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第3話
「お〜い!飯できたぞ〜。」
朝から大声を出しているのはゼロだ。 ゼロが食事を作っている理由は2つある。1つはゼロはネコ雇う余裕がないこと。 もう1つは、アルか居候することがきまった日、それぞれの家での仕事をじゃんけんで決め、今日はゼロが食事をつくる日だからである。ゼロはアルを起こし、2人は食事を取り始めた。
「ゼロって貧乏だったんだね」
飯をほおばりながアルが言う。「しょうがねぇだろ。我慢しろ」
「でも、ネコ雇ってないとこ今時あまりないよ」
「お前さぁ・・」
ゼロはため息をついて、引きつった笑顔をつくる
「大人しく我慢するか、つまみ出されて路頭にまようのどっちがいい?」
「酷い!まだ私を追い出す気なのね!」「そうじゃねぇだろ。俺はここに住むなら我慢しろっていってんの」
「ふふっ。はぁい。我慢しまぁす」
アルは何がおかしいのか、クスクス笑う「なんで俺はこんな変なの助けちまったんだろ・・・あの日の自分の神経を疑うよ・・・」
ゼロはため息を吐いた「変なのってなによぉ!私変じゃないもん!」
「わかったわかった。さっさと飯食え。街に行くんだろ?」
そう、ゼロは街のはずれに住んでいるため、アルはまだここの街をみていない。という理由でゼロは無理やり案内役をやらされるハメになった。2人は食事を済ませ、街へ向かった

"ユニウス"
「へぇ〜、ここがユニウスかぁ〜。思ってたより大きな街だね!」「まぁ、たまに観光客も来るぐらいだからな」
「そ〜なんだ〜」
アルは目をキラキラさせてはしゃいでいる。 2人は街を順々に回りだした。 しばらく歩いて、二人は鍛冶屋の前にきた。
「ちょっとここよっていいか?」
「いいけど。なんで?」
「ちょっとここの親方に頼まれてたものがあるんだ」
ゼロはそう言うとすぅっと息を吸い込んだ 「おっちゃ〜ん!!」
ゼロが大声で呼ぶと、奥の方からヒゲをはやした中年の男がでてきた「おお!ゼロじゃねぇか。今日はどうした?」
「頼まれてたもの持ってきた。でもイャンクックのウロコなんて何に使うの?」「鍛冶場の飾りにつかうんだよ!最近味気ねぇからなぁ!がははは!」
親方は大声で笑う。 するとアルの存在に気づく「おお!連れがいたのか!かわいい子だなぁ!名前はなんて言うんだ?」
突然聞かれて少しアルはおろおろしたが、すぐに落ち着きをとりもどす。「アルって呼んでください」
「お前もスミにおけねぇなぁゼロ」
親方はニヤリと笑う
「何の事だよ?」
ゼロは首を傾げる「なに言ってやがる。こんなかわいい彼女手に入れやがって」
「いえ、あの、そういうんじゃないんです」
割って入ったのはアル「隠すこたぁねぇって」
「か、隠してるとかじゃないんです」
「本当かゼロ?」
「当たり前だろ。勘弁してくれ」
「失礼ね!勘弁してほしいのはこっちよ!」アルはスパーン!とゼロの頭を叩く 「ってぇな!なにしやがる!」
「うるさいうるさい!」
二人はギャーギャーとケンカを始めた
「まぁまぁ」
みかねて親方が止めに入る
「そのくらいにしときな。俺は仕事があるからもういくぞ。まぁ、また近くを通ったらよってくんな」「はいよ〜。おっちゃんも仕事頑張れ〜」
親方は、おう!といって店の奥へと歩いていった
「あと行ってないのは集会所だな」
「集会所?」
アルは不思議そうにする「何だ?ハンターなのに集会所知らねーの?」
「悪かったわね」
「すねるなよ。集会所ってのは簡単に言うとハンターのたまり場だ」「ふぅん?」
「基本的にそこで依頼を確認して狩りにいくんだよ」
「そーなんだ〜。だったら早くいこ」2人は集会所に向かって歩き始めた
歩き始めて少したったとき、アルは異変に気付いた。街の人達のゼロを見る目が異様に冷たいのである「ねぇ。なんか街の人達の目線が冷たくない?」
「ああ、気にすんな。昔からだ」「何かしたの?」
「昔ちょっとあってな」
「ふぅん?」
アルは何となく腑に落ちない顔をする 「そんな顔すんなよ。集会所ついたぞ」中に入ると多くのハンター達で賑わっていた 「おう!ゼロじゃねぇか!」
1人の青年が話しかけてきた。
「なんだ。ジョンか」
名前はジョンというらしい「なんだってなんだよ。つれねぇな」
「それよりお前こそどうした?何か狩りにいくのか?」
「ああ、ちょっとランポスを狩りにな。お前もいっしょに・・・」言いかけてアルに気づく
「お前俺に内緒で彼女つくってたのか」
「彼女じゃねぇよ。ただの居候だ」「見えすいた嘘つきやがって。短い友情だったな」
「お前と友情を共有した覚えはないが一応いっておく。本当に彼女じゃねぇ」「本当っすか?」
ジョンはアルに聞く。
「本当です!」
アルはむきになる
「そ、そうっすか・・・あ、名前きいても・・」
「アルって呼んでください!」
「は、はぁ・・」
ジョンはアルに気おされてゼロのもとによる 「こ、こえぇな」
「全くだ」
「何かいった?」
ゼロ達の話が聞こえたらしい「あ、それより俺達今から狩りに行くんだよ!アルもどう?」
ジョンが慌てて話題を変える「どーせ帰ってもする事ないし行っちゃおうぜ」
とゼロがいった。
三人はカウンターで手続きを済ませ、船に乗り込んだ。船は密林に向かってゆっくりと動き始めた


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