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短編

帰り道

作者: RK

 日が暮れる。

 いい子はおうちに帰らなきゃいけない。

 友達はみんな帰っていった。

 だけど私は帰らなかった。

 お母さんが帰ってくるなっていったから。

 だから私は家出した。

 だけど途中で怖くなった。

 怖いから家に帰ることにした。

 道を歩けば歩くほど、家はどんどん遠くなる。

 今来た道を帰らなきゃ。

 だけど足は進み続ける。

 道の先にはお母さんがいた。

「お母さん!」

 私は嬉しさにたまらず走り寄った。

 お母さんは悲しい顔をしていた。

 私を抱きしめながら泣いていた。

「お母さんどうしてなくの?」

 私は不思議に思って聞いてみた。

「いいのよ、お母さんが悪かったのよ」

 そうしてお母さんは私の頭を撫でた。

 

 二人は家に戻らなかった。

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