我等不滅の友情・ザ☆ドラえもんズ!(14/15)縦書き表示RDF


ちょっと血とかの表現ありです・・・。
少ないですけどね。
苦手な方は初めの方を飛ばしちゃって下さい。
我等不滅の友情・ザ☆ドラえもんズ!
作:紅野月 流星



第14話・ドラニコフ


―――――――暗い。



真っ暗だ。

これは・・・何?


僕は・・・・目が見えなくなってしまったのだろうか?



ドラニコフはぼんやりと辺りを見渡してみる。



あ・・・人・・・。


遠くに、ぼんやりと人がいるのが見える。


3人・・・ぐらいかな。人がいる・・・。誰だろう?

僕は近寄ってみた。でも。


近寄らなければ良かった。

だって。













辺りは・・・・・血の海――――――。



一面真っ赤に染まってしまって、赤いベールに覆われたようだった。

吐きそうになるくらい、すごい血の臭いでいっぱいになっている。

僕は、血が嫌いだ。仲間や、人が傷つくのも、嫌い。
声が出なくて、僕は固まってしまった。

すると。もっと衝撃的な言葉が僕を・・・襲った。

「よくやったな・・・。ドラニコフ・・・・・。」


え――――?僕?


僕は、頭の中が真っ白になった。


今・・・。何て・・・言ったの?


「当たり前だろ、俺は狙った獲物・・は外さねぇんだよ。」

にやっと口を歪めるその顔は・・・・。

「うそだ!!!」

僕は心の中で叫んだ。口からは「ガウゥ!!!」としか出ないけれど。
でも。たしかにその顔は。







僕だった。



ただし、今の自分の人間化した姿だった・・・けれど。

知ってる。僕はこの僕を知ってる。
そして・・・・。

「瑠霞。」

「何?ネロ。」



ネロ!!!!!

ドクン! 

急に、人間でいう心臓機関が大きく脈打ち、恐怖が僕を襲った。

ドクン ドクン ドクン

鼓動が、止まらない。


ネロ ネロ ネロ ネロ ネロ ネロ・・・・・

ネロの名前が僕の頭の中で大きく渦巻く。



嫌だ!やめて!

僕は・・・僕はあの頃の僕・・・・・には・・戻りたくない!



「No.1。ドラニコフ。停止。No.002。ドラニコフ。起動。」


えっ・・・!!

やめて。


嫌・・・だ・・。

その声に、僕の回路は――――停止して。

もう一人の僕が、起動した。


起動させたくなかった・・・・・。もう1つの、回路が。





                               * * *


「ルゥ、ご苦労様。」

「いいえ。別に・・・大した事じゃなかったですし。」

あの研究室のような部屋にルゥと瑠霞の2人はいた。
瑠霞が笑って言う。

「ドラニコフは・・・絶対に必要だからね・・・。ありがとう。」

「えっあっ。お礼は・・いいです。これで・・失礼します!」

僕は・・・。ただ、ネロ様のお役に立てれば・・それで。幸せなんだから――――。

ダッとルゥは部屋から出て行く。
その様子を見てクスクスと瑠霞は笑う。

「面白いなぁ・・。あいつも。ねぇ?」

ルゥと入れ替わりのように部屋に誰かが入ってくる。

「ネロ―――。」

ネロ、と呼ばれたメガネをかけたその男は、瑠霞に近づき笑う。

「そうだな。それから・・。ドラニコフが終わった。」

それを聞くと瑠霞は微笑む。

「本当に?やったな。あぁ、ドラミっていう子も終わったよ。これで・・・。」

「あぁ、大きく前進したな。」

あの、私達の夢に―――――――。

メガネをずり上げ、ネロの瞳に怪しい影が浮かんだ。。





                               * * *



「王ドラ・・・。」

「・・・何ですか・・?ドラメッド。」

暗い声で王ドラは俯いたままドラメッドの言葉に応える。

「―――追いかけるであ〜る。」

「え?」

予想外の言葉。
うつむいた顔を王ドラは上げ、ドラメッドの方を見て、目を丸くした。

キッドやマタドーラ達がドラメッドに注目する。

「お前、何言って・・・?」

「どこに連れていかれたのかも分からねぇのに・・・。」

「分かるであ〜る。」

「なぜ?」

きっぱりと言ったドラメッドにドラパンが眉を顰めて尋ねた。

「なぜ、そう言いきれるんだ?ドラメッド3世。」

「・・・分かるであ〜るよ。だって。」

少し間をおいて、ドラメッド3世は続けた。
その言葉に、みんなは一瞬時が止まったかのように感じた。

「我輩は――――。昔あのネロ達に協力していたであーるから。」

「なっ・・・!」

―――思い出した・・・。何もかも。
我輩は、思い出したくなかったであーるが・・・。



                               * * *


「おい。止まれ。」

「何?」

ルゥはうざったそうに振り返る。
そこには、怒りの表情を浮かべた明がいた。
押し殺すような声で明は言いながらルゥに詰め寄る。

「お前・・・。何で俺に仕事の内容を教えなかったのか大体察しがついていたが・・。まさか本当にドラニコフを連れ帰る事とはな。」

「・・・それがどうした?」

「お前―――っ!」

明はルゥに拳を振り上げたがすぐに避けられ、舌打ちをうつ。

「あのさぁ、いきなり殴るって君らしくないけど・・・。そんな気に食わない?」

「当たり前だ。」

軽い口調で話すルゥに、明は一層怒りが増したようだった。

「ドラニコフがここに戻ってくると、どうなるか分かってんだろうな?」

「・・・。」

無言でルゥは明の話を聞く。
明は続けた。

「確かに俺はお前より後に造られた。だが、データはお前より前のものも入っているし、後から造られたという事もあって改良されたりしている。」

「それがどうかした?」

さっきよりも口調が強くなってきたように思う。

「つまり。スピードや攻撃性はお前よりは劣っているがデータ等はお前に勝ってるんだよ。そして・・・。」

「!」

ヒュッと風を切る音がしてルゥの頬から一筋赤いオイルが垂れた。

「俺が本気になるとどうなるか知ってるか?」

一歩後ずさりしたルゥの視界に入ったものは、いつも無表情の明ではなく。
にやりと口元を緩め、ヌンチャクを構えた明がいた。
瞳を・・・紅く染めて―――――。




                               * * *


物凄く更新遅くてすみません・・・!
(謝ってばっかりですね;)
ごちゃごちゃしてて読みにくいと思いますが、許してください・・・!
誤字脱語等ありましたら教えて下さい。すぐ直します!
それから幸子さま!まさか大人の方に読んでいただけるとは思ってもいなかったので驚きました。ありがとうございます。
オリキャラなどでゴチャゴチャしてますが、よろしくお願いします♪











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