ファイル389:ディティクティブマスター達の集結
プルルルルル・・・
闘樹
「もしも〜し!佐賀の闘樹だ!」
躑躅
「ハイハ〜イ、こちら長崎の躑躅ですわ。」
凪
「沖縄の凪だ。」
「福岡の・・・正宗。」
「大分の鉄泉でっせ。な〜んてな、ワッハハハ!」
明日奈
「皆さんもしもし!!熊本ディティクティブジム・ディティクティブマスターの明日奈です!!現在、ディティクティブマスターズホットラインにより全てのディティクティブジムに一斉コールしています!!若輩者のアタシが、このような連絡をする事をお許しください!しかし・・・事態は急を要しています!!緊急レベル8!!よって、探偵協会規約第126条に基づき・・・今、ここに日本全ディティクティブマスターの招集を要請いたします!!」
沖縄市・管制塔
躑躅は、岩石のガーディアンに乗って来た。
明日奈は、エレベーターで管制塔まで進む。
闘樹は、体1つだけで高い崖を登っていた。
ザッ!
闘樹
「あらよっと!」
1人の男は、雷のガーディアンに乗って走って来た。
もう1人の男は、水上バイクに乗って来る。
ハヤテは、咲夜を背負って『疾風の如く』で飛んで来た。
伊澄は、朝風理沙と共に絨毯に乗って来る。
理沙が一緒にいたため、さすがに今回は迷わなかった。
凪
「みんな、来たか・・・」
ザッ!!
金雪鉄泉『大分ディティクティブマスター』
「やーやーみんな、お久しぶりっこマネっこダダッこ。な〜んてな。」
ハヤテ『千葉ディティクティブマスター』
「鉄泉さん、ダジャレを言うクセはいい加減に直してくれませんか・・・?」
咲夜『奈良ディティクティブマスター』
「オマケにおもろないし・・・」
躑躅
「いち、に、さん、し・・・」
カキカキカキ・・・
『ディティクティブマスター出席簿
◇北海道:雪風時音× 大阪:月島弓雁○
◇青森:愛川純○ 京都:瀬藤銀一&瀬藤金美×
◇岩手:氷室遊泳○ 滋賀:佐々木メトロ○
◇秋田:竜牙隼人○ 奈良:愛沢咲夜○
◇山形:灯火睦月○ 和歌山:風魔雷薙○
◇宮城:能代菊菜○ 兵庫:天幕深雪○
◇福島:猿崎鶏美○ 岡山:柳生清兵衛○
◇群馬:山村ミサオ× 山口:宮本フレア○
◇栃木:狗山猪彦○ 広島:大河内雷牙×
◇茨城:水無月狐○ 島根:日向琴美○
◇千葉:綾崎颯○ 鳥取:本堂瑛祐○
◇埼玉:鈴木綾子○ 香川:朧屋陽×
◇神奈川:吉田歩美○ 徳島:如月風月○
◇東京:黒澤陽羽× 高知:常盤暁○
◇新潟:円谷朝美○ 愛媛:水島陽太×
◇富山:朝風理沙○ 福岡:時津正宗○
◇石川:鷺之宮伊澄○ 長崎:金泉躑躅○
◇福井:湯江あずみ× 佐賀:室闘樹○
◇山梨:栗栖野煉× 熊本:不炎明日奈○
◇長野:如月羽鳥× 大分:金雪鉄泉○
◇岐阜:卯月兎○ 宮崎:砥草根風蘭×
◇静岡:宝極真○ 鹿児島:流根三稜×
◇愛知:平尾隆太○ 沖縄:向日木凪○
◇三重:鳳美香○
』
躑躅
「出席率が良くないですこと!全48人中集まったのが35人。13人も欠席ですか・・・緊急レベル8の名の元に集まったというのに、これじゃ・・・どういう事ですの?明日奈さん。」
明日奈
「ハ、ハイ。銀一さんと金美さん、あずみさん、煉さん、揚羽さん、ミサオさん、羽鳥さん、陽太さん、陽さん、雷牙さん、時音さん、風蘭さんの12人には連絡がつきませんでした。三稜さんは何かの調査でアメリカ方面に行かれてるそうで、通信で会議に参加されるそうです。」
ブゥゥゥ・・・ン・・・
流根三稜『鹿児島ディティクティブマスター』
「やぁ皆さん、こんな所から失礼。」
凪
「さぁ、では説明してもらおうか、明日奈。」
明日奈
「はい。まずはこれを見てください!」
パッ!
明日奈
「一昨日、火山活動を停止した阿蘇山です。現場に居合わせたアタシは見ました!!この火山活動停止は人為によるもので・・・これを企てた組織によって日本が蝕まれようとしている!アタシは全ディティクティブマスターの力を結集させ、戦うべきだと考えています!!」
伊澄『石川ディティクティブマスター』
「その組織というのは、ついこの間ファミリア・ファウナのプロトタイプを生み出し暴れ回させた張本人といわれる、赤ずくめの集団ですか?」
明日奈
「いいえ、アタシが戦った集団は、青ずくめの集団でした。赤装束の男には、むしろ助けられました。」
躑躅
「ど、どういう事ですの!?」
明日奈
「青装束の集団は、『母なる海のために活動している』らしく、『ブルー』と名乗っていたんです。一方で赤装束の男は『何が何でも大地を増やさねばならない』と言っていて、『レッド』と名乗っていました。アタシには、ブルーが悪で、レッドがそれを阻む味方のように見えました。」
闘樹
「おいおい、逆じゃねえのかなぁ。海のためにってんなら、良い事じゃないの。サーフィンもいっぱいできらぁ。なぁ、三稜さん。アンタも水のガーディアン使いだ、そう思うだろ?」
三稜
「・・・うむ・・・まぁ。」
バン!!
鉄泉
「何を言っとるか!!大地の方が大事じゃわい!!ワシの町がどれだけ土地不足で苦労しているか・・・」
闘樹
「ムッ!!」
真『静岡ディティクティブマスター』
「鉄泉さん、闘樹さん!低レベルな争いは止めてください!!」
躑躅
「ね、明日奈さん。私、1つ確かめたいのですけど、ブルーという集団の中に、泉美という名前の人がいらっしゃらなかった?」
明日奈
「・・・そういえば・・・はい、確かにいました!」
躑躅
「でしょう?私、彼女とはお勉強仲間ですから以前から伺っておりましたの。泉美さんがお世話になっている団体が『チーム・ブルー』という名である事。これでハッキリしましたわ。泉美さんが悪の仲間であるハズがない。私は青を支持しますわ!」
凪
「・・・しかし、明日奈がウソをついているとも思えないしな・・・」
躑躅
「んまっ!!」
凪
「むしろ私は、明日奈のありのままを見る目を信じたい。」
しばらく論議は続いた。
『赤を支持、青は悪
凪・明日奈・鉄泉・ハヤテ・咲夜・伊澄・理沙・隆太・真・瑛祐・琴美・フレア・雷薙・メトロ・深雪・清兵衛・美香・弓雁』
『青を支持、赤は悪
躑躅・闘樹・三稜・猪彦・菊菜・鶏美・隼人・遊泳・純・朝美・歩美・綾子・兎・狐・風月・暁・睦月』
鉄泉
「ムムム、困ったのう。意見が真っ二つに別れてしまったじゃないか。正宗さん、アンタだけまだ何も言っとらん。他の12人がいない以上、アンタがどっちにつくかでこの場の採決としよう。」
ガタッ・・・
時津正宗『福岡ディティクティブマスター』
「私は、どちらにもつくつもりはない!!・・・失礼する!」
凪
「待つんだ!!この会議は、探偵協会の名の元に開かれた正式な招集、言うなれば協会の意志だ!!その話し合いの席を・・・あなたは放棄するのか!?」
正宗
「別に放棄などしていない。この問題に対しての私の意志は伝えた。『どちらにもつかない。』、これが私の意志だ。」
凪
「そ、それでは答えになってない!我々はディティクティブマスターだ。有事には平和のために力を尽くす、探偵協会が選出した都道府県の代表者だ!あなただってそうだろう!?」
正宗
「探偵協会・・・か。」
ガーッ・・・
躑躅
「何ですの、あの態度は!?」
闘樹
「オレ達と話し合う事自体、意味がないとでも言いたげだな!!」
風月『徳島ディティクティブマスター』
「この前も長くジムを開け、協会から注意を受けたみたいだし・・・」
暁『高知ディティクティブマスター』
「ディティクティブマスター不在時用のバーチャルシステムをつける事も頑なに拒否るような人だからなぁ・・・」
躑躅
「勝手にすればいいんですわ、あんな人!!」
鉄泉
「待ってくだされ、正宗殿ォッ!!」
ダッ!!
鉄泉
「待ってくれ、正宗殿!」
正宗
「!」
鉄泉
「アンタは間違いなく、日本のディティクティブマスター中最強のファイターじゃよ。」
正宗
「ホメすぎですよ、鉄泉さん。」
鉄泉
「イヤ、その実力は皆も心の奥底では認めておる。だからこそこういう危機の時は、アンタのその力を堂々と披露してくれてもいいんじゃないか?」
正宗
「・・・」
鉄泉
「彼らの態度や言葉が過ぎていたのならば、ワシが代表して詫びよう。しかし一方で皆、若い者もいるせいなのかアンタの過去はよう知らん。アンタと協会のわだかまりや、8年前に何があったのかを・・・」
明日奈
「どうする?凪さん。」
凪
「うむ・・・今の状態では戦力不足は必至。」
明日奈
「アタシに考えがあるんだ。この際、一般人でも実力の高い人には戦いに加わってもらえばよいのではって・・・例えば、アタシが阿蘇山で出会った女の子は強いし、信頼もできる!」
凪
「フム・・・」
躑躅
「冗談じゃありませんわ!!足手まといになるだけだってわかりきってますでしょう!!」
凪
「わかった。1度話し合いを終えて、他のディティクティブマスター達を待とう。この場は協会に経過だけ報告しておく。」
凪
「もしもし、ボスですか?」
「私だ。」
凪
「12名をのぞく36名が会議に参加しましたが、今のところ意見はまとまっていません。そして福岡の時津氏は、会議の途中で話し合いを放棄しました。」
「そうか。・・・時津正宗。・・・また、あの男か・・・」
三稜
「凪、ちょっと。」
凪
「あ、少しお待ちください、ボス。どうした、三稜?」
三稜
「明日奈の言う通り、実際に火山停止の影響で日本全体のバランスが崩れつつある。私の市、鹿児島を中心にね。」
凪
「崩れと一口に言うが、どう崩れてるんだ?」
三稜
「当然海水位が上昇する事になるワケなのだが、細かいデータの理解は私でもムリだ。今アメリカに来てるのも、母校のラボで詳細な解析を依頼するためだ。」
凪
「そうか、何かわかったら知らせてくれ。」
三稜
「ああ。」
凪
「聞かれましたか?ボス。」
「ウム、恐れていた事がついに現実になってしまう!超古代ガーディアン目覚めの時は近づいてきているのだ。多くの人間は、それをただの伝説だと思っている。だが、しかし・・・」
凪
「本当に存在するのですか!?伝説の超古代ガーディアン・カイオーガとグラードンが!!」
「ああ、確実にいる!!そして、海水位の上昇という現実を考えれば、2体の内先に目覚めるのは・・・カイオーガだ!!」
バサバサ・・・
「ここには来ていないのか、『シン』のヤツ・・・まぁいい。必ず見つけ出して、私が始末してやる・・・」
「じゃあ行こうか?『J』。」
「そうだな、クラレット。」
スゥゥゥゥ・・・ |