FBIから来た女:4〜清流・青の章(83/111)縦書き表示RDF


FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル416:陸海空の交響歌(シンフォニア)『3・たった1つの道しるべ・・・深海へ』


七槻
「真に止めるべき相手は・・・海底洞窟にいる!!トルル!!」


「七槻!!どうするつもりだ!?」

七槻
「日本中ば飲み込むこの日照りと大雨、海底洞窟におるヤツらば倒せば止まるんやろ!?やるべき事がわかったら、もうジッとしてられんけぇ。海に出て海底ば目指す!!アルルーッ!!」

カッ!

トッ!

七槻
「先生!海底洞窟はどの辺り!?」


「今、淡路島を越えて太平洋側の海に出たところだから・・・このまま四国方面に行けばその先だが・・・それにしたって・・・海の底までどうやって潜る!?人間の力では行く事が不可能だという、海底洞窟へ!!」





その頃、躑躅と闘樹は・・・



『ゴギャアアアアア!!』

ゴガガガガガ!!

闘樹
「クソ!!岩石封じで行く手を阻む気だな!!」

躑躅
「今のが!?強すぎて、全く別の術みたいですわ!!まるで私達のガーディアンをあざ笑うかのよう!!」

闘樹
「ナメやがって、クソゥ!!ホウリキー、気合い鉄拳!!」

ゴォッ!!

『!』

ブォッ!!

ドザァァァァァ!!

闘樹
「うわぁぁぁ!!」

躑躅
「こちらの攻撃が届く前に吹き飛ばされてしまいましたわ!!パワーうんぬんの問題じゃない!!かする事すらできないなんて!!」





鉄泉と明日奈・・・



鉄泉
「ぬぉぉぉぉ、何のぉぉぉ!!属性の相性ではこちらが勝っているハズじゃい!マンボルト!充電じゃ!!」

『ギィィ・・・』

ジジジジジ・・・

鉄泉
「周囲の大気から雷をかき集め身体に溜め込み、次の攻撃で一気に放出せぃ!!雷撃破!!!」

シュドンッ!!

バシュッ!!

明日奈
「当たった!!」

鉄泉
「命中精度が自慢の術じゃい!どうじゃっ!!」

『ニッ・・・』

明日奈
「!?鉄泉さん!アイツ全然平気そうだよ!!」

鉄泉
「何じゃとぉ!?」

コォォォォォ・・・

明日奈
「瞑想だよ!!ヤツは瞑想をしてたんだ!!特殊防御力が極限まで高まっている!!アイツも闇雲に暴れてるんじゃない!!自分の弱点を攻められる事への予防策も本能的にとってるんだ!!」





その頃時津潤治は、賢防大学にいた。

幸いこちらには被害が来ていなかったので、災害の事を知らなかったのだ。

潤治
「フゥ・・・2時間目の講義も終了。それにしても、七槻ちゃんずっと休学して、どうしたんだろう?何だか大学内もあわただしいし・・・」

その時、潤治の目に三稜の姿が写った。

潤治
「(あれは・・・吹奏学の三稜さん?当分の間休講だって掲示板には書いてあったのに・・・)」

三稜は電話をかけていた。

ちなみに、電話をすると相手の映像が表示されるようになっている。


「もしもし・・・こちら、凪!!」

三稜
「三稜だ!!今山口にいる!単独行動をとってすまない!」


「三稜!?山口にいたのか・・・こっちは四国方面上空だ。だが、そんな事はいい。大変な事になった!!伝説の超古代ガーディアン、カイオーガとグラードンが目覚めたんだ!!現在、鉄泉さんと明日奈、躑躅と闘樹が二手に分かれて事に当たっている!」

三稜
「わかった!私もすぐにどちらかに合流しよう!!」


「イヤ、待ってくれ三稜!!確かに2体の侵攻を食い止める戦力は欲しい!!しかし・・・それでは根本的な解決にはならない事がわかった!!」

三稜
「と言うと!?」


「2体は何者かに操られている!!そして、その何者かは海底洞窟にいるらしい!そこから2体をコントロールしているんだ!!」

潤治
「!(七槻ちゃんが写っている・・・新しいガーディアンと一緒に・・・初めて見る・・・イヤ、どこかで見たような・・・)」

『コイツの技によって、人間の力では行く事のできない・・・深海まで行けたって言うんだ!!』

潤治
「(そうだ!!あのガーディアンは・・・古生物学の先生が講義で言っていた、あのガーディアンだ!!あの会話の様子だと、誰もあのガーディアンの能力の事は知らないみたいだ。七槻ちゃんでさえも・・・みんなが困っている。事態を打開するただ1つの道しるべを・・・小生だけが・・・知っている!!人や動植物を苦しめて平気なヤツらがいるみたいだ!自分達の野望のために、自然さえも覆そうとしてるヤツらが!!小生には、ヤツらに対抗しうる力がある・・・そして、今何をしなくちゃいけないかの方策までわかっている・・・どう・・・するんだ・・・!?)どうするかだって?答えなんか最初っから出ているじゃないか!!」

考え込んでいる三稜の所に、潤治は近づいて行った。





七槻
「うぉぉぉぉ!!こうなったら、体1つで潜るったい!!ボクなら10分、がんばれば20分は息が持つけん!!」


「止めるんだ、七槻!!気持ちはわかるが、海底洞窟は想像を絶する深さだ!!ガーディアンですら、深海の生物ですら到達できない場所なんだ!!」

七槻
「でも・・・」


「わかってる!!躑躅、闘樹、明日奈、鉄泉さん、みんなが死力を尽くしてるのに、指をくわえて見ているしかない。私だって悔しい!!悔しいが・・・方法などないんだよ!!」

七槻
「・・・」

「方法なら・・・ありますよ!!」


「!!君は!?」

七槻
「(潤治君・・・!何しに来たったい?)」

三稜の空中車両に乗ってやって来た潤治。

潤治は七槻達の元に降り立った。

潤治
「初めまして・・・小生は時津潤治。時津正宗の息子にして、探偵です!かつて、古生物学の教授から聞いた事があります。大昔の人が、ガーディアンの力によって深海に潜ったという話を!!」


「人を深海まで!?ガーディアンの力で!?」

潤治
「そうです!!今、七槻ちゃんが抱えているジーラヌスの力で、です!!ジーラヌスの術を使えば、潜水艇のような物の力を借りずとも海底洞窟まで行けるんです!!」


「バ、バカな!!いくら何でも信じられない!ガーディアンで最深海まで行くなんて・・・!この非常時に聞いた事もないそんな昔話、アテにできるとでも・・・」

七槻
「待って、先生!その話・・・ボクは・・・信じるけん・・・」


「七槻!?」

七槻
「この・・・ジララ、さっき大津波に襲われた時、不思議な力ば発したと!そん時、一瞬やったけど水がボクらば避けたんよ。それ思い出したら、今の話も・・・!」

潤治
「人を深海へと連れて行く術、その名は・・・『ダイビング』!!」

ピリリ・・・

潤治
「あ、もしもし先生ですか?ええ、今話しました。何とか信じてもらえましたよ。え?ジーラヌスの体長?え〜っと、85センチくらいですかね?少し小振りなんだなぁ。・・・え?はい、そのくらいだと深海まで連れて行けるのは、せいぜい子供2人?そうですか、じゃあ・・・」


「お、おい、まさか・・・海底洞窟に潜り、:RINGを持つ何者かに挑むのは・・・」

三稜
「ああ、その通りだ凪。潤治君が自ら行くと言っている。ジーラヌスの持ち主である七槻ちゃんと2人でね!!」


「ムチャだ!!ただ潜るだけじゃない!!グラードンとカイオーガを操る者とも戦うのだぞ!?」

三稜
「凪!潤治君は私の講義の生徒だ。今は、彼を信じてみようと思う。」



三稜
「頼むぞ!君達。海底洞窟への、ダイビング!!そして・・・2体を制止させるべく2つの:RINGを・・・!!」

潤治
「はい、行って来ます。」

カァァァァ・・・

七槻・潤治
「せぇのぉっ!!!」

タンッ!!

ザブンッ!!

ギュオオオオオオオオ・・・!!!












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう