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《九十二言目》中村天風
死にたくなるくらいなら、学校へ行かなければいい、
ただそれだけの簡単なことのに……。
もちろん、私自身、最初は休むことに、
学校いかないことに抵抗があったし勇気がいったよ。
……でも死を決断するよりも、
よっぽど学校休むことの方が、
簡単で安全で健全なことに――
――休めばすぐキミも気づくよ。
それに誰もキミが、
学校へ無理に行って死んで欲しいなんて、
誰も頼んでいないんだよ。
もう一度言うよ、休む決断は悪くない。
けれども自殺する決断は最悪なんたぞ。
【参照】
名前:中村天風
国名:日本人
生没年:1876年~1968年
『』内、引用文。
『持たなくてもいい重い荷物を、
誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか』
出典:『運命を拓く』