雪の上に落ちる血痕。緩やかな癖毛の黒髪に沈んだ青い瞳、森羅(しんら)シャナン。「シャナンがほしい」異常な渇きが女子高生、三神加奈(みかみかな)を苦しめる。だが、それは、運命に導かれたものだった。加奈を慕う山崎はるやもまた、歪んだ愛憎を秘め、三人の運命は絡み合っていた。
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N1973A
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65373文字(約131分)
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X指定小説[完結済作品(全20部分)]
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真っ白い綿雪の上に、深紅の雫がぽたりと落ちた。少女の細く長い指先から、それは流れ落ちていた。その少女の指には傷がない。それは他人の血だ。暮れかけた公園、人通りはなく音も雪に吸い込まれ、辺りは静寂を保っていた。「ごめんなさい、でもとても素敵だったわ。甘美な味……」より一層赤みを増した唇へ |