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FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル397:七海島の海賊記(ジョリー・ロジャー)『8・マリアの一閃』


祐美達はゾッキーを倒したと思っていたが、ゾッキーは亡霊化して復活してしまった。

『ゴギャアアアア!!』

祐美
「ウソでしょ!?倒したハズなのに・・・」

波香
「祐美、この後の策は考えてあるのか?」

祐美
「・・・考えてない・・・」

波香
「何だってぇぇ!?どうして何も考えてないのよ!!?」

祐美
「だ、だって・・・私、今まで一撃で相手倒してきたから・・・倒し損ねた時の事なんて考えてなかったんだ・・・」

波香
「さすが、テストの答えをマークシートよろしく全て4と記入するだけはあるわね・・・」


「なのだ〜♪」

祐美
「そんな事・・・言ってる場合じゃない・・・」

泉・波香
「あっ・・・」

泉達が振り向くと、そこにはブチギレたゾッキーが・・・

『完全にナメてやがる・・・サッサとつぶすか・・・』

ゾッキーは大卵を発射した。

祐美
「も、もうダメか・・・」

祐美が目を閉じかけた、その時だった。

突然現れた無数のお札が、盾状となって祐美達を守ったのは・・・

祐美
「こ、これは・・・」

伊澄
「みんな、無事?」

伊澄と弥生が、祐美達の元に駆けつけた。

弥生
「間一髪やったな。」

『キサマら、何者だ?』

弥生
「ウチらか?ウチらは・・・」

伊澄
「オマエに名乗る義務などない。その子分共率いてサッサと帰れ。」

泉・波香・祐美・弥生
「い、伊澄・・・さん?」

『ほぅ・・・この私に対してそのような口を聞くとは・・・どうやら、死にたいらしいな・・・よかろう。私が直々につぶしてくれるわ・・・』

ゾッキーは体勢を立て始めた。

伊澄
「弥生、歩美ちゃん達と泉達を連れて離れて。」

弥生
「りょ、了解や・・・」

弥生は歩美達を伊澄から引き離した。

伊澄
「さぁ、かかってきなさい。」

『ナメやがって・・・死ねーっ!!!』

ゾッキーは伊澄に突っ込んで行った。

だが・・・

伊澄
「死ぬのはオマエの方だ・・・九葉七式・・・砲丸・爆破滅却。」

伊澄が放り投げたお札が輪を形作り、その中央の穴から砲弾のような光が発射された。

その光に撃ち抜かれ、ゾッキーは一瞬動きが止まった。

『ガ・・・!?』

伊澄
「南無阿弥陀仏。」

伊澄はそう言いながら、お札を放った。

お札が当たった瞬間、ゾッキーは爆発した。

伊澄
「残りも迅速に片づける・・・拡散・撃破滅却。」

伊澄は子分共もあっという間に片づけた。

伊澄
「さぁ、先に進みなさい。これがこの宝箱の中身よ。」

伊澄は中に入っていた小さなカギを手渡した。

歩美
「これが中身?一体何なのかしら?」





その頃、マリアとたくまは、光根島の奥に来ていた。

マリア
「それにしても・・・ホンマにこの島暑いなー・・・」

そう言いながら、マリアは服で少し扇ぐ。

たくま
「!!」

ドキッ・・・

マリア
「ん?何赤くなってるんたくま。見たいん?」

たくま
「べっ!別に赤くなんかなってねぇよ!!」

マリア
「何や?人の事散々文句言うといて・・・やっぱりウチのこういうの見てドキドキしてるんか?おやぁ?」

たくま
「べ・・・別にマリアのそういうの見たって、ドキドキなんかしねぇよ!!」

マリア
「(カッチーン!!)」

たくま
「だ・・・だいたい、つき合い始めた時にも言ったけど・・・マリアは少し無防備すぎなんだよ!!マリアのそういうの見ても何ともないオレだからいいようなものの・・・他のヤツの前では、もう少し恥じらいとおとなしさを持たねぇと・・・そんな軽い事じゃ・・・何されたって文句は・・・」

マリア
「ええよ。」

たくま
「え?」

マリア
「たくまになら・・・何されても・・・」

たくま
「え・・・あ・・・マ・・・マリア・・・さん?」

マリア
「なーんて冗談言うと、アンタは間に受けるんか?」

たくま
「なっ!!」

ピキッ!!

マリア
「今後注意するわ。たくま以外の男には。(勝った♪)」

マリア、ご機嫌。



そんな事をやっている内に、宝箱がある場所までやって来た。

マリア
「おっ、宝箱や!」

たくま
「早く取ろうぜ。」

そう言った時、宝箱の目の前にある地面から何かが飛び出して来た。

『待テェ!!』

たくま
「わぁ!!」

マリア
「何や、アンタは?」

『私ノ名ハ『ヘヴィー・モール』。コノ光根島ニ放タレタ刺客ダ!!』

マリア
「フーン。それにしても・・・弱そうなメカやなぁ。」

『何ダト・・・!?』

マリア
「こないな弱そうなメカ、相手にするだけ体力のムダや。サッサと宝箱の中身開けよ。ホラ、アンタそこ退いて!」

『オ、オゥ・・・ッテ、ソンナ簡単に通スカァ!!ココヲ通リタイノナラ、私ヲ倒シテイクガイイ!!』

ヘヴィー・モールは叫んだ。

マリア
「ハァー、めんどくさ。ええよ。かかってき。」

『私ヲ努ラセタ事、死ンデ後悔スルガイイ!!』

ヘヴィー・モールはマリアに飛びかかった。

たくま
「マリアァ!!」

たくまは叫んだ。

だが、マリアは平然としている。

マリア
「恨むんやったら、ウチに出会ってしもたアンタの運命を恨みぃや・・・」

そう言うと、マリアは腰に刺していた木刀に手をかけた。

『死ネェーッ!!』

マリア
「スゥゥゥゥ・・・」

タンッ!!

マリア
「東尾流・八文字斬(はちもんじぎ)りぃぃぃっ!!!」

ズバシュッ!!

マリアは一瞬の内に、ヘヴィー・モールを8等分に斬り裂いた。

『バ・・・バカ・・・ナ!!?』

ヘヴィー・モールは大爆発した。

たくま
「マリア!大丈夫・・・か・・・!?」

たくまが駆け寄ると、マリアは地面にへたり込んだ。

マリア
「あ〜、怖かった〜・・・」

たくま
「(オレはマリアの方が怖かった・・・)」

マリアとたくまは、無事宝箱の中身を回収した。












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