49話 vs.魔族
「なっ、なんだっ!?!?」
いきなり体が動いたと思ったら、背後から黒い魔力がなだれ込んできた。
怒濤の展開に流されるだけのワンコの混乱具合が、《同調》を通じて伝わってくる。
状況が状況だが、ワンコの耳がペタンと下ろされてるのがかわいい。
ああ、シリアスの中の癒しはひと味違うな。
ラブリー。
なんて、アホなことを考えている間にも、黒い魔力は野営地の周囲の木々も巻き込み、切断していく。
ついでに、俺の背後にいた密偵の反応も消えた。さっきの魔力に巻き込まれて死んだか。ラッキー。
「……さぁて、こっからが正念場だぞ、ワンコ?」
そして、数秒間の魔力放出が終わった直後、俺は即座に立ち上がって口角をつり上げた。
もちろん、ただの強がりだ。
「はっ!? なっ!?」
ほぼ反射的な行動だったのだろう。
ワンコは理解が追いついていないながらも、すぐさま立ち上がって俺の隣に移動する。
俺の言葉の意味がわからなかったらしいワンコだったが、俺の視線の先を見て絶句する。
そこには、胴体から上が削られたイガルト兵の下半身が立っており、思い出したかのように断面から噴水がごとく血を吹き出していた。
だが、死んだ奴らなんざ、今はどうでもいい。
今集中すべきは、悪趣味噴水から、さらに奥にある森の中。
俺の【普通】がさっきから感知していた、会長の『殺気』をも超える『敵意』の主だ。
「ほう? 私の存在に気づいていたのか? 特に力を感じないが、単なる無能ではないようだな?」
何とも悪趣味な水遊びが終わり、それぞれ地面に倒れた頃。
俺の視線の先から、一人の人間らしいシルエットが姿を現した。
肌は濃いめの青紫で、二次元に出てくる人型の人外っぽい印象そのままの、長身の男。
耳は人間と同じっぽいが、上の部分がとがって吸血鬼っぽい。黒一色で洋服に似たデザインの服を身に纏い、背中にはコウモリを思わせる一対の翼。
こちらに向けている右手からは、さっきの黒い魔力の残滓が漏れ出て、大気に溶けていく。
さっきの攻撃がアイツから放たれたものだということは明白だ。こちらを見下すような表情からは、アイツの感情が一切読みとれない。
ちなみに美形。もの凄く美形。さっき会った中二やホスト崩れや妄想野郎と比べても、飛び抜けて美形。ゴリラ? 論外だ。来世で出直せ、ゴリゴリ醜男。
「き、貴様、何者だっ!?」
声は震えてたが、ワンコは気丈に吸血鬼に誰何する。
俺にはあまり感じられねぇが、多分おっそろしいほどの魔力量でビビってんだろうな。
《生体感知》で魔力の大きさはわかるんだが、俺にはスキル抜きで直接魔力を感じることが出来ないからか、そこまで圧力を感じねぇ。
実力が開きすぎて、俺にゃ理解できずに鈍感になってるだけかもしんねぇけどな。それはそれで、危険が察知できてねぇ、っつうヤバい兆候だろうし。
「私は【魔王】様の忠実なる配下。貴様らのいう、『魔族』で相違ない」
「魔族、だとっ!?」
目を丸くして驚くワンコだが、俺は特段反応しない。
やっぱりか。魔力云々を抜きにして、会長を超えるほどの脅威なんて、候補が絞られてくるからな。
最初に気づいた違和感は、森の中の気配。
魔物がわんさかいるはずのダンジョンに、魔物も動物も見られないという異常。
原因をいくつか予想したが、一番高かったのが『ダンジョンの頂点よりもさらに高位な存在の出現』だ。ダンジョンボスを超える脅威なんて、そうホイホイいるもんじゃねぇ。
次に、俺がイガルト兵たちにこの場所へ連れてこられた時の、『敵意』の数。
【普通】を常時展開していて、俺への『敵意』はすぐに察知できるような状態だった。で、野営ポイントに足を踏み入れた瞬間に、『敵意』の数が一つ増えたんだよ。
そうだな。ちょうどワンコが俺へ襲いかかってきた、あん時。
最初はワンコからの『敵意』だと思ったが、それにしちゃ強すぎた。
不審に思って、よくよく注意して【普通】へ意識を傾けたところ、あの吸血鬼にぶち当たった、ってわけだ。
で、イガルト兵どもの相手をしている間にも、吸血鬼の『敵意』に集中していると、《生体感知》が巨大すぎる魔力反応を感知した。
徐々に収束していった魔力の動きから、俺は臨界点を予想してカウントダウンを行い、その時になってワンコを伏せさせたわけだ。
イガルト兵は死んでも構わねぇが、モフモフは助ける。
それが変わらぬ、マイポリシー。
「その魔族さんが、よくもまあこれほど派手にぶちかましたもんだなぁ、おい?
話に聞く限りじゃ、魔族は一人一人が化け物級の強さらしいじゃねぇの? なのに、たかが人間六人相手を殺すにしては、ちっと大盤振る舞い過ぎねぇか?」
ただ、あれほど強大かつ強力な魔力で、ここら一帯を薙いだ理由がわからねぇ。
俺はまだ《奇跡》で発動した《魂蝕欺瞞》その他諸々が残ってるからまだ冷静なんだろうが、吸血鬼の力はマジで洒落になんねぇ。
何せ、この場で最強だったワンコが、ただ相対しただけなのに恐怖でガタガタ体を震わせるレベルだぞ? それだけで、コイツの実力がけた外れだってのがわかる。
なのに、コイツはわざわざ俺らを確認し、『敵意』も持っていたのに、十数分も魔力を溜めた攻撃を用意した。
アレが魔法かスキルかはわかんねぇが、あの魔力攻撃は完全なオーバーキルで、無駄な魔力消費のはずだ。何の意図もねぇわけがねぇ。
「貴様が言うか、『あり得ない者』よ? この世界に『魔力が存在しない生物』など、存在しうるはずがない。それは雨が空から地面へと落ちるくらい、疑いようのない自然の摂理。
だが、貴様はその摂理に反した、理解不能な人間だ。油断や容赦など、出来うるはずもあるまい?」
え? 俺のせい?
…………あー、そういや、俺って魔力『0』でも平気で動ける、この世界の常識じゃ考えられないUMA的な存在だったな。
だから、『あり得ない者』、か。
言い得て妙だな。
で、この吸血鬼は自分の理解の範疇を超えた存在に対し、全力で潰すという選択肢をとり、俺はそれを避けちまった、と。
俺らの前に姿を現したのは、派手にぶっ放した後で隠れても無駄だと考えたからだろうな。
「それはそれは。お褒めに与り光栄だ。にしても、敵対戦力の拠点近くにまで、魔族直々に単身隠密活動とは、ご苦労さんだな。そちらさんの人材不足は相当深刻だと見える」
次に気になったのは、大陸中央にいるはずの魔族が、こんな場所にまで入り込んできた理由だ。
【魔王】の目的がこの大陸の支配であるとしたら、魔族が偵察にくるのもわかる。
情報収集は大事だし、今まで直接攻撃しなかったのも、【魔王】が慎重を期したからだとすれば納得もする。
が、それはあくまで人間側の視点から見た戦略だ。
コイツらは魔族であり、単体で化け物級の強さを持つ。情報なんざ必要ねぇくらい人間を圧倒する力を持ちながら、わざわざ隠密行動をする意味が分からん。
力が巨大であればあるほど、制御して隠すことも難しいはず。
それなら正々堂々現れて、国を一つずつ魔法で潰していった方が、圧倒的な暴力を知らしめることが出来る。この大陸を支配するだけなら、手っ取り早く効率的だ。
でも、それをしなかった。何でだ?
それに、何でここまで侵略行動と思われる時期がズレたのか? そこも引っかかる。
すでにクソ王が俺らを【魔王】への対抗戦力として召喚し、八ヶ月も過ぎてんだぞ?
その間、俺らは【魔王】関連の敵が現れたという情報も聞かず、平和に戦闘訓練なんか出来たわけだが。
さらに、旧イガルト王国を襲撃したと考えられる時点からの期間も加算すると、【魔王】の沈黙期間はそれ以上だ。大陸を支配する時間は、いくらでもあったはず。
なのに、今まで【魔王】は何をしていた? これだけ化け物みたいな配下がいながら、どうしてすぐに行動を起こさなかった?
この大陸の人間が、自分たちが少し力を出せば殺せることは、旧イガルト王国の侵略ですでに把握していたはずなのに?
行動しなかったのか、それともできなかったのか?
それを確認するためにカマを掛けてみたが、どうだ?
「…………」
吸血鬼はだんまり。
が、一瞬こめかみが動いたな。
案外、魔族の人材不足ってのは当たってんのかもしんねぇ。
だが、さすがに時期のズレの理由までは、本人から聞いてみねぇとわかんねぇか。
「おっと、図星だったか。ま、そっちはそっちで事情があんだろ。
で? 魔族さんはわざわざこんな人間の王国内部まできて、何をしてたわけ? 何か知りたいことでもあったのか?」
「貴様には関係ない。『あり得ない者』よ」
ふぅん? 関係ない、ねぇ?
俺の言葉そのものは、否定しなかったな。
っつうことは、【魔王】はこの大陸の支配そのものが目的じゃなく、この大陸にある何かを探している?
それを確保する、あるいは破壊することが、【魔王】の目的、か?
いや、さすがにそこまで確定させるのは早計だな。
いずれにせよ、少ねぇ情報じゃ推測もままならねぇ。
そんで、得られた情報も、コイツから生き残れなきゃ意味がねぇ。
さっきから《神術思考》でこの場を逃げ出す計画も練ってはいるが、全くいい案が思いつかねぇ。
さぁて、どうする?
「もはや問答は不要。我らには、時間もない。貴様らはいずれ駆除する存在だ。余計なことをされる前に、排除させてもらおうか」
すると、吸血鬼の圧力が一気に高まる。自分の身に宿した魔力でも解放した、ってところか。
「う、あ……」
同時に、ワンコは息苦しそうに尻餅をついた。
全身の震えは最高潮に達し、体を動かすこともままならねぇようだ。
魔力の隠蔽をやめただけで、これか。
これは、相当厄介な奴らが敵みてぇだな。
「おいおい、やる気満々なのはいいけどよ? そんなに張り切ってちゃ、近くの人間にバレバレなんじゃねぇの? コソコソ行動してた意味なくね?」
「心配されるほどではない。我々の魔力とこの大陸の魔力は別種の物。余程近くでない限り、この大陸の存在が魔力を頼りに我らに気づくことなど、あり得ない。それはこの大陸にきてから発覚した事実だがな」
は? 俺バリバリ感知してたけど?
《生体感知》に意識を傾け……、うん、きちんと魔力量もわかるな。
そういや、あんだけバカみたいな魔力量だったのに、さっきワンコもイガルト兵も全然気づいてなかったな? なら、吸血鬼の言葉は嘘じゃなさそうだ。
う~ん、そういう意味でも俺は『あり得ない者』ってことなんだろうか?
吸血鬼と会話してると、どんどん俺の特異性が明らかになるようで、あんまいい気がしねぇな。
「動じぬ、か。貴様、やはり危険だな」
「どこが? 魔力がなくて口が悪ぃだけで、全く無害で善良な人間だぞ、俺は?」
「口が悪い善良な者など、いるはずがないだろう?」
細けぇな、おい?
意外と魔族は突っ込み体質なのか?
お互い違う立場で出会っていれば、いい友人になれたかもしんねぇな…………。
とか言ってみたり。
「この大陸の者である貴様が、何故我らと相対してなお、そこまで冷静でいられる?
今まで遭遇した個体は、そこの獣人のように恐れ慄き、命乞いをした。しかし、貴様は私を恐れるどころか、軽口さえ叩く始末。貴様は、『異常』だ」
「…………」
いやいや、【普通】ですって。
……なんて、ボケてる場合じゃねぇな。
ただ、俺だって不思議なんだよ。
会長以上の威圧感を放ってる相手のはずなのに。
俺の精神状態は、さっきのゴブリンと相対した時と、全く変わらねぇんだよなぁ?
どういうことだ?
【普通】はガンガン危険を知らせてくるのに。
俺は吸血鬼を、魔族を、全く脅威に思えねぇ。
最初は、あまりにも実力がかけ離れすぎてて、脳が力量差を認識できないのかと思ったが、違う。
これは、俺が、魔族をゴブリンと同じくらいにしか、脅威に思ってねぇんだ。
マジで、どうなってる?
「今度は貴様が黙秘か。なら、問答は終了でいいな?」
俺が自分の『異常』に意識を取られていると、吸血鬼はさらに魔力を噴出。
両手に真っ黒な魔力を集中させて、剣のようにして固めた。
「《魔力具象》で作った、我が魔剣。今度こそ貴様を切り裂いてやろう」
濃密で膨大な魔力が、長剣の形となって圧縮されていく様子を、俺は見守るしかない。
魔力は《永久機関》以外じゃ俺の専門外だから、止めることなんて出来ねぇし、実際に魔法的な攻撃をじっくり見るのも実は初めてだ。
《魔力具象》がどういったスキルかもわからん以上、対処法なんてわかるはずもない。
ただ、吸血鬼のスキルがヤベェってのは、ワンコの真っ青な顔つきからわかる。
さっき野営地を切り払ったのも、これだろうな。
それをあんだけのサイズに収めた、ってことだろうから、確かにヤベェな。
なのに、俺はこの期に及んで、コイツに脅威を感じられない。
「死ね」
そして、自分の感覚に戸惑っている間に、吸血鬼は俺の目の前に現れ。
魔剣を。
俺に。
頭上から。
叩きつけ…………、
ガシャンッ!!
「…………は?」
「っ!? なんだと!?」
砕けた。
「き、貴様、一体何をしたっ!?」
慌てて飛び退いた吸血鬼は、めっちゃ狼狽して俺に説明を求めてくる。
隣のワンコも、ポカーンと俺を仰ぎ見て、大口を開けたまま呆然としている。
で、俺はというと。
「……あ~、さぁ?」
俺が何をしたか、自分でもさっぱりわかっていなかった。
「っ!! 私を愚弄する気かっ!?」
「え? いや、俺本気でわから……」
ない、と続けようとしたが、俺は中途半端に言葉を切る。
いや、まてよ…………?
さっきのゴブリンとの、戦闘…………。
さっきから感じない、魔族の恐怖…………。
俺とワンコやイガルト兵との、違い…………。
一日にも満たない、魔物討伐訓練で得られた少ない情報を元に、俺は違和感の正体を探る。
「あ」
そして、《神術思考》をフル稼働し、ある『仮説』を立てた。
それは、荒唐無稽で、どうしようもないほど馬鹿馬鹿しい、本来なら一考の余地すらない『屁理屈』だった。
だが、もし。
俺が到達した『屁理屈』が、『真実』だったとしたら。
なるほど、俺は確かに。
『あり得ない者』の名に相応しい、コイツらにとっては『化け物』だ。
「やはり、貴様が何かしたのだな? だが、《魔力具象》を破っただけでは、私に勝つことなど、……?」
だが、俺の『仮説』はまだ『仮説』でしかない。
『仮説』は『実証』して初めて、『真実』といえる。
かの変人物理学者も、似たようなこと言ってたしな。
だから、確かめてやろう。
俺の、どうしようもない『屁理屈』で成り立った、『理不尽』を。
「よっと」
そのために俺は、足下にあった小石を拾い上げた。
手のひらに収まるくらいの、ちょうどいい大きさの小石は、うん、投げやすそうだ。
俺は吸血鬼の言葉をガン無視して、拾った小石をいじりだした。
「っ!! 貴様っ!! これ以上私をこき下ろすつもりかっ!!」
直後、無視された形になった吸血鬼は、さらなる魔力を放出。
《生体感知》でわかる範囲では、天を衝くという表現がぴったりの強さと大きさの魔力が迸っているのを、他人事のように感じている。
が、俺はそれでも吸血鬼を無視。
手に握った小石に視線を落としたまま、握り込んだ。
「もうよいっ!! ならば、望み通りに殺してやるっ!!」
我慢の限界にきた吸血鬼は、最大に魔力を放出した、らしい。
空間が歪むほどの魔力で、《魔力具象》とかいうスキルで作り出した魔剣を空中に出現させる。
その数、……え~っと、数えるのが億劫なくらい、たくさん。
それぞれの剣の切っ先は全部俺に集中しており、ワンコには全く見向きもしない。
なんだ。それならいいや。
「今度こそ、死ねぇっ!!」
一人で盛り上がって激高した吸血鬼は、額に青筋を浮かべながら右手を俺に向けてきた。
瞬間、無数の魔剣が俺へ殺到。
一本一本が国を滅ぼしうる、強大な魔力が込められた《魔力具象》の剣は、一つ残らず俺の肉体を貫き、成す術なく命の火が消えていく。
「という夢を見たんだ」
「……なっ!?」
「…………なに、が?」
本来なら、そうなるはずだった。
が、結果はさっきと同じ。
俺の体に魔剣が触れる度に、魔剣は形を失って、飴細工よりも脆く砕けていく。
その『あり得ない光景』に、理解が追いつかない吸血鬼とワンコは、完全に思考停止して俺を見つめて固まってしまった。
「ふむ、じゃあ今度はこっちから行くか」
ますます高まった『仮説』の信憑性に笑みを深くし、俺は手にした小石を振りかぶった。
「ピッチャー、振りかぶってぇ~」
野球経験なんて全くねぇけど、ちょっとした遊び心で、ピッチャーの物真似なんかをしてみたりして。
「投ぁげましたぁ!!」
拾った小石を、吸血鬼に思いっきり投げつけた。
「っ!? 小癪なっ!!」
すると、ようやく我を取り戻した吸血鬼は、俺からの初めての攻撃に眉をしかめ、《魔力具象》とやらで打ち落とそうとした。
あ~、そりゃダメだ。
「……なにっ!?」
再び右手に収束した魔剣で、俺の小石を切り払った吸血鬼。
だが。
小石は無傷。
魔剣は粉微塵。
吸血鬼は焦ったか魔剣を大振りに振り切ってしまい、動きが硬直する。
よって、小石からは、逃げられない。
「…………ごぼっ」
そうして、吸血鬼はあっさりと、俺の剛速球をその身に受けた。
小石は吸血鬼の背後に飛んでいき、野営地の境界付近で、落ちた。
「ストライッ!! バッターアウトォ!!」
で、最後までふざけきった、俺の視線の先で。
小石に貫かれて肉体に風穴を開けた、一人の魔族が倒れ伏したのだった。
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名前:平渚
LV:1【固定】
種族:日本人▼
適正職業:なし
状態:【普通】
生命力:1/1【固定】
魔力:0/0【固定】
筋力:1【固定】
耐久力:1【固定】
知力:1【固定】
俊敏:1【固定】
運:1【固定】
保有スキル【固定】
【普通】
《限界超越LV10》《機構干渉LV1》《奇跡LV10》《明鏡止水LV1》《神術思考LV1》《世理完解LV1》《魂蝕欺瞞LV1》《神経支配LV1》《精神支配LV1》《永久機関LV1》《生体感知LV1》《同調LV1》
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