〜ネコとリンゴ〜
〜ネコとリンゴ〜
ある所に一匹のネコがいました。
そのネコは、飼い主に見捨てられ一人世界をさまよっていました。
もうネコは、生きるかちも忘れてしまいました。
そんなある日、一つのリンゴに出会いました・・・。
「ねえ、君もひとりぼっち?」
ネコはリンゴに言いました。
「うん、ワタシは買った人に見捨てられたの。」
リンゴは悲しそうに言いました。
「ワタシ、食べられるために生まれてきたみたいなのに・・・。」
その言葉でネコは思い出しました。
(リンゴは食べられるために生まれてきたようなものだけど、
僕はなんのために生まれてきたの?)
その時誰かが言いました。
『あなたはその意味を探すために生まれてきたのです。』
気づくと、リンゴはこう言っていました。
「ねえ、アナタ。ワタシを食べて。」
「え!?せっかく・・・。」
「ワタシはここで食べられないといけないの。
アナタを逃したら、もうワタシはここで暮らしていかないといけないわ。
ワタシはアナタとひとつになりたい。
アナタとひとつになって走りたい。
アナタはワタシを食べて、生きるかちを探して。」
ネコはこの後、生きるかちを見つけたらしい。
あのリンゴと一緒に。
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