コインランドリー
僕はコインランドリーに行った。
勿論衣類を洗濯する為である。
目の前の駐車場に車を駐車し、コインランドリーに入る。
店のドアを開ける。
可愛い女の子二人組が洗濯を終え衣類をたたんでいるのが見えた。
おっと、初対面の女性の洗濯物を見るなんて紳士のすることではないな。
僕は目をそらす。
我ながら天晴れなイギリス精神である。
まぁ、本音を言えば少しは興味がある。
いや津々だ。
僕は女の子達に背を向け、自分の洗濯物を機械に入れる。
…と、不意に女の子達の会話が耳に入った。
「何これ〜、あんた超エロい下着持ってんじゃん!こんなの着てんの〜?」
反射的に首が180度回転しそうになった。
危うく死ぬところだった。
くそっ!見たい!
けれどもし後ろを振り返って女の子と目があったら気まずい。
せっかく僕をイギリス人だと思ってくれているのに。
振り返るべきか否かを選択しなければならない。
いや、洗濯はしているんだが…
しかし振り返ったとしてエロい下着とやらを目の当たりにした時、はたして僕は自我を保っていられるだろうか?
ひょっとすると興奮しすぎて、ルパン三世よろしく空中で服を脱ぎながら女の子の洗濯物にダイブしてしまうかもしれない。
まず間違いなく警察に通報される。
とっつぁんが来ちまう。
僕が色々思案してる間に女の子達は帰って行った。
マジか。
死ぬ程見たかった。
悔しい。諦めきれない!
しかし僕の中で安西先生が
「諦めなさい。試合終了だよ」
と告げていた。
僕は洗濯を終えて帰った。
乾燥機にかけた衣類が僕の涙でまた濡れていた。
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