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僕は北川 幸翼。いたって普通の中学3年生だ。
学校の修学旅行で長野県へ行っているんだ。
「今から3時間自由行動でーす!開始!」
僕の先生、芝田先生が生徒に呼びかける。
早速、僕は1人で自然を楽しむことにした。
長野県の県木でもある、白樺の木の森を探索する。
いい香り、いい音だ。癒されるな。
と、味わいながら歩いていると、
スッ、と床が抜けるような感じがした。
下を見ると、どうやら僕は穴に足を踏み出していたみたいだった。
気づいた時にはもう遅かった。
重力に従い、落ちていく僕の体、遠ざかっていく森の景色。
僕は一体、どうなるのだろうか。