ファイル427:陸海空の交響歌(シンフォニア)『14・このマントを託す』
「この石版の凸凹文字の読み方を私に教えてくれたのが、7天王の長なんです。」
時音
「でも、ここに来て雨足も強くなってきたし、協会の飛行船もアタシ達に気づかずに行っちゃったし。あなたを見つけ出したのはいいけど、身動きとれなくなっちゃったわね。」
「いいんです。私、ここから離れるワケにはいきませんから。」
時音
「え!?」
「『この石版はとても大事な物だ。いずれ取りに来るまで預かってくれ』って言われてるんです。FBI捜査官、ユーリ・服部・ハートネスさんとの・・・約束なんです。」
三稜
「リアン、鈴也、花鳥、ジョディ、美保、エル。フフ・・・7人おそろいとはな。随分久しぶりにこの光景を見た。そして・・・メトロ、フレア、清兵衛、雷薙、狐、兎、雷牙、隼人、陽、陽太、歩美、朝美、風月、暁、真、隆太、瑛祐、琴美、深雪、弓雁、美香、綾子、ミサオ、羽鳥、伊澄、理沙、ハヤテ、咲夜。ディティクティブマスターの中でも実力者である28人もいるとはな。」
リアン
「アタシ達、任務以外はみんなちりぢり、どこにいようと自由だかんね〜。」
鈴也
「ヘヘ、だからオレも呼び出された時は何事かと思ったぜ、ユーリさん。」
ユーリ
「探し出すのに他の国まで足を運び、苦労したぞ、6人共・・・しかし・・・共に戦うメンバーが欲しいとなった時、やはりこのメンバー以外考えられなかった。」
ジョディ
「これだけの有事、しかもユーリの呼びかけとなったら駆けつけないワケにはいきません。」
エル
「ええ、そうですとも。そしてそれはあなたも同じでしょう、三稜さん?」
ユーリ
「さぁ、34人共。手筈は説明した通りだ。ここから先はそれぞれの持ち場に・・・頼む!」
リアン・鈴也・花鳥・ジョディ・美保・エル・メトロ・フレア・清兵衛・雷薙・狐・兎・雷牙・隼人・陽・陽太・歩美・朝美・風月・暁・真・隆太・瑛祐・琴美・深雪・弓雁・美香・綾子・ミサオ・羽鳥・伊澄・理沙・ハヤテ・咲夜
「了解!!!」
ギュオオオオオ・・・
三稜
「持ち場?何をしようとしているんだ!?」
ユーリ
「これが答えだ。」
パチン!
バッ!
ユーリ
「オマエと共に戦うにあたり、・・・これを託したい。オマエならわかるだろう、この意味が。」
三稜
「長のマント・・・」
ユーリ
「そうだ、何も意外な事はない。本来つくべき役目に戻るというだけだ。オマエはかつて、探偵協会主催のリーグで優勝し、長となった男。本来なら、今、このマントを着ているべき人間なのだから・・・」
3年前
『おめでとう、ここに新たな長が誕生した。三稜君。これからは長としてその責務にあたってくれ。あー、また今回のチャンピオン誕生によりランキングも変化したハズだな。となると・・・上位入賞者のランクでトップのユーリ君以下上から6名が三稜君につぐ6天王という事に・・・』
三稜『ちょっと待ってください、ボス。私は・・・辞退したいと考えています。』
『な、何だって!?どうしてだ!?』
三稜『私の父であり、師でもあるディティクティブマスター我暖。私は父の後を継いで鹿児島を守っていきたい、以前からそう考えていたのです。』
ユーリ
「ディティクティブマスターと長は兼任できない。そう言ってオマエは長の立場につく事を辞退し、ランキングで次の位置だったオレがこのマントを着る事となった。」
三稜
「ほとんど実力差はなかった。」
ユーリ
「オマエらしいコメントだな、でもオレは知っている。辞退のもう1つの理由・・・父親である我暖さんの後を継ぎたいというのもウソではなかっただろう。・・・でも本当は・・・あの頃、沖縄の修練所に凪が就任したからだ。同じディティクティブマスターの職に就いて彼女のそばにいたかった・・・そうだろう?」
三稜
「・・・バレていたのか。どちらにせよ、ユーリ、オマエが適任だった事は間違いない。頂点に立つなら人間的に整っている事が重要だからな。事実オマエは立派にその責任を果たしていった。頂点に立ち、その実力で挑戦者を退けてきた。だからなおの事聞きたい・・・なぜ今さらこのマントを渡そうとするのか。」
ユーリ
「それは・・・」
ガバァ!!
焔
「うがぁぁぁ!!」
ズバッ!!
ユーリ
「メタグロス!!」
ガキキキキ・・・
ユーリ
「今なお、:RINGの影響下にあるのか!!僅かに触れただけであろう、この男すらこれほどならば、実際に海底洞窟で念じていた連中はどうなってしまったのか・・・!!」
三稜
「それを確かめるには、グラードンを追うしかない!!・・・!!いない!?な、なぜだ!!躑躅が通せん坊で足止めしていたハズだが・・・!!」
ユーリ
「それはすなわち、通せん坊をかけていた者が敗れた・・・という事!!グラードンは北海道に到達し、心までもが完全に、覚醒してしまった・・・!!その証拠に、時間を確認してみろ!!」
三稜
「時間!?ああ!!」
『24:30』
ユーリ
「戦っていて気づかなかったんだろうが・・・今は真夜中!本物の太陽はとっくに沈んでる!!」
三稜
「バカな!!じゃあ、この昼間のような照りつける光は!?」
ユーリ
「グラードンが心の覚醒をしたため自ら発し始めた、光と熱のエネルギーだ!!彼の指示の実行を急がねば!!」
三稜
「彼・・・江古田美術館館長でオマエの叔父のか?」
ユーリ
「ああ、オレと叔父はね、かなり前に2つの巨悪の存在を知っていた。しかしそれは、同時に彼の周りにも敵が入り込んでいるかもしれないという可能性を示すものだった。だから全ての事を秘密裏に運ぶ必要があったのだ。相手は伝説の超古代ガーディアン2体、、食い止めるべきはその激突だからな。それなりの戦力をこちらも得るために・・・」
ピピピピ・・・
鈴也
「着いたぜ、ユーリさん!」
ジョディ
「こちらもよ。」
エル
「こっちもよ、ユーリさん!!」
ユーリ
「了解!(三稜・・・オマエに長のマントを託したのは・・・この一連の戦いによって、オレが、命を落とすかもしれないからだ・・・)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!! |