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FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル385:ロープウェイの青い罠!!『後編』


ザババババ!!

明日奈
「む〜!!」

明日奈に迫るサメハダジョー。

七槻はとっさに明日奈をかばった。

ザクッ!!

七槻
「ぐむぁっ!!ぐぼっ、がば・・・」


「ヌファハハハ!!まだ動けましたか。結構長く息続くんですねぇ。もうあなた達が水中に完全に沈んで3・4分は経ったかな?まるで潜水の最長記録に挑戦する水泳選手の心境でしょう?」

明日奈
「・・・っ。」

七槻
「(・・・マズか!!しっかり!しっかり!!)」

明日奈
「む〜む〜。」

七槻
「(悔しいけど、アイツの言う通りったい!戦う以前に何とか息を吸う方法を見つけんと、勝ち目はなか!せめて、こん人だけでも助けんと・・・!!)」


「何だかかわいそうになってきたなぁ。かわいそうだから・・・これで終わりにしてあげなさい。」

グァッ!!

七槻
「(もう1回あの牙を喰らったら終わりったい!!リララ、お願い!!)」

ガキン!

バキャ!!


「ほほぅ、『鉄壁防御』ですか、さすがですね。サメハダジョーの牙が全て折られてしまった。しかし、それで危機を回避した・・・つもりですかぁぁ!?」

ズズァァ!!

七槻
「!!」


「驚きと絶望の淵に叩き落とされたでしょう!?サメハダジョーは、折られても瞬時に生え変わる牙を持っているのです!!あなたがいくらメタルシャムの固い体でサメハダジョーを退けたとしても、何度でも牙は生え変わるのですよ!!」

七槻
「く・・・」

トッ・・・

ニィ・・・


「勝った!」






「フフフ、ゴンドラが動き出して4分。手筈通り進んでいるなら、そろそろ潮さんが小娘・・・江古田の森で我々の顔を見た、あの七槻さんを倒している頃でしょう。山頂担当の私の方も完璧。後は、泉美さんが首尾良く動いてくれれば・・・どうですか?泉美さん。」

泉美
「ええ、順調です滴さん。隕石の回収に成功しました。今からそちらに向かいます。」






「幹部昇進後の初仕事、完了ですね。フフフ・・・」

ジョボボボ・・・


「この音は!?」

大きな音がしたと同時に、七槻が明日奈を抱えて浮かび上がった。

プカッ!

七槻
「プァッ!」

バッ!


「水位が下がっている!?バカな!!」

ジョボボボ・・・

ピシ!

ドパァン!!


「な、なぜだ!?」

七槻
「ハァハァハァ・・・ボクのリララがサメハダジョーのかみつきを受け止めた時、アンタは『ただの防御』って考えたとでしょう。でもボクの目的は別にあったとよ。折れて流れた牙をアンタに気づかれずにつかみ取り、コッソリ窓に穴を開けるっちゅう目的が!!」


「おのれぇ!!ボスマリリ、サメハダジョー!!」

ザババババ!!

七槻
「息さえできれば形勢逆転ったい!!リララ!!『アイアンヘッド』!!!」

ドギャ!!


「ぐわぁぁぁーっ!!」

潮はボスマリリとサメハダジョーもろとも外に飛ばされ、上のゴンドラに激突した。

バン!


「う・・・」

ガク・・・



七槻は明日奈を背中に背負い、ゴンドラから飛び降りた。

タッ!

ザッ。

七槻
「しっかりするったい。」

明日奈
「ゴボッ、ゴホゴホッ。ありがと・・・ハァハァハァ・・・ゴメンね・・・アンタの事話しちゃって・・・でも、ウワサ通りだ。アンタはスゴい女の子だよ。・・・こうしちゃいられない。」

七槻
「な、何するつもりったい!」

明日奈
「頂上まで行くんだよ・・・思い出してみて・・・ヤツが言ってたろ?計画の達成がどうとかって・・・きっと・・・阿蘇山に何かするつもりなんだ!!アタシもディティクティブマスターになったんだ!!アタシの守るアタシの町、アタシの住むこの場所で・・・勝手な事をさせてたまるか!!」

七槻
「ディティクティブ・・・マスター!?」

明日奈
「アタシは不炎明日奈!熊本を守るディティクティブマスターだ!!」

七槻
「あのまま倒れたアイツを乗せたゴンドラが頂上まで行ったら、そこで待ってる仲間が見て、言うやろね?『越水七槻の始末に失敗したぞ!』って!アイツらの狙いはボクったい!だからボクも行く!!と言うても、お互いボロボロやけん、今日は飛んで行くったい!」

明日奈
「飛ぶってどうやって?」

七槻
「もちろんガーディアンで飛ぶとよ。」

明日奈
「アンタ、空飛べるガーディアンがいんの?」

七槻
「ボクのじゃなか。母さんが空飛ぶ時使うとよかって、貸してくれたとよ。普段は放し飼いにしとう!」

明日奈
「どこで?」

七槻
「ここで!ピィィィィッ!!」

七槻が口笛を吹くと、草むらの中から大きな鳥が飛び出してきた。

ザザザザザァッ!!

明日奈
「ガーディアン:RING・トロピノドンか!!」












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