ファイル415:陸海空の交響歌(シンフォニア)『2・被災地へ・・・真に止めるべき相手』
ディティクティブマスター達は、それぞれの目的地へと向かった。
そして、凪と七槻も動き出した。
『探偵協会より各市町に避難報告!!緊急レベル10依然継続中につき、各市町住民はできる限り速やかにニュー・オオイタに移動せよ!』
凪と七槻は、鳥取の辺りを飛んでいた。
凪
「事態は予想をはるかに超えるスピードで進行している!」
七槻
「先生、おかしな天気ったい。つい今まで地面からの熱で暑ぅてたまらんやったとに・・・急に寒くなってきたとよ。オマケに、雨まで降って来よう!」
凪
「ボスのおっしゃった通りだ。ここは淡路島の上空・・・2つの災害がぶつかり合う、境界線だ!!」
その時、七槻の方に波が・・・
凪
「気をつけろ!津波だ!!」
七槻
「うわった!!」
七槻は津波をすんでの所でかわした。
七槻に避けられた波は、瞬く間に蒸発した。
七槻
「スゴか〜、波がすぐ蒸発してサウナのごたる。!!イカンち!!打ち上げられた野生のガーディアンが!トルル!!」
ザッ!
七槻
「すぐ海に戻してあげるけんね。」
凪
「七槻、津波に気をつけろ!」
七槻
「ホラ、アンタもしっかり!」
『ゼー、ゼー・・・』
七槻
「ひどかケガったい!ホラ、これば食べり!」
凪
「初めて見るガーディアンだな。かなり深海に生息していそうな外見だが、それが打ち上げられるほどの海の荒れ方なのか・・・」
ゴゴゴ・・・
凪
「!!」
ゴァッ!!
七槻
「な!?モノスゴく大きな津波ったい!!」
凪
「逃げ切れない!!ドクモース!!」
カッ!
凪
「波を吹き飛ばせ!!虹色の風!!」
『・・・』
ギンッ!!
ドドドドド・・・
七槻
「!!(波が・・・ボクらば避けてる!?)」
そのスキに、凪のチルタシュロンが七槻をつかんで脱出した。
凪
「フゥ・・・危なかった。あのままだとひとたまりもなかったぞ。あのタイミングでは間に合わないと思ったが・・・何とか波を振り払う事ができたな。?七槻・・・?」
七槻
「(何やろう・・・何かが引っかかる・・・波がボクらば避けたのは確かやけど・・・ドクモースの技の威力だけじゃないように感じた・・・そう!!一瞬、このガーディアンが何か力みたいなものば発したみたいな・・・!!)」
凪
「七槻、どうした!?」
七槻
「え!?う、ううん、何でもなか!!先生、助けてもらってありがとう!!ハッ、そうったい!アンタ弱ってたんやったね!手当てせんと!(やっぱり思いちがいやろか。こんなにも弱ってるんやもんね。)とりあえず元気になるまでは、ボクが面倒見るけん・・・え〜と、名前は・・・」
チラッ・・・
七槻
「うん!ジララ!!ジララがよかね!!」
ピリリリリ・・・
凪
「!こちら凪!」
鉄泉
「おお凪!ワシじゃ、鉄泉じゃ!!」
凪
「鉄泉さん、どうですか!?様子は!!」
鉄泉
「いやはや、どうもこうもない!現在、破壊された船でカイオーガと交戦中じゃが・・・!全く歯が立たん!!悪夢のようじゃ!!!この海の暴女に対抗する術があるなら教えてほしいわい!!」
明日奈
「鉄泉さん、来た!!」
鉄泉
「うむぁ・・・」
明日奈
「く・・・あ・・・」
凪
「鉄泉さん!!明日奈!!」
鉄泉
「だ、大丈夫!まだまだ踏ん張れるわい!」
凪
「お願いします、何とか、押し止めてください!!」
七槻
「先生、ちょっと!!」
凪
「どうした?」
七槻
「ここは2つの災害がぶつかり合う境界線やろ?でも・・・気のせいやろか?何かさっきよりも陸地が増えとらん?日照りと大雨、日照りの方がだんだん強ぅなってるようったい。」
凪
「!!・・・確かに・・・さっきまで降っていた雨も止んでいる!!まさか・・・!!躑躅!闘樹!聞こえるか!?凪だ!応答を・・・頼む!!」
闘樹
「凪さんか!全くドンピシャなタイミングで連絡くれるじゃないか!!さっきから熱がどんどん上昇してきやがると思ったら・・・お出ましだぜ!!オレ達の足下・・・地中を移動していたヤツが・・・今!!」
ボゴッ!!
『オオオオオオオオオオン!!!』
ズン!!
凪
「躑躅!闘樹!!・・・ついに姿を現したんだな・・・グラードンも!!何とか・・・何とか押し止めてくれ!明日奈、鉄泉さん!闘樹、躑躅!ディティクティブマスターとして持てる全ての力を出して・・・2体の超古代ガーディアンの陸上侵攻を!海上侵攻を!」
『イヤ!!それだけではダメだ!!』
凪
「何!?」
七槻
「先生!今のは・・・!?」
『それでは根本的な解決にはならん!!本当の戦いの場所は・・・奥深き・・・場所!!』
フォォォォォ・・・
ガクガク・・・
フッ!
パッ!
凪
「!!イカン!!」
七槻
「トルル!!」
落ちて来た2人を、トロピノドンが受け止めた。
七槻
「ケガはなかと?」
「ああ・・・スマンの・・・命からがら逃げて来たが、ここまで来て力尽きてしもうた。」
凪
「先ほどのはテレパシーですか?エスパーガーディアンの能力で私達の心に直接語りかけた・・・」
「そうじゃ。沖縄のディティクティブマスター、凪さんじゃな。」
「ワシらは嵐山でかつて、2つの:RINGを守っていた者じゃ。」
凪
「嵐山の2つの:RING?」
「ああ、ブレイバーとクリーバー。カイオーガとグラードン、2体の超古代ガーディアンを自由に操れる:RINGじゃ!老いたワシらに代わって、銀一と金美が守ってくれておったのじゃが・・・」
凪
「ま、待ってください!!銀一と金美が召集に応じずにいた理由は、2つの:RINGの守護・・・すると・・・まさか!!」
「そうじゃ、2つの:RINGは奪われ、銀一と金美は行方不明!」
「だから誰かに真実を伝達しようと、・・・こうして山を下りて来たのじゃ。」
「もう1度言う!グラードンとカイオーガに直接、ぶつかり合っても無意味じゃ!!」
「2体は地の奥深くから操られている!2つの:RINGを奪った者達の手によってな!!」
「真に止めるべき相手は・・・海底洞窟にいる!!!」 |