名前:
仲里 2008-05-05 23:40
結末を除いては、素直に面白かったです。途中でファンタジックになりすぎて「もう、やめようかな?」と思いましたが、持ちこたえて読み通しました。
まず、誤字脱字が二、三箇所ありました。日本語として「?」と思った部分もいくらかあります。場所は指摘しませんが…すいません。
読んでいながら気になったのは、文章(文体)が物語にフィットしてない、別の言い方をすれば、ちょっとしたズレを感じたことです。物語の凄み、驚くべき展開を、文章(文体)が引っ張れていないと感じたのです。物語に文章(書き手)が負けてしまっていると言ってもいいかもしれません。
文章評価はさておき、内容について感想を述べさせていただきます。始めに申し上げたとおり、面白かったです。しかし、面白かっただけに、結末には落胆しました。
小次郎はこう言っています。「愚か者だと感じられる者、憎むべきだと感じられる者。私はそんな者たちに対してもその心の苦しみを、その考えや感情を、理解する事に努力しよう。そして彼らを愛し、愛される喜びを掴むのだ。人間は本当はすべての人間が同類なのだ。仲間なのだ。そして誰もがかならずいつかは分かり合えるのだ。助け合い。支えあい。喜び合う生き方を望み続ける事こそが、もっとも価値のある生き方なのだ。そのための努力こそ真に努力する事であるのだ!そのために私は少しでも役に立つ人間になりたい。すべての人間が理解しあって、一つのものになるように!この世に悲惨がなくなるように!すべての人間が全員幸せになるように!」
これを被害者に向かって言っているわけです。これが異次元で小次郎が得た、最終的「答え」であるわけです。余りにも考えが浅く、愚考(愚行)と言って差し支えありませんよね? その後小次郎は現実に戻り、「めでたしめでたし」となります。
これを読み手から、小説的にとらえるとどうでしょうか? 物語が進むにつれて、テーマを殺人の贖罪というところまで持ち上げられたわけです。なのに、あの言葉です。なんとさらにハッピーエンド。
東河さんは、許せますか? 小次郎に家族に殺されて、あのような言葉を投げつけられたら? 小次郎はとても楽しく、ひとときを送っているんですよ? 許せたら、それは嘘だと思います。
そのような注目すべき(少なくとも、僕が注目した)テーマは、どこに行ってしまったんでしょうか? このように簡単に片付けていいはずはありません。小次郎の言うように「分かり合える」はずはありません。
誤解なさらないように、お願いします。面白いからこそ、このように書かせていただきました。それが的外れな意見であれ、東河さんの役に立たずとも、ただの正直な嘘偽りのない感想です。失礼しました。
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文章評価:
★★★☆☆ 作品評価:
★★★★☆ 出版:買わない
[S5] 23歳〜29歳 男性
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| ▼コメント ご感想いただきありがとうございます。 文章力に関してはこれから少しずつうまくなりたいと思っています。 非常にきちんと読んでいただけてとても光栄です。 結末についてはご指摘のように適当に片付けすぎているのかも知れません。 興味を持っていただけたテーマについてはもう一度、自分自身 しっかりと読み直してみて、改めて取り組み直したいと思います。 私自身、この作品は今後も何度も書き直しを重ねて行きたいと思っています。 そのため仲里さんのような率直な感想は非常に有り難いです。 ぜひご意見を反映させていただきたいと思います。 また何かお気づきの点がありましたらぜひぜひご指摘お願いします。 では失礼します。
名前:東河哲也[2008-05-06 03:04] | |