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短いです。ごめんなさい・・・
アライヴ
作:亜月 聖



第37章;サヨナラ


コウガ君が、泣いてる。

泣かないで、コウガ君。


私なんかのために、泣いちゃ駄目だよ。


君は、しっかりと生きていて。

私はもう生きられないけれど。

あなたには、未来と希望があるんだよ。

あの人たちが、示してくれたでしょ?
現実を見つめて、前を見て進まなくちゃ。


真夜中の病院は、ひっそりとはしていない。
こうしている間にも、絶えず救急車の音がして、急患が運ばれてくる。
ほら、またひとり。けが人がやって来たらしい。

うす暗い廊下を歩き、私はそっとある病室に入った。



病室では、おじさんが、椅子に腰かけて寝ていた。
ベッドには、ミナミがいる。
私の双子の妹、ミナミ。
本当に、誰からも愛されているんだね。
ミナミのために、どれだけの人間が今日、大変な目にあったか。
あなたは分かってる?


コウガ君がミナミを轢いた。
私が自殺したから、なのかな。
そうだとしたら・・・ごめんね、ミナミ。


ねえ、ミナミ。
そろそろ、起きなよ。
ミナミは、今を生きなきゃ。前を見つめて、しっかりと進んでいかなきゃ。

寝てる場合じゃないよ。


起きて、ミナミ。

目を、覚まして。

そして、その笑顔で、これからもたくさんの人を、癒してあげてね。
ミナミの笑顔、私は大好きだったよ。
あなたの笑顔のおかげで、私は随分と救われた。
誰からでも好かれるあなたを、憎いと思ったことは、もちろんあるわ。
でも、憎みはしても、嫌いはしない。
殺したいとか、死ねばいいのに、なんてことは、思ったことはないわ。


大好きだよ、ミナミ。
私の、双子の妹。












バイバイ。



私の眼から、ポタリと涙が落ちた。
濡れた瞳で、私はおじさんに視線を移す。

バイバイ、おじさん。ミナミを、よろしくね。



私の役目は終わった。
これからは空の上から、みんなを見守ろう。


ずっと、見てるからね、みんなのこと。


生きる意味。コウガ君も、見つけられた・・・かな?





あの人たちのおかげで、私の心は救われた。

心おきなく、成仏できる。





さようなら、みんな。


























「・・・お姉ちゃん?」
明け方、一人の少女が目を覚ました。












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