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17,捕虜
-ガダルカナル-

「おっ? 加藤が戻ってきた」

ブロロ…ブロロロ…

「加藤!」

「おかえり!!」

「ん? その子は?」

「海を漂っていた所を救出した」
「医務室へ連れて行こう」

2時間後…

医務室-

「…んん…」
「…え?」
「ここ…どこ?」

ガチャッ

「あっ…」

「あっ」

「ん? タバサ知り合いか?」

「シエスタ…」

「シエスタ?」

「トリステインの…」

「え? そうか? 見たところ日本人に見えるけど」

「違う」

「あ…あの…ここはどこですか?」
「なんでタバサがここに…」

「貴女、海にいた」

「ああ、たまたま偵察飛行を行っていた加藤がお前を発見した」
 
「そう…ですか」
「はぁ…」

「なんで、あんな所に? 亡命でもしようとしたのか?」

「ち…ちがいます…」
「私…戦ってたんです」

「戦ってた?」

「よくわからないけど…トリステインの海軍総司令官にされて…」
「それで珊瑚海で自ら前線に立って…」

ガチャッ
航空参謀
「どうだね彼女の容態は?」

「はっ 元気そうであります」
 
「そうか、服装でトリステインの人間だということはわかった、木下中将が話を聞きたい
 そうだ」

「は…はい」

総司令部-

「貴女がトリステイン海軍総司令官、シエスタさんですか」

「あっ はいそうです」

「私は海軍中将で、木下というものであります」
「貴女に訊きたい事がいくつかあるのです」

「…はいなんでも答えます」

「まず、皆が気になることなんだが、トリステインはなせ一年ほどで我が軍とまともに
 戦える戦力を蓄えられたか…わかりますか?」

「…」

シエスタの口が一瞬、止まるがすぐに喋り始めた

「実は、ダーウィンとトリステインの間には、昔から交流があったんです」

「ほう」

「ダーウィンは、私達とは比べ物にならないほど高い技術をもった人々と
 数百万の人間がいます」
「国はこっそり、ダーウィンとかかわっていたのです」

「なぜ、そんな技術が?」

「詳しくはわかりませんが数十年前に科学者っていう人たちがあの地に降り立って
 それであの技術がうまれた…らしいです」
「トリステインとの交流は女王様曰く、7年です」

「7年…」

「先代国王がこっそりと、条約を結んでいたようです」
「トリステイン本土が陥落しそうな場合そちらへ亡命することを許可するという条約を」
「ダーウィンは快く許可して兵員と装備品もくれるみたいなことをいってました」

「それで…あの兵力を」

「ええ、ほとんどが魔法の使えない、ダーウィンの地元民ですが」


シエスタが言うにこれまで戦ってきたのはトリステイン自体ではなくダーウィンが
作り上げた見せ掛けのトリステイン軍である
兵器、兵員などもほとんどがダーウィンのもの、指揮官も一部をのぞいてダーウィンの人間
であるらしい

「なるほど…納得いきましたよ、あの国がいきなりあそこまで実力をあげられる
 はずもなければ上手に兵器を運用できないはずですからね」
「しかしだとすれば ダーウィンにはもっと強力な軍隊があるのでは?」

「いえ、ありません、みなさんは兵器を維持するお金がないので」

「トリステインにはあったと」

「はい…真実は知りませんが…」
「なんだかんだ言ってお金はありますので、あの国」

この事は、すぐに内地へと伝えられた

日本軍本部-

「司令官」

「私の予想は、概ね当たったようですね」
「しかしダーウィンの正体が、不明のままですね」

「ええ、」

「ただ、現実の世界出身者が多くそろっているわけですな」

「まちがいなく…ですね」
 
ガダルカナル-

「ところで、我々は本土上陸を行おうと思っていた所でありますが
 現在陸軍が何個師団もっているかわかりますか?」

「ええっと、14個師団です…」
 
「14個…ですか」

戦力が集中していた場合、激戦が予想される

「海軍は?」

「もう…ほとんど艦艇がありません、それに総司令官である私がこの有様ですので…
 もう軍として機能していないと思います」
 
「空軍は?」

「現在60機近くを保有、竜は100匹を保有しています」
 
「そうですか…」

シエスタによって重要な情報を沢山えることができた大和・日本軍は上陸作戦の全貌を
明らかにしつつあった
 
 



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