ファイル401:七海島の海賊記(ジョリー・ロジャー)『12・城壁の骸骨』
平尾隆太と宝極真は、繭島に来ていた。
隆太
「真ちゃん、また来るよ!」
真
「しつこい敵ですね・・・いい加減にしなさい!!セルリアン・プロテクション!!」
真はバリアでハチ達を弾き飛ばした。
真
「フゥ・・・次から次へと湧いてくるわね・・・何だってこうもたくさん敵がいるのよ・・・」
隆太
「ホラ、ここ城壁の島だって岩壺さんが言ってただろ?城は王族の砦だからな。選ばれた者以外は容易く登れないようになってるんだろう。この城内でたくさんの敵が番兵として控えているようにね。」
真
「そうなの。それにしてもキツいわ・・・」
隆太
「まぁまぁ。みんながんばってるんだし、オレ達もがんばろう!」
真
「そうね。」
隆太と真は、奥へと進んで行った。
隆太
「これでだいぶ登ったな。」
真
「そろそろでしょうか・・・あ!隆ちゃんあそこ!宝箱があるわ!」
隆太
「よし、早く回収しよう。」
『待て、侵入者よ・・・』
隆太
「ん?真ちゃん、何か言った?」
真
「いえ、私は何も言ってないけど・・・」
隆太
「じゃあ、どこから声が・・・」
『まだわからぬのか・・・オマエ達のすぐ後ろだ・・・』
隆太・真
「すぐ、後ろ・・・?」
隆太と真は後ろを向いた。
隆太
「巨大な棺桶だ・・・」
真
「まさか、この中に?」
真は棺桶に触れてみた。
触れた瞬間、棺桶が光り出した。
隆太・真
「うわっ!!」
棺桶のフタが開き、中から巨大な骸骨が出て来た。
『よく棺桶から出してくれた、若き冒険者よ・・・私の名前はドクロゾーン・・・この棺桶に長い間封印されていた番人だ・・・』
隆太
「封印って?」
『私はこの城の宝箱を守るためにここに置かれたのだが、あまりに危なすぎるという理由で封印されたのだ・・・おかげで、長い間骨になりそうな相手と戦えなくてな・・・』
真
「っていうか、今はあなた自身が骨なのでは・・・?」
『ハッハッハッ、まぁそうだな。何せ、300年も封印されていたものだから体の芯まで骨になってしまったよ、ワハハハハ!まぁ安心せぃ。まだ私は衰えてはおらぬわ。それに、元々私は部下に侵入者の排除を頼んでいたのでな。しかし、今までここにやって来るのは柔な冒険者ばかりだった・・・お主らはどうだ?私が本気を出しても大丈夫だと、嬉しいのだが・・・』
隆太
「望むところだ!やるよ、真ちゃん!」
真
「はい、隆ちゃん!」
『そうこなくてはな・・・まずは、私の部下達が相手をするぞ!ゆけぃ、ヘヴィー・モールJr!!』
隆太
「サンライト・ナックル!!」
真
「セルリアン・ガトリンガー!!」
隆太と真は、ヘヴィー・モールJr4体を瞬殺した。
『ワハハハハ!久しぶりに骨のある冒険者と戦えるわい!どれ、私が直々に相手をしてやろう!ゆくぞ!!ハァァァァッ!!』
ドクロゾーンは口から火を吐いた。
隆太
「わわっ!!」
真
「いきなりですか!?」
『言ったハズだ。本気を出しても大丈夫だと嬉しいのだがと・・・休みはないぞ!!』
真
「しょうがないですね・・・セルリアン・バズーカ!!」
ドン!!
『グホァ!!ワハハハハ、やりおるわ!!いいぞ!もっともっと楽しませてくれ!!』
隆太達とドクロゾーンの戦いはしばらく続き、やっと決着がついた。
『ハァ、ハァ、ハァ・・・ここまで久しぶりに熱くなれたのは初めてだ・・・礼を言うぞ、冒険者よ!お主らの勝ちだ!約束通り、宝箱の中身を授けよう!』
隆太
「ありがとうございます。あの、さっきから聞きたかったんですけど・・・」
『ん?』
真
「このカギって、何に使うんですか?」
『何だ、知らんかったのか?私の島を含めて7つの島のカギ穴を一度に開けると、海底宮殿への道が開けるのだよ。』
隆太・真
「ええ〜っ!!」
『その様子だと、本当に知らなかったようだな・・・まぁいいわ。さぁ、奥へ進むがよい。カギ穴はこの奥にあるぞ。』
隆太
「ありがとうございます。」
隆太と真は、奥へと進んで行った。
その頃、コナンと哀は民宿へと戻って来ていた。
美澤に聞きたい事があったからだ。
コナン
「美澤さーん、どこですか〜?」
郁美
「ここよ。」
コナンと哀が声のする方に行くと、郁美は薪を切っていた。
郁美
「どうしたの?宝探しは飽きたとか?」
コナン
「イヤ、そうじゃないんだよ。」
哀
「美澤さんに確かめたい事があったの。美澤さん、もしかして昔トレジャーハンターだったんじゃない?」
郁美
「・・・!!」
郁美は手を止めた。
郁美
「なぜそんな事を聞く?」
コナン
「だって美澤さん、ユーリさんが宝の事を聞いた時、『ハイエナは獲物のない所には集まらない』って言ったよね?あれって、隠されてる宝が何なのかわかってるって事じゃないの?」
郁美
「・・・ついて来なさい。」
郁美
「観光課長の岩壺は、この古地図を元にして宝探しの地図を作ったのよ。まだ誰1人謎を解き明かした者はいない・・・だけど、手掛かりはあるわ。ジョリー・ロジャーよ。」
哀
「ジョリー・ロジャー・・・」
コナン
「地図に描かれたドクロの事だね。直訳すると海賊旗だ・・・」
哀
「ねぇ、このジョリー・ロジャーの歯・・・文字に見えない?」
コナン
「ホントだ。DOS DIOSAS・・・」
哀
「ドス・ディオサス・・・スペイン語で2人の女神ね・・・」
その時、民宿の扉が開いて、ふらついた澄美子が入って来た。
郁美
「澄美子ちゃん!どうしたの!?」
澄美子
「リアンちゃんとリリスちゃんが水本達にさらわれて、ボートで・・・」
コナン・哀
「えぇ!?」
コナン
「哀。」
哀
「ええ、行きましょ。伊予璃緒矢島に!!」
太郎
「オマエ達は2人で1本のボンベを使いな。」
リアン
「ここまで来れば、アタシらに用はないやろ?」
一志
「もうちょっと働いてもらうんだよ。」
リアン
「!(そういえば、この人達・・・片足に大ケガをしてる・・・)」
その時、リリスが悲鳴を上げた。
リリス
「キャアッ!!」
リアン
「リリス!!」
リリスは右腕に切り傷を入れられた。
リアン
「アタシらをどないするつもりなん?」
一志
「ちょっと働いてもらうんだよ。さぁ、水の中に入れ。」
リアン達は、水の中へと飛び込んだ。
しばらく進むと、リリスの肩から血がにじみ出てきた。
それを嗅ぎつけ、サメがやって来る。
すると、突然一志がリリスの体を引っ張った。
リリスの体がエアーから外れた。
リアン
「!!」
リリス
「ゴボッ・・・」
リアン
「リリスゥ!!」 |