FBIから来た女:4〜清流・青の章(76/111)縦書き表示RDF


FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル409:凪と三稜の不協和音


沖縄



越水七槻は、異様な気迫で修行を続けていた。

七槻
「うおおおお!!チャモ!!」

ババッ!!

七槻
「火の粉!トリプルキック!!ボルケーノキック!!おおおおお!!」

チャモもそれに答えるように、強烈な攻撃で沖縄の野生ガーディアンを叩きのめした。

七槻
「まだ、まだぁ!!」

七槻は一目散に凪の所へ向かった。

七槻
「先生!!稽古ばつけてほしか!!」


「な、七槻!・・・その気迫は・・・」

七槻
「先生!稽古ば早く〜!!」


「ど、どうしたっていうんだ?」

七槻
「どうもせんです!!ただ、鍛えてほしかとです!!」


「わ、わかったよ!ドクモース!!キーアゲハ!!チルルット!!」

七槻
「リララ!トルル!ルドド!!」

七槻
「そりゃあ!せいっ!!」

七槻の気迫は、凪にも伝わる。


「(スゴい・・・何という気迫だ!!)何をやってる!応戦するんだ!!ドクモース、痺れ粉!!チルルット、乱れ突き!!キーアゲハ、吹き飛ばし!!」

七槻
「おおおおお!!リララ、トルル!燕返し!!ルドド・・・岩石封じ!!」

強力な技により、凪のガーディアンは全員倒れた。


「スゴいな・・・何か激しい思いのたけを戦いにぶつけているかのようだったよ。それだけのバトルを見せてくれたという事は・・・」

七槻はうなずいた。


「そうか・・・ありがとう。我々ディティクティブマスターと共に、この緊急時に働く戦力として力を貸してくれるんだね?これからよろしく頼む!」

七槻
「はい!」


「私はバリアリーフ・タワーにいるから、今夜は宿泊塔で休むといい。」

闘樹・躑躅
「・・・」





バリアリーフ・タワーで、アメリカから帰って来た三稜と凪が会っていた。



三稜
「凪。」


「三稜!どうした?」

三稜
「大気中の湿度の高低を調べて来た。やはり阿蘇山停止の影響は、いろいろな所に出ているようだ。」


「そうか。」

三稜
「・・・」


「な、何だ?」

三稜
「お節介なようだが、この危機的状況にあって、ディティクティブマスター達のまとまりの悪い事が気になっている。」


「!!私のリーダーシップに問題があると言いたいのか!?」

三稜
「ちがう!凪はがんばっている。ただ・・・47人と数が多く、ここまでそれぞれ個性の強い面々をまとめるのは、本当に大変だろうと思うだけだ。だからこそ、ムリして1人で背負い込まず、頼れる事は誰かに頼っていっても良いんじゃないか?」

三稜は凪の方に手を置いた。

しかし、凪をその手をはねのける。


「私は探偵協会から、まとめ役を言いつかっているんだ!その役目をまっとうするだけだ!!立場を越えて、必要以上の発言をする事は控えてくれ!!・・・もう・・・私達はそういう関係ではないのだから・・・」

三稜
「・・・」

三稜は沈黙した。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう