第11話 決意
お母さんは全ての過去を話してくれた。
私はその時のことをよく覚えている。
今でも。。。そしてこれからも。。。。
お母さんはとても悲しそうだったけど、涙は流していなかった。
大地と優奈さんは泣いていたけれど・・・・。
「ごめんね。優子・・。私、何も役に立てなくて・・・
泣いてばっかりだし・・・・。私ってなんて情けないんだろう・・・・。」
「いいの、お姉ちゃん。話を黙って聞いてくれてありがとう。
お姉ちゃんがいてくれるだけで充分だよ。私が全部悪いんだから。
お姉ちゃん、自殺だけはしないでね・・・・。」
「えぇ。もうあなたを悲しませたりしないから!!
私、姉らしくするから。私が優子をこの家族を支えてみせるから。
一緒にがんばろうね・・・。一緒に乗り越えよう・・・。」
その時私は、姉妹愛を感じた。
兄弟っていいなって改めて感じた。
私はお兄ちゃん、お父さん、親友を失った。
すごく、
すごく
悲しい・・・・。
言葉では言い表せないくらい・・・・・・。
でも、それは
お母さんも
優奈さんも
大地も
梨花も
美亜の家族だって
皆、一緒。
皆、悲しいんだ。私だけじゃない。
私だけが悲しいんじゃない。
私は涙を流しそうになったが、そう思って頑張った。
そう思って、自分を励ました。
”学校へ行かなきゃ。”
私は怖かったけど、このまま行かないのは美亜にもお父さんにもお兄ちゃんにも
悪い気がする。
私は生きているんだから、未来があるんだから
今を一生懸命生きないとお父さんたちに怒られてしまう。
私は
今を
この1秒1秒を
大切にしようと思った。
3人のためにも生きなきゃ!!と・・・・
梨花だってもう学校に行ける体ではない。
お母さんにだって余計な負担をかけたくない。
明日、学校に行く。
それが今の私にできる精一杯のことだと思う。
怖いけど・・・・
震えるけど・・・
これは学生の義務なんだから。
それに私の将来だってある。
今、自分のことを言うのもなんだけど・・・・。
私は今を生きる。生きなくてはならない・・・・
例え、苦しかろうと、険しかろうと、、、、
私は生きなくてはならない!!
例え、厚い高い壁が待ち構えようと・・・・・。
何があっても死んではならない!!
私は生きるんだ・・・・・・!!
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