので、三人でのんびりと過ごすのは久しぶりだった。
 二人が作った料理を楽しんで、取り留めもない会話をしながら過ごした。
 その後は、二人からお誘いがあったので、三人でお風呂に入り、その後は三人で色々と楽しんだのだった。
リア充めえええええええええええええ。(ぉぃ)

え? 神社? 気づいたら書いてましたが、何か?w

※明日の更新は20時と22時の2回更新です。読み飛ばしにご注意下さい。

2014/5/24 脱字修正
+注意+
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