挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマークする場合はログインしてください。
<R15> 15歳未満の方は移動してください。

憎しみの末

作者:春生志乃
僕は、うまくいっている人間を見ると、妙に腹立たしくなる。
何故僕ではいけないのかと言う疑問もあるし、何故彼らがうまくいく必要があるのかと思う。
僕だって、ある程度の人生経験は済んでいるし、むしろ彼らよりも過酷な家庭状況で生きて来た。
それでもなんとか夢を叶えようと努力したが、やはり名門大学だなんだと金のある学校に進学した奴らばかり名を馳せる。
そうだ。
生まれた環境が悪いのだ、と何度思った。
彼らは良い環境で、人間の汚い部分なぞ知りもしないから、あんな夢にも見たような映画やら小説を書くのだ。
僕は小さな時から大人の汚い部分も見てきた。
不倫、借金、見たくもない性行為、全て見てきた。
そんな僕だから、彼らの様に、美しい夢に耽ったり、そんな馬鹿馬鹿しいことなんてできないのだ。
どうしたら、僕は彼らの様に成功できる。
どうしたら、汚い大人を見ずに生きていける。
どうしたら、どうしたら、僕は、自分の力を見せつけられる。
どうしても、誰も、親も、友人も、社会も、僕なんかを見てくれるものは、誰もいない。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ