ファイル398:七海島の海賊記(ジョリー・ロジャー)『9・奇怪なウサギ』
マリアとたくまがヘヴィー・モールを倒して宝箱の中身を手に入れた頃、風月と暁も手綱島の奥へと入っていた。
風月
「キャ〜!キャ〜!!キャ〜!!!」
風月はさっきから、コートオバケを見るたびに悲鳴を上げていた。
暁はそれに困ってるようだ。
暁
「風月・・・オマエ最初にコートオバケの軍団倒しただろ?平気なんじゃないのか?」
風月
「さっきは10体ぐらいしかいなかったから大丈夫だったの!!」
暁
「そうなんだ・・・」
そんな事を言い合いながら歩いていると、目の前に宝箱が見えてきた。
暁
「おっ、宝箱だ。」
風月
「さ、暁・・・早く中身取って帰ろうよ・・・」
暁
「そうすっか・・・」
暁が宝箱に近づいた、その時だった。
上から何かが降ってきたのは。
ドンッ!!
『ちょーっと待ったぁ!!このオレ様に断りもしねぇで宝箱の中身を取ろうとは、ちとダメなんじゃねえのかい?』
暁
「誰だ?オマエは・・・」
『オレ様はクレイジー・ラビッツ!!この手綱島を守る者よ!!』
暁
「どうでもいいが、オマエ言葉遣いが荒いな。」
『ああ、オレ様はこういう性格なんでね。』
風月
「ねぇ、ウサギさん。」
『何だ、小娘?』
風月
「ヒィッ!!わ、私達、その宝箱の中身が欲しいんです。ください!」
『フフン、勇気がある小娘だな。まぁいい。くれてやらんでもないぞ。』
風月
「本当ですか?」
『ただし、条件がある。』
風月
「条件?」
『オレ様に勝ってみろ!そうすれば渡してやろう。』
風月
「やっぱりそうなるんですね・・・」
風月はハァ〜ッとため息をついた。
暁
「なら、オレが相手に・・・」
風月
「暁、ここは私に任せて・・・」
暁
「風月!?」
風月
「私は最近、暁に助けられてばかりだったわ。だから、今度は私が暁を助ける!!」
『勢いだけではオレ様には勝てんぞ!!』
そう言うと、ラビッツは空中に飛び上がり、ボールを数個投げてきた。
風月
「ウェポン:RING『ホームランバット』!」
風月はバットを手に持つと、ボールをラビッツめがけて打ち返した。
『なかなかやるじゃないか。』
風月
「私だって、だてにディティクティブマスターの1人をやってるんじゃないのよ!!ハァァァァァッ!!」
『うぉっ!?スゴい気迫だな。だが・・・これならどうだ?』
ラビッツは爆弾を投げてきた。
『これなら例え打ってもそちらにダメージが・・・え!?』
風月はそこにはいなかった。
風月
「私はこっちよ!!」
『!!いつの間に後ろに・・・』
風月
「くらいなさぁい!!」
風月はバットでラビッツを殴り飛ばした。
『ぐはっ・・・我が奥義を使う間もなくやられるとは・・・』
ラビッツは空中で爆発した。
その頃、博物館からカットラスとピストルが盗まれていた・・・ |