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列伝第2話 冒険者クロードの冒険(2/5)

Q:イリスは何を見たの?

ヒント:異伝

使うつもりのない設定ですけどね。

 次は実技試験だ。ギルド内の訓練場でAランク冒険者との模擬戦だ。武器は模擬戦専用の魔法の道具マジックアイテムを使う。これは使い心地は普通の武器と変わらないけど、相手に当たってもダメージにならないという武器だ。ご主人様とミオ先輩ははりせんとかぴこはんとか言ってたけど、何の事だろう……。


 余談だけどノットが言っていたのは、この後の実地訓練で使う武器であって、模擬戦専用の武器ではない。ここでは使い慣れない武器を使うのは最初から確定している。


 武器の種類自体はいろいろあるようで、自分がいつも使っているものにできるだけ近い武器を選ぶことにした。僕の場合は片手剣と小盾だ。軽く振ってみたけど、そこまで違和感はない。うん、これなら問題なく戦えそうだ。


 8人それぞれに別のAランク冒険者が相手をすることになり、3組に分かれて異なる修練場に向かった。僕と一緒に来ているのはロロとユリアさんだ。


「クロードの相手は俺だ」

「クーガさんが相手でしたか……。よろしくお願いします」

「おう、よろしくな。って言っても実力的に問題ないのは分かっているけどな。油断なんてしたら負けちまうから、本気で行かせてもらうぜ?」


 クーガさんは顔なじみのAランク冒険者で、前に共同で依頼に出たことがある。若手の中では有望株と言われており、いずれはSランクになるであろう実力者だ。

 大柄で2mくらいのがっしりとした筋肉の付いた男性だ。いかにも凄腕冒険者と言うのが、見た目だけでわかる人だ。


「いや、クーガさんを倒すのはまだ無理ですよ」

「……『まだ』って簡単に言ってのけるところが末恐ろしいんだがな」

「一生勝てないなんて言うつもりはありませんから」

「そりゃそうだ。そんなことを言う奴がこの場に来てたらボコボコに叩きのめすところだぜ。でも、流石にこの場で負けるわけにはいかねえよ」


 そう言って大剣を構えるクーガさん。やっぱり隙がないな。とは言え、僕にできることは正面から攻撃することだけだ。隙がないなら作ればいいんだ。


「行きます!」


 僕は地を蹴りクーガさんに向かって切りかかる。クーガさんの武器は2m以上ある大剣だから、小回りが利きにくいはずだ。素早さで牽制しつつ1撃を入れてみせる。


「甘い!」


 僕が近づく前にクーガさんが剣を振るう。剣速が速すぎて避けるのが間に合わない。剣の軌道上に何とか盾を出すことが出来た。


「ぐっ!」


 盾ごと吹き飛ばされてしまう。数m吹き飛んだところで着地する。痛い。武器自体は当たっても怪我をしないが、衝撃自体は本物だ。


「おらぁ!」


 当然のように追撃をしようとクーガさんが走りこんでくる。僕も大きくバックステップをして距離を取り態勢を整える。


「普通のCクラス、いやBクラス成り立てくらいなら、今の初撃で終わっていたぞ。やっぱり強いな」

「クーガさんも凄いです。避けるどころか盾を出すので精一杯でした」

「当たり前だ。『必殺の初撃』を冒険者登録して1月程度の子供に見切られてたまるかよ」


 クーガさんの2つ名は『両断』。見ての通り、最高速度の初撃で勝負を決めることが多いから付いた2つ名だ。


「ま、『必殺の初撃』なんて言っているが、あくまでも手っ取り早く勝負を決めるために使っていたら2つ名になっただけだが……」

「知っていますよ。初撃以外も凄いってことは!」


 もう1度切りかかる。同じような攻撃方法だが、もちろんそれだけではない。クーガさんも無策で突っ込んでくるとは思っていないようだが、それでも高速の斬撃で迎撃してくる。まずはこれを越えてみろと言うことだろう。


 今度は避けることを考えず、最初から盾で受けるつもりだ。いや、受けるというのは正しくない。受け流して見せる。左手の盾を地面とほとんど水平にした状態で、横薙ぎに振られた斬撃を受け、押し上げながら下をくぐるようにする。


「何!?」


 盾で受けるので手いっぱいだった斬撃だけど、最初から盾で受けるつもりで見ていれば、少しはマシになる。腕力では僕をはるかにしのぐクーガさんの斬撃でも受け流してしまえば負担は少ない。さらに斬撃を振り切った直後には多少は隙があるだろう。そう思って進もうとしたとき、悪寒が走った。とっさに左側に転がり込む。転がりながら確認すると、僕が進もうとしていた場所にクーガさんが斬撃を加えていた。


 大剣を振り切った態勢からすぐに切り返して逆方向に斬撃を放ってきたようだ。理屈としては分かるけど、大剣でそれをやるなんてどんな筋力をしているんだ。あ、セラ先輩なら難なくできそう。あの人の怪力は多分クーガさんよりも凄いから……。


 っと、余計なことを考えている暇はないね。転がる勢いが落ちたところですぐに立ち上がる。クーガさんは剣を振りぬいた態勢のままこちらに話しかけてきた。


「いや、これも躱すのか。最近練習してやっとできるようになったんだが、初お披露目で決められないとか、格好付かないな……」

「なんです?今の?」

「ああ、引退した元Sランク冒険者が使っていた剣術らしいんだが、話から再現しただけだから正しいかは知らん。「なんとか返し」って言うらしい」


 なんだかんだ言いながら、『必殺の初撃』を強化をしているクーガさん。やっぱり、2つ名があると戦術をそれに合わせちゃいますよね。


 クーガさんはまだ返しの一撃を入れてもまだ3回しか斬撃を放っていない。僕に至ってはまだ、1度も攻撃をしていない。それでも『必殺の初撃』を得意とするクーガさんから3発回避したということは、やっと本当の意味でクーガさんと戦う資格を得られたと言ってもいいだろう。


「あー、すまん。やる気になっているところ悪いが、これで仕舞いだ。俺との模擬戦は『必殺の初撃』を回避したらその時点で終了ってギルド長のじいさんから言われているんだ」

「え、そんなの初耳なんですけど……」

「いや、俺も最後までやらせろって言ったんだが、爺さんがダメって言ってきたんだよ。まあ、今回の模擬戦は俺が無理やりねじ込んだから、無理は言えなかったんだけどな」

「でも普通は決着がつくまでは模擬戦をするんですよね?」

「ああ、本来この模擬戦はAランクの中堅までが担当するモノだからな。Aランク上位の俺がやる場合、条件が緩和されるんだ」


 正直言えば、他のAランクの試験官に比べて、クーガさんは頭2つ分くらい抜けていた。


「Aランク上位の得意技を防げればBランクにするには十分ってのが理由らしい。まあ、ランクアップ試験の目的は、自分の力がどこまで通じるのか試すことではなく、あくまでそのランクに相応しいかを試す場だからな。満足いくまで模擬戦をさせることは趣旨から外れるというわけだ」


 若干納得いかない部分もあるけど、決まっていたと言うことだったら仕方がない。


「でも、それなら最初に言ってほしかったです」

「言っちまったらそれだけに集中しちまうだろ?そんなの楽しくないだろ?つーか、俺ももう少し戦いたかったんだが、ギルド長が目を光らせてるし……」

「何を言うか!最初の追撃も、最後の切り返しもグレーな部分があるんだぞ!もうじきSランク試験を受けるというのに、つまらんことで減点させるわけにもいかんだろう」


 いつの間にかギルド長も近くに来ていた。戦闘に集中していて気が付かなかったよ。


「そりゃあ勘弁だな。やっとSランクになれるっていうのに」

「え?クーガさんSランクになるんですか?」

「まあ、まだ試験の権利を得ただけだがな。ま、遠からずSランクにはなれそうだな」


 クーガさんの実力なら、いつかはSランクになるだろうと思っていたけど、その未来は意外と近そうだ。


 クーガさんは少し恥ずかしそうに話を続ける。


「それでな……、Sランクになったら改めてルセアさんに告白しようと考えているんだが、仲を取り持ってもらえないか?」


 ……クーガさんはルセア先生に惚れているらしい。一緒に依頼を受けたときのルセア先生の容姿と戦いぶりに惚れたとのこと。その場で告白するも撃沈。でもまだ諦めきれていないようだ。僕たちに良くしてくれるのも、その辺りが無関係とはいえないんじゃないだろうか。


 とは言え、ルセア先生のご主人様への態度を見る限り、クーガさんの告白をOKする可能性は0だと思う。


「すいません。僕には荷が重いです」

「またか!誰だよルセアさんの主ってのは!?」


 ルセアさんが告白を断るとき『主様に全てを捧げているので告白を勝手に受けることはできません』って言っていた。奴隷であることまでは知らないはずだけど、その事実が明るみになったら、ルセアさんを賭けて決闘でも挑みそうな勢いだ。


「いつまで関係のない話をしておる。次のロロ君が控えているんだから、クーガはさっさと退場しろ」

「チクショウ!いつか振り向かせて見せるからな!」


 ギルド長に言われ、捨て台詞を残しながら職員に引きずられて訓練場を後にするクーガさん。アレ?別にこのまま残っていても問題なかったよね?



 さて、次の模擬戦はロロと見知らぬAランク冒険者のおじさんだ。ロロが大剣を使い、おじさんは僕と同じ剣と盾のスタイルだ。図らずも僕とクーガさんの試合と同じ構図になったようだ。


 試合が始まり、先に仕掛けたのはロロだ。大剣を軽々と振るい、おじさんに向けて突撃する。おじさんも盾で防ごうとするが、僕の時と同じように吹き飛ばされる。あ、おじさんも驚いてる。……当然だよね。10歳くらいの女の子が大剣を軽々と振るって、大人である自分を吹き飛ばしたんだから。


 吹き飛ばされたおじさんが着地する。その時にはロロも走り出しており、おじさんに追撃を放った。またしても盾で防ぐおじさん。当然、盾ごと吹き飛ばされる。後はおじさんが防ぐのを失敗するまでそれを繰り返していた。


 吹っ飛ばされてすぐに回避しないとロロの追撃は防げない。でもおじさんは回避がそれほど得意じゃないみたいだ。まあ、盾を持っているから、盾で受ければいいという考えに落ち着くのはある意味当然なんだけど、うちのロロ相手にそんな悠長なことをしていたら、ご覧の有様だ。


 手が痺れたのだろう。おじさんが盾を取り落とした段階でロロの斬撃が直撃した。これでロロの勝ちだ。少しロロが羨ましい。しっかりと最後まで戦えて、その上勝つことが出来たんだから。



「ふう、予定通り勝つことが出来てよかったです」


 試合が終わったので、僕と同じ観戦席に来たロロがそんなことを言う。


「ロロは良いな。最後まで戦えて……」

「まあ、ロロの場合は、仁様に聞かれても恥ずかしくないように勝利が必須でしたから……。本来だったら、Sランク間近のクーガさんとの模擬戦の方がためになると思います」

「あー、そう言う考え方もあるのか……」


 別に目的は勝つことじゃないからね。だったら、普段戦えないような相手と模擬戦ができる方がいいのかもしれない。


「まあ、とりあえず合格みたいだし、良しとするかな」

「それがいいと思います。でも、ロロはクーガさんに当たらなくてよかったです。さすがに勝てないでしょうし……。トップ合格でご主人様に褒めてもらうという野望が台無しになるところでした」

「トップも何もないんだけどなー」



 そんなことを話していたらユリアさんの試合が始まった。相手のAランク冒険者は多少の面識のある人で槍使いだ。


 ユリアさんは鞭と短剣を使っているが、本来の戦い方は<精霊術>と<精霊魔法>の魔法戦だ。ご主人様が使う魔法を僕たち奴隷に強制した珍しいパターンだ。

 ユリアさんは<精霊術>と<精霊魔法>の物覚えがとても良い。まるで、忘れていたことを思い出すかのように……。ご主人様の言い方からも予想できるけど、ユリアさんは過去に<精霊術>と<精霊魔法>に関係があったのだろう。

 でも今は僕たちの仲間で、家族だ。過去に何があったとしてもそれだけは変わらない。もし、ユリアさんの過去から何らかの手が伸びてきた場合は、冒険者組全員で守るつもりだ。


 とにかく、本来の彼女の戦い方は魔法使い寄りだけど、今回は戦士としての登録になっている。魔法使いのBランク試験は若干内容が変わり、別の日になってしまうのをユリアさんが嫌がったのだ。ユリアさんは皆の前ではしっかりしているし、威厳もあるのだけど、意外と寂しがりみたいで1人でいるのを嫌がるからね。



 まず動いたのはユリアさんだ。走り出し、槍使いに向けて左手に持った鞭を打ち付ける。

 槍使いはそれを受け止めずに後ろに下がって避ける。今度はこちらの番とばかりにユリアさんに向かって槍を突き出した。ユリアさんはそれを右の短剣でそらした。

 魔法が主力とは言え、僕たちと一緒に肉弾戦の訓練もしているから、接近戦が出来ないわけではない。奴隷時代はよく転んでいたので、運動が苦手だと思っていたけど、ご主人様から力を与えられてからは問題なく動けている。


 槍使いは鞭を避け、槍を突くという方針らしく、攻撃されるまでは自分から仕掛けないようだ。まあ、槍にとって短剣は脅威じゃないからね。でも鞭とまともにやり合うと、受けたところで軌道が変わって被弾したり、巻き付けられて槍を取り落としたりする可能性が上がるから、鞭警戒の一択と言うことだろう。


 何回か似た様な攻防を繰り返したところで、先に変化を加えてきたのは槍使いだった。鞭の攻撃を前に進むことで避け、ユリアさんに接近する。接近しつつも短剣では届かないリーチから槍を突きだそうとした。

 結論から言うと槍はユリアさんに直撃した。でも、試合はユリアさんの勝ちだ。槍が当たる直前にユリアさんが投擲した短剣が槍使いの額に当たったからだ。ルールでは有効打が当たった時点で試合終了だから、先に攻撃を当てたユリアさんの勝ちになる。



「ほぼ引き分けなので、少し不満です……」


 戻ってきたユリアさんが少し頬を膨らませて言う。意味のない仮定ではあるけど、実戦だったら両者死亡で引き分けだっただろうね。


「最後まで戦えなかった僕の方が不満ですよ……」

「それもそうですね。まあ、私もロロさんほどではありませんが勝ちたかったので、クーガさんと当たらなかっただけマシですね」

「引き弱いのかな。僕……」


 少し嫌な予感がする。もしかして、僕だけ模擬戦で勝てなかったとかいうことになるんじゃないよね?


「まあ、奴隷になった段階で、引きが強いわけないんですけどね」

「でも、仁様に拾っていただいたことはロロ最大の幸福です」


 苦笑するユリアさんと、うっとりした顔で言うロロ。まあ、生きてBランク冒険者への昇格試験を受けているだけで、ずいぶんと運が良かったのは事実だし、これ以上の贅沢を言うのは控えよう。



 とりあえず、僕たちのグループは全員合格と言うことで、集合場所へと移動することになった。


「やっぱり、僕1人だけ勝ち星がなかった……」

「気にすんなって。相手を考えれば仕方ねえよ」


 ノットが慰めてくれるが、本当に僕だけが勝てなかったという事実に打ちのめされて、しばらく立ち直れそうにない。


「アデルもかなり危なかったけどね」

「ココちゃん、それはあまり言わないでよ……」

「えー、でも最後のはまぐれ当たりじゃない」

「まあ、ね……」


 アデルも結構ギリギリだったようだ。それでも結果を残せているだけ羨ましい。


 話をしているとギルド長がやってきた。


「まずは全員合格おめでとうと言っておこうか」

「ありがとうございます」×8

「うむ、まさか7人もAランク冒険者に勝つとは思わなかったぞ」

「うぐっ!」


 僕に致命傷だ。ギルド長までそんなこと言わなくてもいいのに……。


「ク、クロード!傷は浅いぞ!」

「あ、スマン。だが、ある意味で1番の快挙はクーガ相手にあそこまで凌いだクロードだからな?」

「わかってはいますけど……、勝ちたかった……」


 崩れ落ちそうなのを何とか耐えて返す。


「コホン。まあ、それは置いておいて次の試験について説明するぞ。以前も話した通り、実地試験では実際にBランクの試験を受けて貰う。依頼内容はメタルタートルの撃破だ」

「メタルタートル。鋼のような甲羅で守られた大型の亀で、とてつもなく硬いという魔物ですよね?」

「うむ、その通りだ。クロード君は博識だな」

「いえ、そんなことは……」


 魔物の生態に関する本を読んでいるだけなので、そこまで大したことじゃないんだよね。


「そのメタルタートルが、王都から馬車で1日くらいの場所で、王都方面に移動しているのが目撃されたのだ。通常メタルタートルはB級冒険者10人くらいで討伐するから、丁度いいと思って試験にさせてもらった。幸いメタルタートルの移動速度は遅いからな。万が一討伐できなくても第2陣を送る余裕はあるというわけだ」


 確かにちょうどいい依頼だ。戦ったことはないけど、本によれば<火魔法>とか<雷魔法>とかが良く効くって話だから、このメンバーなら問題なく勝てるだろうね。


「詳細は依頼票を渡すからそちらを見てくれ」

「わかりました。付き添いのAランク冒険者さんは……」

「当然俺だ」


 そう言って出てきたのはクーガさんだ。さっき退場したんじゃなかったっけ?


「いや、他のAランク全員模擬戦で負けて凹んでるんだよ。さすがにほぼ全滅するとは思わなかったからな。皆嫌がって仕方なく俺が行くことになったというわけだ」


 ああ、Aランク冒険者さんと模擬戦の後、本来はそのまま付き添いになるんだね。でも、僕(以外)たちが勝ってしまったから、通常の流れが使えなくなったと……。


「ま、俺1人いれば十分だし、さっさと終わらせてBランクの仲間入りをしろよ」

「若干不安だが、クーガもSに手が届く人材。何とかなるといいなと思っておる」

「自信ねえのかよ……。俺の評価高いんじゃねえのかよ……」

「調子に乗らなければもう少し早くSランクに推薦できたと思っておる」

「チクショウ!さっさとSランクになって見返してやるからな!」


 ギルド長とクーガさん。本当に仲いいよね。

基本的に列伝、と言うかクロードの話では本編で使わない設定やスキルにも出番があります。

作者が1番恐れているのは列伝こっちの方が面白いと思われることです。まあ、本編あっての物語と言うことで1つ。

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マグコミ様にてコミカライズ連載中
コミカライズ
― 新着の感想 ―
このクーガもあの女王の招集に来ていたのだろうか?だとしたらもう主にはあっていることになるな。 告白を勝手に受けることはできませんってことは主人公の許可があれば告白を受けることもあるのか? 正直主人…
[一言] クーガさん、死亡フラグ立ちすぎ。。。
[一言] 列伝…かなり好みかも…(ボソッ
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