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EM菌、水素水、腸内細菌とニセ科学批判、グレーゾーン思考が大事である

水素水は効果なしって本当!?世界一受けたい授業ヤバイよ・・・

http://www.yukicoco.net/entry/2016/03/05/111610


 EM菌はニセ科学だ!という批判はあるのですが、これは例えてみると、水素水はニセ科学だという批判は正しいし、間違ってもいるということになる。  


 水素水は現実的に金属ボトルを開けた途端に水素抜けるだろうとか、おかしな製品は沢山あるし、それはニセ科学だしということになる。


 ニセ科学批判は、厳密な科学的思考や知見から言えば、それってインチキじゃない?という批判である。現状、そういう実験結果もないということである。  


 ただ、水素水を上手く摂取できる技術が確立すれば、活性酸素を除去することができるようになるかもしれないという効果は期待できます。


 現状ではプラシーボ効果ぐらいしか期待できないんじゃない?ということになるが、水素が抜けない密閉空間である体内で腸内細菌が作った水素によって抗酸化作用があり、病気が抑制されるということはあるようです。


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αグルコシダーゼ阻害剤である糖尿病治療薬のアカルボースを服用すると炭水化物の吸収が抑制され大腸の腸内細菌により水素などが発生するが、アカルボースの服用が心血管事故を抑制する可能性があり、この原因として高血糖の抑制に加えて、呼気中に水素ガスの増加が認められ、この増加した水素の抗酸化作用で心血管事故を抑制するメカニズムが想定されている。


水素水 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E6%B0%B4

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総評 疑似科学 


少なくとも、世界の全ての問題がEM菌によって解決されるとは到底考え難く、身近にある極めて狭義の効果がせいぜいだろう。また、そうした数少ない効果は特にEM菌に限ったものではなく、それが他の突拍子もない効果を肯定する意味を持つわけでもないことは言及すべきだと考える。  


ただし、EM言説において最も危惧すべき問題点は、多くのEM肯定者が道徳的に“善”であるという信念に基づいて行動していることにあると考える。言説の随所に見受けられる「共存共栄」というコピーは多くの人の自然回帰的精神をくすぐるには丁度良く、このような体制が問題を大きくしてしまっている一因といえるだろう。  


疑似科学であると評するが、本言説における「疑似科学」はたとえばサプリメントにおける疑似科学性とは少し性質や意味の違う「宗教的なもの」であることを述べて、結びとする。  


EM菌 | 疑似科学とされるものの科学性評定サイトより

http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/effective_microorganisms.html 

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追記6(2011年11月11日)  


以下のような報道がありました。  

先に述べたように、微生物による放射性物質の吸着・収集についてはまっとうな「科学」です。 

このような技術の進歩により、除染が少しでも早く進むことを期待します。  


<セシウム汚染>微生物で約90%除去 広島の大学教授ら  

毎日新聞 11月11日(金)2時34分配信   


 広島国際学院大の佐々木健教授(バイオ環境化学)らの研究グループは、微生物を使って泥の中の放射性セシウムを回収する方法を開発した。9月に福島市内で採取したヘドロでの実験では、セシウムを約90%除染することに成功した。実験に用いた光合成細菌が、カリウムとよく似た性質のセシウムを取り込んだ可能性があるという。佐々木教授は「汚染された土壌にも使える技術ではないか」と話している。  


「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか

http://genpatsukaigi2.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

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 科学者的思考、立場ではこのニセ科学批判は非常に正しい訳です。

 EM菌の提唱者の言説は確かにニセ科学的発言が多い。


 この方もEM菌で放射能除去ができるというお話はちょっと、大ざっぱすぎるし、科学的立場から言えばニセ科学だという批判はしてますがそれ自体は正しかった訳です。



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EMは、光合成細菌・乳酸菌・酵母を中心とした様々な抗酸化物質を産生する微生物の複合体である。EMは誰でも簡単に増やすことができるため、増やした液を農業や環境浄化のみならず、生活のあらゆる場面(掃除、洗濯、トイレ、お風呂等)で使用することにより居住環境や衣服も抗酸化的になり、病気にならない場を作ることができる。EMを水や空気のように使う生活を徹底すれば、健康や環境問題の多くは自然に解決されていくと説明している。


(中略)


批判に対するEM関係者の姿勢


効果のないニセ科学であるとの批判に対し比嘉は、EMは(批判的な)科学的検証の対象ではないのでEM研究機構の同意なしに検証してはならないと言明している[42]。「EMは効くまで使え、空気や水の如く使え、必ず効果は表れる」が比嘉の言であり[43]「EMは神様」「いいことはすべてEMのおかげ、悪いことが起きたのはEMの極め方が足りないから」と考えることを使用者に要求している[20]。比嘉はEMの効果は「EMは、再現性と普遍性を具備しており、特定な人にしかできないオカルトやマジカルではありません」[44]と主張し、これを非科学的だと批判する「エントロピーの法則に従った科学教の狂信者」に対する「独自の活動の展開」を宣言している。


有用微生物群 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%94%A8%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E7%BE%A4

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 ただ、光合成細菌で放射能を除去する実験結果はあって、EM菌の中には光合成細菌も入ってると場合(入ってるとされている)は効果があるし、そもそも微生物はそこらじゅうにいて、その微生物が増える栄養素とか、環境を整えたら増えてくるんですよね。


 ただ、昨日も書いたように、広島国際学院大の佐々木健教授(バイオ環境化学)氏や飯山一郎氏も言ってますが、光合成細菌は他の化学合成菌やら乳酸菌を組み合わせ方が難しくて、放射能除去に特化した技術を確立することは道半ばです。


 比嘉氏の発言が宗教ががかってるのと矛盾してることが多いので、ニセ科学批判するのも実は正しいのです。


 この問題はある時点においては正しいということはできるのですが、結論的にはどっちも正しいという玉虫色の結論になります。


 世の中、白黒つけるのが正しいという場合は少なくて、適当に落し所を探して終息させるしかないことが多い。



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かうんさるーから一言 「グレーゾーンを身につけよう」  


白黒思考は、難しく言うと「悉無律思考しつむりつしこう」と言って、全か無か(オールオアナッシング)といった二択で物事を考えてしまうことを言うよ。  


悉無律思考には、いろんなバージョンがあって、例えば、白か黒か、全か無か、良いか悪いか、敵か味方か、善か悪か、100か0か、きれいか汚いか、大人か子どもか、賢いか愚かか、やるかやらないかというように、様々な場面で形を変えて出現するんだ。こうした二択の内のどちらかに決めないと気が済まないような考えのクセがあると、中間という選択肢がなくて、妥協とか折衷とか折り合いとかをつけるのがとても難しくなるから、人間関係や課題に取り組むことなんかがどうしてもうまくいかなくなることが多いんだよね。  


白黒思考(悉無律思考):認知の歪み(1)より

http://monkeyclinic.seesaa.net/article/256452345.html

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 白黒思考そのものが認知のゆがみ、神経症とか、精神病の一種なので、グレーゾーン思考でいいと思います。



5年以上再発なしのガン患者が明かす!玄米食のデメリットとは?

https://xn--v8jxho21jl6x1hmvgmt5t.jp/dietetic_treatment_of_large_intestine__cancer/the-demerit-of-a-diet-on-brown-rice.html


味噌は放射性物質に効果があった【チェルノブイリでも大売れ!】

http://matome.naver.jp/odai/2141638799116912501?page=2



 個人的には内部被爆や放射能の防御には、玄米食、味噌汁、塩、乳酸菌は効果があると思いますが、玄米食ひとつとっても、発芽させないと毒性がある説(あまりない説もあり)、あまり美味しくない、消化も悪いのでよく噛まないと栄養が取れないし、数百年前にあまり食べられなくなったので正しい調理法が失われてしまってるという問題もあります。


 塩も安いものより天然塩とかに切り替えた方がいいが、経済的にどうなのか?とか、いろんな問題があり、ちゃんとした技術の確立が急務ですね。



 ただ、科学的エビデンス(証拠)主義に偏るといけないというか、自分の直感、感覚、暗黙知(全ての人に備わってる知性であり、神様が直接答えを教えてくれるという知恵。ゴーストが囁くというのもある)をもう少し信頼した方がいいと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E9%BB%99%E7%9F%A5



 科学も医学も新参の学問なので、数千年、数万年の昔からの経験知とかも馬鹿にしてはいけないかなとも思います。



 アインシュタインが子供の頃、磁石に不思議を感じた時に、すでに相対性理論のことは思いついていたけど、それを数学的に記述できて、物理学の理論化するには数十年の歳月が必要だったようです。


 最初の直感、暗黙知を大事にして、それをどうやって形にすればいいか?というのが科学者の正しい態度なので、その科学的態度に外れる現象においても、直感、暗黙知で大体、判断がつくはずです。


 科学者に宗教的な態度を要求しても無理があるし、その逆も真であるわけだから、ニセ科学とはそれは今の科学では良くわからないよと言ってるだけなんですね。


 ニセ科学批判というのは神経症とか、精神病の一種なので、グレーゾーン思考でいいと思います(笑)間違ってる訳でもないんだけどね。

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