ファイル422:陸海空の交響歌(シンフォニア)『9・もう1体いる』
依然、青の組織の3幹部と凪、鉄泉、明日奈の戦闘は続いている。
滴
「フフフフフ・・・」
鉄泉
「海から新手が生み出されてきおった!!」
明日奈
「鉄泉さん!!ソイツも青の組織の幹部だ!!阿蘇山で作戦を指揮していたヤツだよ!!」
滴
「蓄えて、飲み込むと、蓄えて、吐き出す!!」
滴のガーディアンの攻撃が、鉄泉のマンボルトを直撃した。
鉄泉
「くぅっ!!なかなかやりおるわい!!ガーディアン使いの数だけでいえば3VS3、抑えられない事はないだろうが・・・!!問題は、カイオーガの進撃を許してしまう事じゃ!!」
滴
「余所見をしていて、良いのですか?」
鉄泉
「何の、行けっ!!」
シュドン!!
鉄泉
「水&飛行VS電気&炎!属性の相性はこっちが有利じゃ!!そのペリカノドンはもはや戦闘不能!!さぁ!次は何で戦う?」
滴
「さて、どうしたものか。他の手持ちは全て海底洞窟に置いて来てしまったものでね。」
鉄泉
「な、何じゃと!?」
睡蓮
「滴さん!ならばこれを!!」
シャッ!!
滴
「ありがとう、睡蓮さん!おお!最高の1体だ!出でよ、シタヅミニン!!」
鉄泉
「むむっ!!マンボルト、行けっ!!」
ドコッ!!
鉄泉
「な、何じゃ?拍子抜けじゃな。コイツが最後の1体とは・・・吼える!!」
『グワォォォ!!』
『ビクッ!!』
鉄泉
「(ムゥ!吼えるで脅してみても、他のガーディアンに交代する様子はなし、手持ちが他にいないというのは真実じゃな!)」
滴
「フフフフ、このシタヅミニンで戦うのが解せぬ様子ですね?・・・では、お見せしましょう。このガーディアンがどう最高なのか!?」
メキメキメキ・・・
コォォォォ!!
鉄泉
「ぬおおお!!パワーアップしおったのか!!」
『ビビビビビ!!』
ビュワッ!!
ギュイイイ・・・
ドドドドド!!
鉄泉
「おわわわっ!!何というすさまじいスピードじゃ!!攻撃が一切見えん!!なるほど、このパワーアップを見越しての『最高』・・・というワケか!!」
滴
「フフフ、シタヅミニンがパワーアップによって姿を変えしテッカニン!!その特殊能力は『加速』!!元々の素早さに加え、攻撃を繰り返す事にスピードはさらに速くなる!!」
ギュオッ!!
フッ!!
ベシッ!!
鉄泉
「スピードにはスピード!!『影分身』じゃ!!そして、この極限状況にあってワシは我が身を守ろうなどと思わぬ!!」
滴
「!!まさか!!」
鉄泉
「そのまさかよ!!散らば諸共!!マンボルト!!落雷!!!」
ズッガン!!!
シュウウウ・・・
ドッ!!
滴
「テッカニンを押さえつけたまま放った落雷を、自ら避雷針となって受けるとは・・・」
鉄泉
「ど・・・どうじゃ?マンボルトはもはや戦えぬが、オマエも唯一の手持ちを失った。ワシにはまだ手持ちがいる!!ワシの勝ちじゃな!」
その時・・・
ドスッ!!
鉄泉
「も・・・もう1体・・・なぜ。」
滴
「さすが最年長ディティクティブマスター、戯けた中にも覚悟の座った堂々たる戦い方でした。しかし油断しましたね。シタヅミニンはパワーアップする時、2体のガーディアンになる。忍びの蝉・テッカニンと、抜け殻の亡霊・ヌケニンの2体にね。あなたはそれを知らなかった。だから、負けた。」
凪
「鉄泉さん!!」
明日奈
「負け・・・た、鉄泉さん・・・が!?鉄泉さん!!」
明日奈の首を、ルンルラッパがつかみ上げた。
明日奈
「ぐぐっ・・・」
睡蓮
「行かせませんよ。あなたの相手はアタシ・・・」
鉄泉
「カ・・・イオー・・・ガ、止め・・・る、・・・日本・・・守・・・」
ズルッ!!
ザブン!!
睡蓮
「・・・まずは、」
滴
「・・・1人。」
明日奈
「鉄泉さぁぁぁん!!!」
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