#004:想像力
想像力があれば魔法で何でもできる。ここにある小説でよく使われている法則。
現代の日本人にどれだけの想像力があるのだろうか?
私には有るようには思えない。中途半端に科学知識を身につけ、便利な道具に囲まれ、見た目が派手なゲームやアニメを当たり前のように見る。
このように育った人にどこまで正確に想像が出来るのだろうか?
火をつけるには、「燃料」、「酸素」、「熱」が必要と習った人に魔力による発火は可能なのか?
火というイメージだけで森の中での使用を避けるけど、生の樹木ってそんなに簡単に火が移るの?
生垣によって火事の延焼が防がれるという事もあったりするのだけど・・・。
落ち葉が乾燥していれば火が移る危険性は高いが、そんな記述がある話を見たことがない。
まあ、牛ほどの大きさの生き物を一瞬にして消し炭にする熱量があるなら、生木が発火してもおかしくはないのかな?
鎌鼬を生み出し切り裂く、よく見かける風の魔法であるが、現在の科学ではまだ発生原理は解明されていない。
真空によって皮膚が切り裂かれるという説が一番広まっている様に思うが、自然発生する真空、低圧状態で傷つくほど皮膚は弱くない。風で飛ばされた砂塵などが皮膚を傷つけるというのが有力らしい。
魔力で真空を発生させてるのだから切り裂けるのが当たり前というのか?
空気砲やソニックブームと比べ、魔力効率はどうなのだろうか?
水と風で氷の魔法になる作品も多いが、そんなに簡単に氷なんて出来るの?
常温の風にどれだけの冷却能力がある? 気化熱で氷点下にするのにどれだけの魔力が必要なの?
ここでも、魔法だからで済ますのか。
想像力があれば何でもできるという魔法。
正確に想像するには中途半端な観察力では不可能だと思うのだが、そこまでしっかり観察している様子もない。
テンプレートに頼った設定と展開ばかりが目に付く。
多くの人が面白いと思ったものがテンプレートと呼ばれるのだから、悪いとは言わない。
現代の日本人に想像力があるというのなら、もっと多くのオリジナリティにあふれるストーリーを見せてもらいたい。
おまけ・おいしい氷の作り方
~~ α:水+地 ~~~~~~
1.水を地の魔法で固体化する。
2.その状態で安定しようとして自然に温度が低下する。
3.氷の出来上がり。
~~ β:水+火 ~~~~~~
1.“火”属性は本来“炎熱”属性と呼ばれ、熱を自由に操れたと設定する。
2.熱を操れるのだから、水から熱を奪えば凍りつく。
3.氷の出来上がり。