隣の職人ドラゴン様
私の家は山の中にあるあばら家だ。
あばら家のイメージがわかないというなら、日曜大工に挑戦した不器用なお父さん作の犬小屋、と思ってくれてもよい。そんなあばら家に、私は母と弟と共に住んでいる。雨が降れば雨漏りするし、風が吹けば隙間風などと言う形容がおこがましいほどの風がビュービュー入ってくる。家の中は寒いし狭いし、三人で身を寄せ合って生きているのだ。あばら家の外に植えられた食べられる実をたくさんつける木々たちと、山の美味しい湧き水を引いた井戸、そして母が丹精こめて世話しているハーブの畑だけが、我が家の自慢だ。
その数少ない自慢と、今は亡き父ががんばって建てたあばら家だということが母をこの地から離れさせないでいた。村に下りればもっと楽な暮らしができようものを、思い出や感傷を胸に、あばら家で生活を続けているのだ。それに付き合わされる私や弟があわれでならない。とはいえ、姉である私の心配をよそに弟は現在進行形でたくましく野生児に進化しているので、あまり気にしてはいなさそうだ。だが、わたしはそうはいかない。文明の進んだ現代日本で生きていた記憶のある私。かまどで料理をするだとか、そういう生活は別に苦ではない。だが、住処が犬小屋以下というのは我慢できなかった。物心ついたときに我が家を外から改めて見て、思ったものだ。
大きくなったら自分で改築しよう。その方が何ぼかマシだ、と。
まだ8歳であったころ、めぼしい建築用の木材に目をつけたり、山を降りた先の村で大工の仕事をしているおっちゃんの手元を眺めたりと、目下勉強中であった。よって、まだ大掛かりな作業をすることができないため、小さなものからこつこつとそろえることにした。
一つ例をあげるなら、椅子。
大工のおっちゃんから廃材を貰って、自分好みにデザインした椅子を作った。……というのはおおげさで、はじめはデザインだとかそんなことを言っていられず、ただただ簡単な椅子の作り方を教わり作っていた。初心者にしては上出来だと褒められた最初に作った椅子は、素人目にもガッタガタで座ることに恐怖を覚えさえするような有様だった。だって、釘が飛び出ていたのだ。これにはさすがに大工のおっちゃんも苦笑いして、なんとか修正してくれた。使い物にならないと思われたその椅子は、今も我があばら家にてその役割を果たしている。ハーブを植えた植木鉢を乗せる台として。
しかし、最近こしらえた椅子はなかなかに評判がよかった。お尻にフィットする曲線と、何度もやすりをかけた丸いフォルム。重過ぎない材木を選んで作ったそれは、パーツごとに濃い色と淡い色の材木を組み合わせたデザイン性の高いものになった。唯一の欠点を挙げるとするなら、同じものは二度と作れないということだろうか。つくづく、職人には向いていないと実感させられる。前世でも凝り性の飽き性とからかわれていただけはある。
さて、我が家を快適に過ごせる空間に変えたい作戦、略してビフォーアフター計画を進めるために私が手を出しているのは椅子作りだけではなかった。
まず、年子の弟を鍛えてもらった。私が鍛えたのではない。そんな技術も知識も私には無い。漫画で得た、人間業じゃない身体の鍛え方の知識でよければいくらでも披露するが、それが私の今の弟に有効だとは思えなかった。だから、村で狩人をしているにーちゃんに弟をたくした。すると、どうでしょう。村一番の狩人と名高いにーちゃんだけあって、あっという間に弟は立派な狩人の知識と技とを吸収していったのだ。もしかして、弟はもともとスペックが高かったのだろうか。なぜ異世界トリップというか転生した私にそんな便利なスペックがないのか、と、納得がいかないが、無理に危ないことを経験する必要も無いだろうし、まあいいか。神童とも噂され始めた弟を回収し、さあ、いってこーい、と、山の中に放り出した。それも、大型の獣がいる、黒の森とか言うひねり感もない名前の森に。数日後、弟は疲れきった様子で帰ってきた。私の期待通りの成果を上げて。
その後、我が家の薄くて隙間の開きまくった壁は、暖かい大型の獣の毛皮で断熱されるようになった。もちろん、売り払えばなかなかの値段がつくだろうが、近隣の村程度では安い値で買い叩かれるのがオチだ。そして、いつか都に行ったとき、何十倍もの値段になった毛皮を見て愕然とするよりは、私が今有効に使いきってやろうと思ったわけだ。
そのほかにも、母には彼女が大切に育てているハーブで可愛らしい匂い袋やらハーブを入れた枕などを作ってもらい、女の子としても充実した生活を送ろうと心がけている。
少しずつ文明社会に慣れた私が過ごしやすいと思う水準まで家の中を改造したころには、カントリー風味漂う乙女チックなペンションレベルに到達していた。
母が生活が豊かになり余裕が出てきたのか、レースを編んだり刺繍を始めたりしたのだが、これまた売り物にしてもよいくらいの技術であった。それが嬉しくて、出来上がったものを片っ端から装飾品として家を飾っていった。気がついてみれば白いレースが日の光にきらめくロリータっぽいカーテンや服装がすこぶる似合う空間になっていた。
母は純粋に喜んでいたが、弟はなんだかいたたまれない、と、よく狩りに出かけて帰らない日も多くなってきた。今も、狩りに行ってくると出て行き1週間帰ってきていない。さすがにやりすぎたと反省して、物置になっていた一室を弟用にあけ、小さいがシンプルな装飾の部屋を用意してやった。彼が一番最初に一人で狩ってきた獣の毛皮をきれいに加工して床に敷き、過ごしやすくした。喜んでくれるだろうかと、次に帰ってくるのが待ち遠しく思う。
そんな、過ごしやすい住処作りのための努力を怠らないある日。私の生活が一変する出来事が起きる。
私はその日、村から手製の椅子を一つ持ち帰る為に台車を押していた。
そんなに椅子ばかり作ってどうするのかと思われるだろうが、残念ながら私が作った椅子は最近結構人気があり、作ったそばから以前作ったものを譲ったりしているうちに、現在家には2脚しか椅子がない。弟が居ないことが多いので母と二人でちょうどよいのだが、客が訪れることもあるので2脚では足りないと新しい椅子を用意したのだった。明日、もう1脚運ぶ予定であるが、弟は先日狩りに出かけたばかりだったので急いで運ぶ必要は無い。
この世界の歌ではない歌を口ずさみながら家路をたどっていると、それまで明るく照っていた太陽が翳った。
雨でも来るのかと視線を空へ向けた私は、目に映ったものを信じられずに、ぽかん、と口をあけたまま呆けてしまった。
それは雄々しく力強くそして美しい。けれど、恐ろしい。虹色にも見えるその鱗はきらきらと光り輝いて……、陳腐な言葉で言えば、宝石の様。鋭い牙をずらりと並べた口腔が暗く開いて、咆哮をあげた。
その、周りの木々も震えるほどの低音と高音の入り混じった大音量に、慌てて口を閉じて木の陰に隠れた。台車を山道に残してしまったことに気付かないほどに動揺していた。
あれは、ドラゴンだ。西洋型の竜だ。翼竜と言うほうがわかりやすいだろう。頭上高くを飛んでいた為、正確な大きさはわからない。だが、大きかった。あんな生き物を見たのは後にも先にも……前世でも今世でも……初めての経験である。自分よりも大きなもの、そして、鋭い肉食の獣のような攻撃性のある牙や爪を見て感じる、単純な恐怖が身体を震わせていた。
「おい、そこの女」
声をかけられて初めて、目前にドラゴンが降り立ったことに気がついた。
……ドラゴン、しゃべったーーー!!! しかも、近い! でかい!!!
などと驚いて、ひ、と小さく悲鳴を上げてしまったが、いやまて、これは朗報だ。目の前の爬虫類は言語を解している。ということは、知性のある生き物だ。それも、流暢な言葉の流れ、そして、即座に喰らいついてこないという理性の働いた行動からいけば、とても高い知能を備えていそうだ。ならば、交渉が可能であるだろう。時間を稼ぐ為に、返事をして、会話をつなげねば。
「私でしょうか、ドラゴンさん」
「そうだ」
ビクビクとおびえながら答えを返すと、ごふぁー、と、ドラゴンから火の匂い交じりの吐息が発された。このドラゴン、火も吐くのか……。
「この椅子はお前が作ったのか?」
椅子?
どすん、と、ドラゴンの尾が地面に叩きつけられた。その拍子に放置していた台車が地面から浮いて、ガタガタと音を立ててまた地面に着地した。どうやら、尾でその台車を示したかったらしい。しかし、その意に反して台車が大きな音を立てて壊れそうなほど揺れたのを見て、驚いて動きを止めているドラゴン。 あれ、なんだか、動きがカワイ……いやいや、そんなはずは無い。
いまだに台車の上でぐらぐら揺れる椅子をじっと見つめるドラゴン。大きな尻尾が、ぴょん、と持ち上がって、椅子に触れようか触れまいか迷っているような動作をする。揺れる椅子に合わせて、ゆらゆらと左右に揺れているのだ。これは、目をそらすこともできないほど可愛い……。図体がこれほどでかくなければ、の、話しだが。私の家よりも大きい身体だ。そして、絶対に私の家よりも丈夫だろう。
それにしても、なぜ私が作ったと知れたのだろうか。
恐る恐る問いかけてみれば、匂いがする、と、ドラゴンは言った。すんすん、と、鼻を鳴らして答えてくれた。いちいち可愛いな。犬みたいだ。
「お前が作ったというのなら、おれはお前に用がある」
「え? え……。わぁああああ!!!」
するり、と尻尾がいつの間にか私の背後に回っていて、とん、と背を押された。そうすると、もちろん私は前方に向かうしかないのだが、目前には大きな大きなドラゴン。進みたくないという気持ちを足が代弁してくれたらしく、もつれて転びかけてしまった。そんな私の身体を、大きな鍵爪を備えた爬虫類の手がつかんだ。苦しさが無いのは気を使ってくれているのだろうが、そのまま空高く舞い上がられてしまった私は気が遠くなった。もうちょっとシートベルトはしっかりしまって欲しい! ジェットコースターに乗ったときに、固定用の安全バーの遊びの隙間部分に不安を覚えるような感覚である。落ちるんじゃないかという恐怖と戦いながら、私はドラゴンの大きな手にしがみついて、ただただ飛行が終わるのを待ったのだった。
私の足が地面についたのは、数分程度後の事である。気がつけば、一軒の山小屋の前に降ろされていた。ドラゴンは、着地のときに先に私を下ろしてくれ、その後、ゆっくりと私の背後の地面に降り立った。あの巨体であまり離着陸の音がしないのは、何か不思議な力でも働いているのだろうか。そんなとりとめもないことを考えていると、ドラゴンが、ぐるる、と唸った。振り返ると、そこには巨体のドラゴンはおらず、ちんまりと小さなサイズのドラゴンがいた。
「あ……れ?」
「女、この家に入れ」
「……その口調、さっきの大きなドラゴンさんですか」
「そうだ。……ああ、人の身では知らぬか。私のように年を経たドラゴンは、質量を変化させ好きなように変化できるのだ」
お年寄りなのか、この可愛いドラゴン。動きが妙に可愛らしかったのに、年寄りなのか。
ものすごい勢いでがっかりしたが、目の前でよちよちと歩く小さなドラゴンを見て、ほんわかと和んだのでその話は保留しておくことにした。
ドラゴンが、ふわりと宙に浮いて尻尾で器用にシンプルなドアを開ければ、そこはよりいっそうシンプルな空間があった。
というよりも、ものが何もない。あったとしても、飾り気も無いそっけないテーブルがあるくらいか。
「何もないだろう。客人であるお前を座らせてやる椅子もないのだ」
小さなドラゴンは、沈んだ声音で言ってから、しょんぼりと身体を丸めてしまった。
「私の事はお気になさらずとも結構ですよ。ですが、なんというか、そっけないですね、この家。寂しい感じがします」
「そうだろう。実は、今まで洞窟で生活してきたのだが……。洞窟にいるとな、勘違いした人間の冒険者たちに寝込みを襲われるのだ。だから、ここに家を建てた。が、なかなか気に入った家具をそろえることができずにいたのだ。洞窟の奥には財宝はあるのだが家具なんぞは無いからな。だが、先ほどのお前の椅子を見てピンときて……思わずつれて帰ってきてしまった。すまん」
「……え、じゃあ、この家を作ったのは……」
「ん? ああ、私が人間の家を見て、このあたりの木と石とを使って見様見真似で作っ……」
ちいさなドラゴンが言い終わる前に、私は万歳三唱をした。
びくり、と小さなドラゴンが身体を跳ねさせたのは、私が滂沱の涙を流していたからだろう。慌てて私の足元に寄ってきて
「お、おい、なんだ、どうしたのだ、女!! 」
「お願いがあります、ドラゴンさん!!」
「な、なんだ!!??」
「私が椅子を作ります。暖かい家になるように飾りつけなんかもしましょう。だから!」
「だ、だから?」
「だから!!!」
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我が家のあばら家は、華麗な変身を遂げた。
丈夫な木材で組み上げられた、間取りも広くなった家。より一層力の入った内装。山の湧き水を引いていた井戸を家の水場に引き込んで、簡易の水道も設置した。風呂には、いい匂いのする木材で作った浴槽をすえて、暖かい湯船につかれるようにした。家の玄関の扉は、妙に凝った細工がされており、我が家を訪れる客たちの感嘆を誘った。
私が大人になるのを待たずして、我が家はりっぱな建物につくりかえられた。
もちろん、製作者はあのドラゴンである。
彼はとても素晴らしい職人に転身した。もともと美しいものに目が無い種族である。それを自らが作り出せる技術を備えていると知れば、その後はもう、坂を転がり落ちるかのようにその道にのめりこんでいった。一緒に椅子を作るところからはじめ、大工のおっちゃんの仕事を手伝い、気がつけば師を越える飾り細工の技術まで習得してしまっていた。それに、彼はドラゴンである。力仕事はお手の物であり、しかも、魔法も使用できる。本来であれば何人もの職人が数ヶ月かけて終わらせる仕事の建築であるが、数日で一人で全ての工程を終わらせてしまうことができるのである。
私は、そうして一人前の職人になってしまったドラゴンに、我があばら家を任せたのであった。
母も弟も、生まれ変わった元あばら家に驚き、そして、喜んでいた。ドラゴンは、以前のあばら家の面影を残しつつ、材料もリサイクルしつつ……、と、母の思い出を消さぬように努力をしてくれたのだった。匠と呼んだほうがいいかもしれない。
一方、ドラゴンの住処は。
「トーワ。おれは今からイナムの狩りについていこうと思う」
ばさばさと小さな羽を広げて目の前に滑空してきた小さなドラゴンに、目を細めて笑いかけた。
「気をつけてね、ローシャ。ドラゴンがついていったら、狩り台無しだと思うけどねっ!!」
「そうなんだよ、ねえさん。ローシャさんがいると獣が出てこないんだ。なんとかしてよ」
ドラゴンの後をついてきたのは、最近めっきりソフトマッチョな弟、イナムだ。
「うーん……ああ、そうだ。ローシャ、今日は私に付き合ってくれないかしら。家をうちの隣に移してから、洞窟に行ってないでしょ? 私、洞窟に行ってみたいなー」
「……トーワがそういうのなら……。わかった。狩りは今度にする。」
「ねえさん、ありがとっ!! おみやげ期待しててね!! じゃ!」
たすかった!と、いい笑顔で手を振りながら去っていく弟。気持ちはわかるが、ドラゴン……ローシャがしょんぼりと尻尾を垂らしているではないか。あとで説教してやろう。
「おれはイナムに嫌われているのか?」
「いやぁ、好かれてるよ。そうじゃなきゃ家に入れないし、一緒にいないしね」
「そうか」
姉である私のお墨付きを得たからだろう、気分が上向いたのか、ぴょん、と尻尾を持ち上げて、彼の家のほうへと滑空していく。我が家を立て替えるときに、ローシャが隣へと引っ越してきたのだ。だから、以前は一軒だけぽつんと寂しく建っていた我が家は、寄り添うようにして建つローシャの家と共にある。 ローシャは我が家を建て替えてくれ、私はローシャの家の内装を一手に引き受けた。二軒の家は、いわば兄弟のようなものなのだ。
あの日のように、ローシャは自分の家の扉……以前とは比べ物にならないほど凝った意匠のドアだ……を尻尾で器用に開けながら、私を家へと招き入れる。そこは、我が家のように暖かく優しい空間だった。
洞窟のそばにひっそりと建てられた寂しい空間は、もしかしたら一人洞窟で過ごしていたドラゴンのローシャの心のあらわれだったのかもしれない。私と出会って私の家族と過ごすうちに、私が作ったものだけではなく、彼が気に入ったという家具や自分で作ったものが増えた。心の隙間が埋まっていくように。
「トーワ」
「なあに? ローシャ」
「おれはもう、洞窟でひとりでいた頃のことを思い出せなくなった。もう、あの頃のようには戻れないのかもしれん」
ローシャはかつて、集めた財宝の中で小さなものを選んでそれを交換したり売ったりして物を得ていたらしいのだが、今はそれをしていない。そんなことをしなくても、彼のドラゴンだからこそ発揮できる技術と、長年磨かれてきた美的なセンスをかわれて仕事がひっきりなしに舞い込んでくるのだ。彼の好きなキラキラしたものに劣らない、素晴らしい意匠の建具が人気だ。
人間と関わる時は、冒険者が自分の力試しにと戦いを挑んでくるだけ、という生活から一転。彼は人間たちと穏やかな交流をする術を得たのだ。
「もどらないで欲しいと、言ってくれるか、トーワ。おれはお前とずっと一緒に居たい。つがいになってくれないか?」
小さなドラゴンの細い尻尾が、そっと私の腕に触れた。私は、考えるまでも無く答えがあるその質問に、考えるふりで答えなかった。そうこうしていると、答えを返さない私に焦れたらしい小さなドラゴンは、ぐるる、と唸って姿を変えた。青年と呼べるような人の形に。
ドラゴンは大きさを変えるだけでなく、年を経ると人の形にもなれるらしい。ただ、尻尾と鱗と、縦長の瞳孔など、面影を残したままの姿ではあるが。
私は、私を抱き上げようとする腕に逆らわず、にっこり笑って言った。
「戻らないで欲しい。けど、プロポーズの言葉は、私がせめて成人してからにしてね」
ぺし、と、鱗が僅かに浮いたローシャの頬を叩いた私の手は、まだ小さく、細い。
私はまだ、12歳なのだ。まだ子供なのだ。精神年齢的には30歳越えてようとも。
見た目30近い竜人の男と、いたいけなほそっこい見た目12歳の少女だと、犯罪ですよドラゴンさん。
end
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トーワ
>>前世は日本の社会人女性。
>>ちょっとだけ特殊能力があります→彼女が作った椅子はなぜか座り心地がよくなる。椅子に関してだけハイセンス。
ローシャ
>>トーワ宅のある山の山頂近くの洞窟に住む、力のある一部では有名なドラゴン。結構美竜。鱗は銀に近い緑。
>>ドラゴンとしては驚異的に器用であったため、長年培ってきた美的センスを生かして職人として身を立てることに。
>>トーワが成人したらつがいになるつもり。