FBIから来た女:4〜清流・青の章(49/111)縦書き表示RDF


オリジナルキャラクター・ファイル36

如月花鳥(きさらぎ あとり)
如月風月の母親で、元黒の組織の一員。
風月と共にナイトに最も近いビショップ(クラス)の実力者で、『マラガ』のコードネームを持っており、最初はジンの命を受けて帝丹小学校に潜入していた。
しかし、第1章の『天空上の恋愛劇(ラブアース)』の後ジン達と共に組織を裏切り、今はペンデュラムアッド壊滅のために日々努力している。
羽鳥という姉がおり、姉は山村警部と恋仲関係にある。
ちなみに花鳥は風月を授かってすぐに夫を病で亡くしたため、女手1つで風月を育ててきた苦労人であり、風月には何不自由なく過ごせるように努力してきたらしく、そのため風月を白皇学院に入れる事にも何の躊躇もしなかったんだとか(しかし当時風月が組織の事で悩んでいた事には気づけなかった)。
ベルモットなどと同じく変装術を得意とする。
かなりの天然ボケ。
ディティクティブマスター達を統率する7天王の1人でもある(最近就任したらしい)。
橘ワタルのメイドであるサキとは親しく、彼女に頼んで特注のメイド服を作ってもらい家ではそれを着ている(メイド服にしたのは花鳥の趣味)。
花鳥には『ハヤテのごとく!』のマリアのように、呼べば瞬時にやって来る彼女直属の部下達がいる。
常盤暁の事は男の子として認めており、彼なら風月の事を任せられると思い込んでいるせいか、任務で海外に行っている時は風月の世話を暁に任せている(要するに、ある意味放任主義)。
FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル382:花鳥風月殺人事件『6』


喫茶店のトイレから、突然何者かに連れ去られてしまった風月。

コナン達はあわてていたが、唯一あわてていないのが真希であった。

なぜなら、彼女はもう応援を頼んでいたのだから・・・





謎の人物は風月を抱え、森の中を疾走していた。

風月はトイレで薬を嗅がされ眠らされたらしく、グッタリと気を失っている。

「風月をどこに連れていく気?犯人さん。」

「!」

謎の人物が前を見ると、そこには花鳥が立っていた。

謎の人物は無言のまま、風月を近くの木に寄りかからせた。

そして、花鳥をにらみつける。

花鳥
「そうでしょう?長野県警刑事・・・柊木和雪さん?」

謎の人物は、覆面を取り去った。

その下には、穏やかなあの刑事の面影はなかった。

和雪
「いつわかったんです?私がこの連続殺人の犯人だと・・・」

花鳥
「真相に気づいたのは、山村警部が言っていた事をコナン君に聞かされた時よ。『咎島紫鳥』という名前をね。そう・・・1年前に殉職した刑事・・・警察では事故死だと処理していたけど、実際にはちがっていた・・・あなたが咎島さんを手にかけたのよ・・・猟銃を使ってね!」

和雪
「その通り。私ともみ合いになった挙げ句猟銃が暴発し、咎島さんは谷底に落ちたんだよ・・・そのままいけば事故死で片づけられたのに、あの場にいたんだよねぇ・・・その事故を見ちまってた人達が・・・」

花鳥
「私と風月、香月さんと梅花さん、そして風雅さんの事ね・・・」

和雪
「そうさ。その内のあの3人が、警視庁に真犯人の事を告白しに行くなんてぬかしやがるから、口封じさせてもらったのよ・・・ちょうど連中の名前が咎島さんと私を含めて『花鳥風月雪月花』となる事に気づいたから、それになぞらえてね・・・」

花鳥
「じゃあ羽鳥姉さんを襲ったのは、私と後ろ姿が似ていたからまちがえたってワケ?」

和雪
「そうさ。まさか後ろ姿が似ていたとは思わなかったからねぇ・・・咎島紫鳥が『鳥』、霧沢香月が『月』、鷲尾梅花が『花』、菅原風雅が『風』・・・アンタと風月ちゃんが『花』と『月』、そして私が『雪』・・・そう・・・真相に気づいたアンタと風月ちゃんは私と共に果てるのだよ・・・この烏達に殺られてなぁ!!」

和雪が笛を吹くと、何十羽という数の烏が周りを取り囲んだ。

花鳥
「あなた、自分も死ぬつもりなワケ?」

和雪
「ああ・・・真相に気づいたアンタと風月ちゃんが私ともみ合いになり、この猟銃が暴発して死んだという筋書きにしてね・・・さて、おしゃべりはここまでだ・・・」

そう言うと、和雪は猟銃を花鳥に向けた。

花鳥
「クッ・・・」

その時、木の影から声が聞こえた。

「イルミリオ!!」

ボシュ!!

和雪
「な!?」

和雪の猟銃が、跡形もなく消え失せる。

花鳥が驚いていると、木の影から2人の少女が現れた。

ザッザッ・・・

和雪
「お、おのれ・・・かくなる上は烏達で・・・」

「シイン・ファミリア・ジガディウス・ヴァレフェゾーラ!!!」

突然無数の光のムチが、烏達を食い尽くした。

和雪
「な・・・な・・・」

和雪が呆気にとられている間に、花鳥は和雪との間合いを一気に詰め、和雪に回し蹴りを喰らわせた。

ドガッ!!

和雪はそのまま気絶した。



こうして風月と花鳥は無事に保護され、柊木和雪は殺人の罪で長野県警に連行されて行った。



ミサオ
「じゃあコナン君!君達も後で事情聴取に来てもらうよ!」

コナン
「うん・・・」

ミサオ
「アンタもだ!ちゃんと警察に来るんですよ!?」

羽鳥
「え、ええ・・・」

ミサオ
「じゃあ・・・」

羽鳥
「あ、わ、私・・・」

ミサオ
「ん?」

羽鳥
「私、この事件の犯人に早めから気づいてて・・・そ、それで私、犯人捕まえるために香月さんと・・・ゴメン・・・こんな事言ったら主人に悪いわね・・・彼が私の事を愛してくれていたのは確かだし・・・」

ミサオ
「バーカ!今言っただろ?警察に来いって・・・しがらみが抜けて、気が落ち着いたら戻って来な!先輩方もボクも待ってるよ・・・オマエの入れてくれる、最高のコーヒーがまた飲めるのをな・・・」

羽鳥
「うん・・・」


「あら?何だかあの2人・・・」

ユリ
「良い感じね!」

コナン
「じゃあ、事情聴取が終わったら聞かせてもらうよ?」


「どうしてあなたがここにいるのかをね・・・ファミリア・ファウナ・・・」

ファミリア
「ええ、もちろんよ・・・」












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