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登場人物 ・幕張イッサ:本編の主人公。目的のためなら手段を選ばない、あくまの高校生。 ・中野ブローネ:イッサに実の兄を仮面ライダーストロンガーと同じ電気人間された悲劇のヒロイン。 ・ビッグ齋藤:イッサの友人。 ・サンシャイン池田:カタコトを繰り返すイッサの友人。 ・メトロポリタン新次:なぜか、平成仮面ライダーの名前しか言わないイッサの友人。 ・校長、橘梅男:中2病の校長。
『愛の輪廻』
 ある日、硬派高校のグランドに暴走族『星間飛行』が現れた。バルルルー!とバイクをふかして、学校中を騒然とさせる。
 これは殴り込みである。
 彼ら『星間飛行』が硬派高校に現れたのは、先日、学校の誰かが、チームの誰かに喧嘩をふっかけたらしく、この因縁から、総員での殴り込みが。
 バイクでグランドを荒らし、木刀を片手に彼らは騒ぎ立てる。

「おーら!舐めやがって!クソが!!」
「ひゃははは!!」

 教員たちが総動員で、この場を抑えようとしたが、狂暴な若者たちとバイクに恐怖して、誰も近付けない。工事中の校長室から、校長はハンカチをくわえて、自分の無力感に絶望していた。
 もはや、地獄絵図と化していた硬派高校のグランド…。
 生徒達は恐怖に震え、教員たちは無力感に打ちのめされる。
 誰か、この状況を打破出来る人間は居ないものか…。誰もが、そう願った瞬間…、一人の男が校門に姿を現した…。

「武田!居るか?コラァ!!」

 いきなり現れた、男の一声に暴走族は騒ぐのをやめた。

「ああ?誰だ、てめえ?」

 暴走族の一人がバイクから降り、校門に現れた男に睨み付けに行った。
 すると…。

 ダンバイン!!

 なんと、いきなり現れた男は、前フリもなしに目の前に迫ってきた暴走族の一人に顔面を殴り飛ばした。殴られた一人は、歯や吐寫物や血を撒き散らして、意識を失って倒れた。
 これには、暴走族全員が騒然となる。

「武田、居るかぁ!?コラァ!!」

 人を殴っておきながら、男は武田の名前を叫んでいた。武田とは、この作品に一話だけ現れた教師のことである。
 すると、一人の教員が…。

「武田先生は…、今、入院中です…」

 と恐る恐るに、男に武田不在を告げた。

「なに!」

 男はさっき自分が殴り倒した暴走族一人の顔面を足で踏みながら、武田不在に怒りを心頭させた。

「あの野郎…、いつになったら、俺のサプリメント返すんだよ!おかげで、俺の肌は荒れっぱなしだ!!」

 なんと、男は、武田がサプリメントを返さないだけで、こんなにも怒りに支配されていた。
 すると、暴走族『星間飛行』のリーダー、鉢横次(はち おうじ)が男の顔を見て、ビクン!と反応した。どうやら、男の正体を知っているようだ。

「あっ、あの方は!地獄のなんでも屋…、焼野原九乃助!!キン消し(キン肉マン消しゴム)のペンタゴンを報酬にされただけで、市場最悪とまで言われた暴走族『ライオン』を潰し、納豆のしょうゆパックを開けるのに失敗して、お気に入りのTシャツをダメにした八つ当たりで、暴力団『トライアングラー』を潰した悪魔超人だ!!」

 リーダーの一言で、暴走族『星間飛行』総員の血の気が引いた。
 この機嫌が悪いだけで、見境もなく暴力を働く危険人物の登場に、総員の誰もが殺される!と思い、恐怖に支配されていた生徒達、教員達が安堵の表情を浮かべる。
 すると、焼野原と名乗る男は、まだ怒りが治まらないのか、手ごろな感じに殴りやすそうなのー、みたいな感じに暴力団『星間飛行』のメンバーに目をやった。

「ぎゃあああああ!!殺される!」

 暴走族『星間飛行』のメンバー全員が、死を覚悟した瞬間…、焼野原の目に、校庭の時計が目に入った。
 時間は、午後の一時…。

「あっ、今日の昼のロードショー、スティーブン・セガール主演映画の『沈黙のお茶会』が始まる…」

 焼野原は、急にしおらしくなり帰った。



 焼野原が居なくなった瞬間、また暴走族『星間飛行』はバイクでグランドを荒らし、木刀を片手に彼らは騒ぎ立てる。

「おーら!舐めやがって!クソが!!」
「ひゃははは!!」

 また教員たちが総動員で、この場を抑えようとしたが、狂暴な若者たちとバイクに恐怖して、誰も近付けない。工事中の校長室から、校長はハンカチをくわえて、自分の無力感に絶望していた。
 また、地獄絵図と化していた硬派高校のグランド…。
 また生徒達は恐怖に震え、教員たちは無力感に打ちのめされる。
 誰か、この状況を打破出来る人間は居ないものか…。誰もが、そう願った瞬間…、また一人の男が校門に姿を現した…。

「やめないか?」

 いきなり現れた、男の一声に暴走族は騒ぐのをやめた。

「ああ?誰だ、てめえ?」

 暴走族の一人がバイクから降り、校門に現れた男に睨み付けに行った。
 すると…。

 ビルバイン!!

 なんと、いきなり現れた男は、前フリもなしに目の前に迫ってきた暴走族の一人の唇を奪った。

!?

 まるで、スペイン映画のワンシーンのような、熱く、情熱的、刺激的な男同士の官能的な口付けであった。
 男から唇を奪われた一人は、吐寫物を口から撒き散らして、意識を失って倒れた。
 これには、暴走族、生徒達、教員達全員が騒然となる。

「誰だ…、あんた…」

 暴走族『星間飛行』のリーダー、鉢横次は違った意味での恐怖に体を震わせた。
 一人の同性の唇を奪った筋肉質で長身で、しかも、オールバックに鼻の下に口ひげを逞しく生やした男は、面と向かって…。

「ジャイアン・マコト…。通りすがりのゲイだ…、覚えておけ!」

 男はそう言い残すと、着ていたタイツから薔薇を取り出し、口にくわえ立ち去った。



 ジャイアン・マコトが居なくなると、またまた、バイクでグランドを荒らし、木刀を片手に彼らは騒ぎ立てる。

「おーら!舐めやがって!クソが!!」
「ひゃははは!!」

 またまた、教員たちが総動員で、この場を抑えようとしたが、狂暴な若者たちとバイクに恐怖して、誰も近付けない。工事中の校長室から、校長はハンカチをくわえて、自分の無力感に絶望していた。
 またまた、地獄絵図と化していた硬派高校のグランド…。
 またまた、生徒達は恐怖に震え、教員たちは無力感に打ちのめされる。
 誰か、この状況を打破出来る人間は居ないものか…。誰もが、そう願った瞬間…、またまた一人の男が校門に姿を現した…。

「やめろ…」

 いきなり現れた、男の一声に暴走族は騒ぐのをやめた。
 校門に現れた男は全身真っ黒なスーツと仮面を身につけ、首には赤いマフラーを巻いている。

「ああ?誰だ、てめえ?」

 暴走族の一人がバイクから降り、校門に現れた男に睨み付けに行った。
 すると…。

 エルガイムッ!!

 なんと、いきなり現れた男は、前フリもなしに目の前に迫ってきた暴走族の一人に顔面を殴り飛ばした。殴られた一人は、歯や吐寫物や血を撒き散らして、意識を失って倒れた。
 これには、暴走族全員が騒然となる。

「誰だ、てめぇは!?」

 リーダーの鉢横次が、いきなり現れた男の戦闘能力に愕然としていると…、黒いボディスーツの男が仮面越しに、暴走族全員を睨み付けた。
 冷たいナイフのような眼光に、誰もが恐怖した瞬間…、仮面の男は口を開いた。

「場所、間違えた…」

 仮面の男は、そう言い残し、校門から去った。



 仮面の男が居なくなると、バイクでグランドを荒らしながら、木刀を片手に彼らはやる気なさそうに騒ぎ立てる。

「おーら…、舐めやがって…、うんこが…」
「ひゃははは…」

 さすがに何回も同じことの繰り返しなので、教員たちは誰も恐怖しなくなり、誰も近付かない。
 工事中の校長室で、校長は人気ゲームソフトのアイドルマイスターをやっている。
 微妙な地獄絵図と化していた硬派高校のグランド…。生徒達は普通に授業を受け、教員たちも職員室に戻る。
 誰か、この状況を打破出来る人間は居ないものか…。誰もが、そう願わなくなった瞬間…、一人の男が校門に姿を現した…。
 いきなり現れた、男に暴走族はやる気なさそうに反応した。

「誰…?」

 さっきから踏んだり蹴ったりの目にあっている暴走族の一人がバイクから降り、校門に現れた男に嫌々、近寄る。
 すると…。

「すいません、このプラスチック爆弾運ぶの手伝ってくれません?校長室を爆破したいのですが?」

 リュックサックいっぱいの爆弾を持った幕張イッサが、暴走族『星間飛行』のメンバーに手伝いを求めた。


 もういいや…。


 暴走族『星間飛行』総員と、作者はそう思った。
登場人物 焼野原九乃助:『フリーナイン』の主人公。スイカ大好き。 ジャイアン・マコト:誰? 仮面の男:同作者作の『シュガーレス・ゼファーナ』参照。


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