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リズムゲームプラスパルクール 作者:桜崎あかり

エピソード9『交差する日常と非日常』

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エピソード9-2

2017年1月31日付:加筆調整
 まとめサイトの記事等では、超有名アイドルコラボが独占している状況下だが――その一方で別の目的があるのだと言う。
それが、パワードミュージックに対する風評被害だと言うのである。しかし、それを信じようと言うネット住民はいない。
【これは釣りだろう】
【今までも釣り記事だと言う事が運営からも告知されている。今回も同様と言えるだろう】
【釣り記事乙だな。書き方も明らかに、一連のまとめサイトが書いているような書式だな】
【アフィリエイターの使いそうな手だ。それに、迷惑メールでアルバイトを募集している一例で超有名アイドルの宣伝もあった位だ】
【99%は釣りと確定だとしても――1%の事実があったとしたら?】
 一連のつぶやきサイトでも、大体は信じていないという意見が半数以上であった。
そこまでは予想出来ていたとしても――1割弱が本当に釣り記事なのか信用していないようでもある。


 午前11時、まとめサイトの記事をおぼろげにスマホでチェックしていたのはローマだった。
既にロケテストで着ていた水着ではなく、メイド服に着替えているのだが。
「嘘にしても作り込み過ぎ――真実だとしても、ソースが足りない。中途半端な記事ね」
 ローマは、まとめサイトの内容に関して中途半端な印象を受けた。
確かに釣り系のテンプレも使用されているのだが、所々でテンプレとは違う記述も存在している。
一体、何がどうなっているのか――ローマにも判断がしづらい物があった。
ビスマルクやアイオワのようなメンバーであれば偽物と断定出来そうだが、ローマでは滅多にまとめサイトを利用しない関係もあって――見分けがつかない。
「これを事実とするには、やはり何かが足りない――」
 結局、この記事は現状で放置するしか選択の余地はなかった。
しばらくすると、別のゲームのロケテストでふんどし+さらし姿だったり――スク水な女性コスプレイヤーの姿も見かける。
ふんどしで警察が逮捕しないというのは、さすがに警官もスルースキルを使っているのではないか、と言う疑惑もあるのだが。


 午前12時、ニュース番組ではまとめサイトの一部で著作権侵害があり、その管理人が逮捕されたというニュースがトップで取り上げられた。
しかし、逮捕された人物は未成年と言う事で名前は不明のままだ。どのような理由で逮捕されたのかも、詳しくは触れられないまま。
別のサイトのコピーサイトを立ち上げ、ネット炎上を誘発したというのが逮捕の理由らしいが――ARゲームに関しては一切触れられていない。
「芸能事務所側の作為を感じるようなニュースだったな――」
 このニュースを見て、疑問に思ったのはビスマルクだった。見ていた場所はゲーセンである。
何故にゲーセンへ足を運んでいたのかは、様々な理由があるのかもしれないが。
「それに、今回逮捕された管理人は全ての元凶ではない。おそらくは便乗商法的な――」
 ビスマルクが懸念していたのは、逮捕された人物は一連の事件に関係した真犯人ではない事だ。
結局は、真犯人に踊らされているだけの人物にすぎなかったのである。
「この調子でネット炎上をビジネスモデルにしようという人物を魔女狩りしていくつもりか――」
 彼女が思う懸念、それはネット炎上を利用したビジネスモデルを海外へ輸出し、それを利用して儲けようと言う政治家と芸能事務所のやり方である。
このビジネスモデルが悪用されれば、それこそ流血のシナリオが待っているのは間違いない。
この世界の日本では過去に起こった戦争で多くの物を失っている。それ以上の物を失えば、日本は間違いなく――。
「芸能事務所が日本滅亡を早めようと考えているのであれば――何としても、阻止しないと危険と言う事か」
 ビスマルクの懸念は現実化してはいけない――そう思っている。
しかし、それを現実化させようと動くのが、今回の事件の黒幕なのだ。
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