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第4話:冗談……だよね?
「とりあえず確認するわよ。あんたは哀川誠矢なのよね? で、ずっとこの町に住んでるんでしょ?」
始業式。校長の話をBGMにオレは謎の少女に問い詰められていた。
「たしかにそうだけど、どうして君がそれを?」
「あんたのこと知ってるからに決まってんでしょ?」
「いや、だからどうしてオレのこと知ってんだよ?」
話の通じない少女だ。
「あんたの友達……は違うわね……じゃ、敵……はコイツが勝手に言ってただけだし……」
コイツとか言われてる。地味にショックだ。この人、口の悪さに目をつぶれば、かなり可愛いし。
「難しいわね。結論から言うと、とりあえず小学生の時のクラスメートよ」
「そっか。じゃ、とりあえず久しぶり。君のことよく覚えてないけど……」
基本的に女子には敬語を使うオレだ。
「本当に私のこと覚えてないの?」
「結論を言うとそうなるね」
「そう……そうなんだ……ふ~ん……」
「ていうか君名前なんて言うの?」
「相原久乃」
「ヘェ。きれいな名前だね」
「完全に忘れてるわけね。いい度胸ね」
アレ?相原さんの体が震えてる?
「えっと……相原さん?」
「二度と忘れないよう刻みこんであげるわ。あんたの体じゅうに私の名前を……」
「えっ?相原さん?そのサバイバルナイフはどこから?ていうか銃刀法違反? えっ? 本気なの?……誰か助けてくれ!?刻まれる!?」
「往生しなさい!」
「あ~ごほん!」
と、いきなりわざとらしい咳払いが近くで響く。
「君達。ちょっと職員室こようか?」
見ると、堅物で有名な教頭がオレと少女の前にたっていた。
「え~と……はい。わかりました」
まぁ始業式中にこんだけ騒いでたら仕方ない。
「しょうがないわね。コイツに名前を刻んだら行くわ」
「それでは五分後に職員室へ」
「了解よ」
え? マジデスカ? 教頭止めないの?
『ジェニファーはつぶやきます。
「兄さん……私結婚するよ。兄さんに私の晴れ姿見て欲しかったな……」
「きれいじゃないか」
いきなり死んだはずのワッツの声が聞こえます。見ると、本当にワッツはジェニファーの前に現れていました。
「兄さん!?あの時死んだんじゃ?」
「言っただろ?クライマックスまでには追いつくと」』
校長の話はクライマックスに突入したようだ。
「どこにまず刻まれたい?顔?頭?……脳みそに直接刻んであげようか」
ついでに、オレの人生もクライマックスに突入しそうだった。


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