ファイル381:花鳥風月殺人事件『5』
コナン達の目の前に、如月羽鳥が倒れていた。
風月
「羽鳥おばさま!!」
風月が羽鳥に駆け寄る。
コナン
「これも連続殺人の1つって事になるのか?」
哀
「ええ・・・だけどそれは当然・・・羽鳥さんが絶命していたらの場合だけどね・・・」
哀の言葉と同時に、羽鳥が起き上がった。
羽鳥
「イタタタタ・・・」
風月
「しっかりして、羽鳥おばさま!」
ユリ
「何があったんですか?」
羽鳥
「森の中を歩いて帰っていたら、電話でここに呼び出されて・・・来てみたけど誰もいないんで途方に暮れていたら、突然後ろから誰かに薬を嗅がされて・・・」
刃
「今まで眠ってたってワケですね?」
羽鳥
「ええ・・・」
暁
「それにしても危なかったな・・・もしここで羽鳥さんが殺されていたら、花鳥風月の殺人がまんまと完成しちまうところだったよ・・・」
マリア
「そやね・・・羽鳥さんの名前には『鳥』の字が含まれているし、間一髪やったな・・・」
たくま
「気になるのは、なんで犯人が羽鳥さんにトドメを刺さずに立ち去ったか、だな・・・」
元太
「いざ殺そうって時になって、急に怖くなったんじゃないのか?」
歩美
「あるいは、誰かと間違えた事に気づいて逃げ出したとか・・・」
光彦
「どちらも考えられますね・・・」
コナン・哀
「・・・」
ミサオ
「とにかく、これで事件は一段落しました・・・如月羽鳥さんには我々の元で休んでもらいます。また狙われたらいけませんからね・・・皆さんには、鋼町の喫茶店に集まっていてもらいます。くれぐれも勝手な行動はとらないように!」
そう言うと、山村警部は羽鳥を連れて歩いて行った。
哀
「これで本当に終わったのかしら?」
コナン
「さぁな・・・」
そんなコ哀の疑問を、1人の少女が打破する。
真希
「イヤ・・・この事件、まだ終わってはいないわよ・・・」
真希はそうつぶやき、歩いて行った。
コナン・哀
「真希・・・ちゃん?」
コナン
「霧沢香月さんが月で、鷲尾梅花さんが花・・・」
哀
「菅原風雅さんが風で、さっき殺されかけた如月羽鳥さんが鳥・・・」
刃
「本当にこれで終わったのかしら・・・?」
ユリ
「真希ちゃんは、『まだこの事件は終わってない』って言ってるけど・・・」
暁
「サッパリわからんなぁ・・・」
その時、風月が声を上げた。
風月
「みんな・・・私、ちょっとトイレ行きたくなっちゃった・・・」
風月は手をモジモジさせながら言う。
暁
「なら、サッサと行って来いよ・・・」
風月
「う、うん・・・」
風月はトイレへと走って行った。
風月はトイレに駆け込み、カギを掛けた。
風月
「フゥ・・・」
風月は電気を点ける。
パチ!
風月
「え!?」
風月の目の前には、覆面をかぶった人物がいた。
風月
「あ・・・あ・・・」
風月
「キャ〜ッ!!」
風月は悲鳴を上げた。
コナン・哀・刃・ユリ・元太・歩美・光彦・マリア・たくま・暁・真希
「!!?」
悲鳴を聞きつけたコナン達は走り出す。
トイレのドアを開けて駆け込むと、風月の靴だけが落ちていた。
暁
「ふ、風月ぃーっ!!」
暁は叫び声を上げた。
刃
「どうして、風月ちゃんが・・・?」
ユリ
「待って!もしかして、この事件の犯人って・・・」
コナン・哀
「!!」
哀
「なるほどね・・・そういう事だったの・・・」
コナン
「どうやらこの事件・・・まだ終わっちゃいねぇみたいだな・・・」
コナンと哀は、不敵な笑みを浮かべた。 |