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【特別寄稿】映画『君の名は。』に学ぶ、日常という名の――幸せな日々。【ネタバレ有り】

【ネタバレ有り】映画『君の名は。』を観て無い方、ご注意下さい。

(このページは『活動報告』を、本作用に加筆修正したものです!)



――やっとこさ空前絶後の大ヒットアニメ映画『君の名は。』みにいくことができました!

最近忙しすぎるのと懐の余裕の無さから、なかなか映画館へ行けなかったのですが、時期的に上映終了が増えてきたので慌てて。


拙者が一番“心を揺さぶられた”シーンは、

二人が入れ替りを繰り返して、お互いにお互いのことを興味持ち出し、お互いに会いに行こうみたいな、幸せな恋愛物語が始まると思いきやです、

……隕石によって女の子が当然死んでしまうところです。


CM以上の情報・前知識を知らなかった拙者は、隕石の破片がどんどん女の子に近付いていくシーンに衝撃を受けました。


「マジで?!こんなシビアなストーリーだったの?」と茫然。


そして、号泣……。


女の子がこれからの男の子との恋愛に期待しながら、明日を生きようと希望に満ちた日々が、……一瞬で消え去った。


当たり前のように続くと思っていた日常が、一瞬にして終わる。

本当に衝撃的なシーンでした。


でも……

これって、映画だけの話じゃないですよね。


最近の、高校登山部の集団雪崩被害事件、生徒さんたちはこれからの自分の未来に希望をもちながら部活動に参加していたのです。

それが……。

誰もが、当然のようにこれからも続くと思っていた日常、それがあの日で突然終わってしまった。


……それだけじゃない。

夜行バスでテーマパークへ向かっていての衝突事故、トンネル落盤事故、テロ被害、通り魔事件等の人災、火山噴火、大震災等の天災………


……本当に日常というのは、当たり前で……

その日常を日常的に送れる有りがたさを感じることは、中々ないと思う。


……そう、当たり前過ぎて。


でもこの一瞬で日常が失われる事態は、当然誰しもが自分の日常にも起こり得る可能性のあることですよね。

……交通事故とか。


そう考えると、普段気にしてなかった日常の有りがたさというのを今さらながら凄く感じました。

それは、例えば自分の日常を構成している例えば家族、学校の友人や会社の同僚などの、周りの方々とか日常的に生活している環境とか。


しかも、映画のように当然失った日常をリプレイして取り戻せるわけじゃないのです。


なんというか、『一期一会』ではないのですが、

日常的にあえる大切な方々や日常の環境を、

もっと大切にしないといけないなと、強く感じました。


……そう、明日、大切な大好きなみんなと、もう会えなくなるかも?

この幸せな環境が突然無くなるかも?


そしたら、今日会えてるこの時のみんな、今この時の環境をもっともっと大切にしないと――


あの時にもっと優しくしてあげれたら……


そう感じている今、日常がまだ続いている今、

ちゃんと仲直りしとかないと――



と映画を観て深く感じてしまいました。


――ということで、

例えば“幸せを感じる”って、今、幸せを感じて無い方には、当然難しいことだと感じると思う。

でも幸せを感じるのに……

例えばいきなり宗教団体に入るとか薬物に頼るとか、そんな今までしてこなかった非日常的な特別なことをする必要なんて全然なくって、


ただ素晴らしい作品とか体験、尊敬できる方々に巡り会えた時に、その感動をしっかりと認識できたなら、そう感動を自分自身で認識できるように日々心がけていたら、

それだけで十分、自分の人生は幸せだなとほのぼのと感じることができるな~と、最近感じています。



「なんか、まだまだ自分の人生って楽しいことありそう!」


――そう、キミにそう感じてほしい!


「じゃあ、死ぬのはやめにしよう!」


――そして、そうキミに感じてほしいんだ!


その為だけに、本作を執筆しております。




          2017/4/30 月風のシロッコ

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